トランプ大統領、在韓米軍削減の検討指示 米紙報道
朝鮮戦争の「平和協定」締結にらむ
トランプ政権 朝鮮半島 北米
日本経済新聞社 2018/5/4 14:42
【ワシントン=永沢毅】トランプ米大統領が在韓米軍の規模削減を検討するよう国防総省に指示していることが3日、分かった。米紙ニューヨーク・タイムズが報じた。朝鮮戦争の「平和協定」が締結されれば、約2万8000人が駐留している米軍の扱いが議論になるのは確実だ。6月初旬までに想定される米朝首脳会談で議論が進む可能性がある。
トランプ氏は負担軽減の一環で、在韓米軍の見直しを大統領選中から訴えてきた(2015年12月)=AP
「米国第一」を掲げるトランプ氏は米国の負担軽減の一環で、在韓米軍の見直しを大統領選中から訴えてきた。同紙によると、2018年末に期限切れを迎える在韓米軍の駐留経費の協定を巡り、トランプ氏は兵士の維持費用の負担について韓国側に対し、現在の半額から実質的に全額に引き上げるよう求めているという。
トランプ政権は、在韓米軍の撤収を求めてきた北朝鮮との非核化交渉における取引材料とする意図は持っていないという。ただ、トランプ氏が北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長との会談で、規模削減を持ち出すとの指摘もある。
(私見)
先日のこのブログで在韓米軍撤退の可能性について書きましたが、すでに今年中の削減が決まりそうです。いくつかの報道を見ると北朝鮮の核兵器廃絶のタイミングが2020年頃の話になりそうですので、それに先立って2019年までには在韓米軍の撤退が完了しているかもしれません。2019年の段階で在韓米軍撤退とその時までは北朝鮮は確実に核兵器を保有しているわけです。少し気が早いですが2019年朝鮮半島危機の可能性が高いのではないかと推測します。日本の国会は野党の審議拒否で空転しておりますが、、、この時期は日本にとって重要な時期ではないでしょうか?心配ですね