激変する未来に向けて、銀色狼の備忘録

遠くない未来、地球も世界も激変すると直感している。愚人は何を考えどう行動していくのか、趣味と生活を含め、その備忘録とする

放射性セシウムの影響は心電図で分かる!

2011-09-14 21:10:27 | 原子力災害
私が、学生の頃には内部被曝についてとか、放射性セシウムによる心臓病の増加について知る事はありませんでした。最近では、クリストファー・バズビー氏が積極的に語っているようです。

放射能と言えば、癌とか白血病や遺伝障害のイメージが強かったのですが、早期の放射能の内部被曝では放射性セシウムによる心臓病が多いようです。今後は若年者の心筋梗塞や急性心不全での死亡者増えるような可能性があるのだろうと考えます。



欧州放射線リスク委員会のクリストファー・バズビーです。福島とチェルノブイリについてお話いたします。

1.放射線リスクモデルを定義するときは、いつも癌や白血病の発生率が語られます。つまり、現在の放射線リスクモデルは、
福島でもチェルノブイリでも、どのくらいの癌や白血病が発生するのかを考察するのです。
しかし、私たちは、チェルノブイリで放射線があらゆる種類の病気の原因になっているのを知っており、
その中のひとつが"心臓病"です。

2.心臓病が子供に与える影響について

私の同僚ユーリー・バンダジェフスキー、彼は"ベラルーシにおけるチェルノブイリのセシウム137の
子供への影響の研究"で有名ですが、90年代後半に、ひとりの体重当りでわずか20-30べクレル/kgの放射線セシウム137で
汚染された子供たちの心臓に、不整脈が起っていることを発見しました。
そして心臓発作を起こし亡くなっているのです。これは非常に深刻な問題です!
問題なのは、癌や白血病だけでなく、心臓の病気です。通常より高い確率で発病しています。
普通は、年を取った大人しかならない病気になるのです。つまり、低線量被曝でどの様な病気を引き起こすのかなのです。

私はこの事について研究を始めました。
2-5歳の子供の心臓の大きさは、キューイくらいです。10歳の心臓の大きさは、トマトくらいです。
心臓の細胞が何個あるかわかっています。
心臓は、220gの重さで、約85gの筋肉組織があります。子供の心臓には、30億個の筋細胞が存在します。
どの様に検証するのかと言いますと、50ベクレルのセシウム137をこの心臓組織に入れます。
するとこのセシウム137により、1%の細胞が死滅しました。わずか1%ですが、心臓の筋肉としては25%が
失われるのです!これは大変深刻なことです。なぜなら心臓とその筋肉は、生涯に渡り、常に鼓動をするからです。
毎日7000回の鼓動があります。我々は70年生きるのです。この鼓動は一生続くのです。

もちろん、この壊死した細胞は普通は置き換わりますが、1年の内たった1%が置き換わるのです。特に一定数の細胞が損傷を受けると、
短時間では置き変われません。セシウム137が、年間50ベクレル/kgでは、セシウムは筋肉を侵すことを実証していますし、ヨウ素は甲状腺に、
ストロンチウムは骨や筋肉やDNAを攻撃します。セシウム137は、筋肉を犯します。
ですから、心臓の筋肉の影響を注視すべきです!

これが子供の心臓だとすると、原発事故から1年後には、セシウムはとても少量ですが、
およそ25%の細胞が破壊されるでしょう。ですから、私たちは、このような影響を予想しているのです。

同様の放射線の影響は、バンダジェフスキー氏により以前予想されていました。
そしてこの事は、福島原発事故の影響を受けた地域でも起り、その子供たちは、実際に心臓病に苦しむだろうと思います。
ですから、2つの重要な事が言えます。これは、大変重要なことです。
これは大変、重要なことです。

まず、最初に、福島原発の放射線の影響を受けている地域の子供たちは、E.C.G. つまり、心電図の検査の必要がある、ということです。

すべての病院が、この心電図の計測機器を持っています。
この検査を行えば、心電図にその伝動の問題が表れるでしょう。

これは、バンダジェフスキー氏が偶然、発見した方法です。


放射能の内部被曝については分かっていない事、あるいは発表されていない事、そして、隠されている事など沢山ありそうです。私達はそれらを現実に目の当たりにする事になるのでしょう。

そして、高価なWBC(ホールボディカウンター)などを使わなくとも、どこの病院にでもある心電図(ECG)検査(安価)をして不整脈を見つければ、、、特に小児の場合に不整脈が見つかれば放射性セシウムによる心筋障害が強く疑われるのです。

直ぐにも、放射性セシウム被曝の疑いのある小児には大規模に出来る心電図検査をすべきではないでしょうか?


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十津川村と新十津川町、、その歴史、、過去に起きた事は未来にも起こる

2011-09-14 18:35:50 | トンデモ科学理論

新十津川町(北海道)の歴史




1889年 奈良県吉野郡十津川村水害遭難、壊滅。


1890年 600戸2489人がトック原野(徳富川流域)に移住。<新十津川開村>



文字で起こすとこんな感じですが、なんだか良く分かりません、そこで図で説明したものを見つけたので、ここに載せておきます。この絵は良く出来ており、科学論文や権威ある歴史書などよりも優れているのではないかと個人的には思っております。


地球変動を受け入れる愚人の備忘録-sintotukawa

新十津川町のホームページ
より拝借した図です。ここに掲載するのが問題あればご連絡下さい。


地球変動を受け入れる愚人の備忘録-1
地球変動を受け入れる愚人の備忘録-2



地球変動を受け入れる愚人の備忘録-3
地球変動を受け入れる愚人の備忘録-4



地球変動を受け入れる愚人の備忘録-5
地球変動を受け入れる愚人の備忘録-6


新十津川の歴史


 明治22年(1889年)8月。奈良県吉野郡十津川を集中豪雨が襲いました。この地にあった集落は豪雨により大崩壊をもたらし、死者が168人に上りました。生活の場所を失った生存者を含む600戸2489人は、新天地北海道へ移住することになりました。

 永山武四郎北海道長官の助けもあり、被災2ヶ月後に神戸港から小樽港へ3部隊に分かれて船で移動、小樽からは幌内鉄道で市来知(三笠)、滝川屯田兵まで移動し、11月以降そこでひと冬を過ごしました。屯田兵に2000人以上も入れたのか・・・。なんと兵舎1戸あたり4家族が同居したといわれています。

 1890年6月、彼らが入地したのはトック原野。徳富川流域です。ふるさと十津川をもとに「新十津川」という村落を形成しました。これをもって、 1890年に新十津川が開村となりました。

また、「新十津川物語」というテレビ番組が過去にNHKテレビの土曜ドラマで1991年10月5日・12日に放映されています。主演は明治編で斉藤由紀が出ていました。機会があれば、私も地元が近いので、見てみたいものです。


地球変動を受け入れる愚人の備忘録-saitouyuki


さて、今回の 台風12号の被害は十津川村では甚大な被害になりましたが、その初期には避難勧告は出ていなかったようです。


台風12号:十津川村と田辺市 避難勧告発令せず

毎日新聞 2011年9月4日 21時51分(最終更新 9月4日 22時00分)




 奈良県十津川村と和歌山県田辺市は、いずれも台風12号による災害が発生した3日の時点で、死者・行方不明者が出た地域に避難指示や勧告を発令していなかった。



地球変動を受け入れる愚人の備忘録-7
地球変動を受け入れる愚人の備忘録-8



今回の台風12号によって、奈良県十津川村は、甚大な被害がありました。しかし、十津川村は「事前に目立った被害が出ていなかった」と判断し、避難勧告を事前に出さなかったようです。さて、気象庁の基準と照らし合わせてみると、必ずしもその判断は間違いではないようです。しかし、科学的合理性とか、理論などよりも、地形や和歌山県や奈良県全体の総降雨量を考えると、、、、避難勧告があれば良かったのではないかと私は思います。



過去に起きた事は未来にも起こる。科学は万能ではない、時に科学は近視眼的になりすぎて、科学的判断そのものを過信しすぎて甚大な被害をもたらす事がある。。。と私は思っております。



被災された方々には、この場を借りて、謹んでお悔やみ申し上げます。40年前には起きなかった今回の被害ですが、120年前には今回以上の被害があったわけです。過去に起きた事は未来にも起きる。今被害にあった人達は120年後の未来に向けて警告を発して欲しいと私は考えます。



科学を過信する事なかれ、過去に起きた事は未来にも起きる、人は経験から学ぶだけでなく、歴史からも学びたいものだ。。。そう素直に考えさせられる台風12号による十津川村の豪雨災害でした。



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少女は語らない・・・(武田邦彦)

2011-09-06 19:58:11 | 原子力災害

少女は語らない・・・


少女は語らない。その澄んだ目でお母さんの一挙手一投足を見つめている。
からわらでつぶらな瞳の少年が通り過ぎる電車に夢中になる。

おじさんは怒鳴る! 何で汚染された野菜を出していけないのか! 
こんなに苦労して作ったんだ! 我々の生活はどうでもよいのか!

少女は語らない。
ただ黙々と出された給食を食べる。
たとえ汚染された野菜でも、彼女は大人を信じて放射性物質を体の中に入れる。

怒鳴ったおじさんは、知事と教育委員会に助けられ、汚染野菜を出荷し、給食の食材として販売し、生計を立てた。
政府と東電は知らぬ顔をし、マスコミはびびった。

語らなかった少女はやがて病の床につく。誰が語らなかった少女を助けることができたのだろうか?

(平成23年9月5日)

武田邦彦




「結婚して子供産みたい」 東電幹部に質問する高1の渡辺さん


地球変動を受け入れる愚人の備忘録-shou15


 福島県飯舘村で開かれた住民説明会で、東京電力幹部に質問する高校1年の渡辺菜央さん=30日夜


2011/5/01 11:22



小さな子供達は、自分の意見を言うことが許されておりません。大人達のエゴに振り回されているわけです。武田邦彦先生の苦悩が分かります。子ども達の犠牲の上に成り立つ未来など、、、あるのだろうか?と、私は疑問に思います。

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機能不全、東京の独大使館…原発事故後空席10(メモ)

2011-09-05 20:28:23 | 原子力災害

福島第一原子力発電所事故に対するドイツ大使館の動向のニュースがありました。メモ代わりに載せておきます。



機能不全、東京の独大使館…原発事故後空席10(2011年9月5日07時50分 読売新聞)


【ベルリン=三好範英】在東京のドイツ大使館(東京都港区)で約10のポストが空席となっており、業務にも支障を来していることが4日分かった。


 独外務省職員が福島第一原子力発電所事故による放射能汚染を懸念する余りに、日本への赴任を希望しないためだ。


 関係者の話を総合すると、大使館全職員の4分の1に当たる約10のポストが現在空席になっている。その中には経済部長(公使参事官)、政務班長(参事官)、経済班長、文化班長などの重要ポストが含まれるという。


 空席が生じ始めたのは福島第一原発事故後。ドイツ大使館は3月18日~4月29日、原発事故の深刻化に備え大阪に退避したが、その際、本国に帰国した職員の中でそのまま本省勤務を希望した者がいたという。また、毎年夏に行われる定期異動をいったん受諾しながら、原発事故後、赴任を拒否した職員もいた。関係者は、空席が埋まるのは来夏の定期異動まで待たねばならないとみており、「大使館が全面的に機能しているとは言えない」という。



まぁ、放射能汚染を懸念する職員を日本に留めようとするなら、人権侵害になりますからね。ドイツ大使館が日本から撤退するのは、人道的見地からも当然だと思います。



ドイツ政府は、まず自国の国民の命と健康を第一に考えるべきだと思います。ドイツ政府には日本からの撤退など、、、国として正しい判断をしてもらいたいと思います。一応、私のメモ代わりのブログなんでこのニュースをここに載せておきます。



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SF:某国政府の決断の深層「国民の命と健康より利権を優先した」

2011-09-05 19:20:00 | 原子力災害

久しぶりに完全オリジナルSF小説を書く事にしました。まぁ、映画化のオファーは無いと思いますけど。




20XX年3月XX日以降、大地震後、汚染物発電所が爆発した某国があった。そして、その時何が決められたのだろう?




地球変動を受け入れる愚人の備忘録-k1



某国の棺首相は汚染物発電事故が起きてしばらく雲が暮れてしていた、少なくとも国民の目にはそう見えた。


この時、議事録を取らない連日の汚染物発電事故対策会議があった。しかし、その内実は公表されなかった。


この会議には、政治家や官僚や汚染物発電村の専門家や利権者が集まったのだ。



注:汚染物発電とは空気と水と土壌を恒常的に汚染する物質を使った発電方法で、事故や爆発が起きるとその汚染物の強い毒性が周囲数百キロに広がり数万年の期間汚染し続けてしまうと言う発電方法で、発電による新たな汚染物も生成する。科学ではその汚染を収束させる方法が無い



棺首相はパニックになり、「某国の東3分の1は滅亡だ」と言って会議の冒頭に泣き始めた。


官僚を含めた会議の出席者全員がお葬式ムードになり、どうしようかと右往左往し、揉めに揉めた。



会議の焦点は2点に絞られた。つまり、そのどちらかを選択する事になるわけだ。



1、某国の東3分の1を閉鎖し、そこの住民を安全な場所に避難させる。




2、汚染物を某国全部に拡散し、そして某国国民の国外脱出を妨げ、汚染地帯の住民の脱出を困難にさせる。



会議の結果、某国の決断は、2、となった。その決定に不満を持った官房参与大佐渡教授は辞任する事にした。


大佐渡教授はこの決定に泣いて辞任する事で某国国民に知って欲しかったわけだ。



2、を選択する事になり、マスコミ対策「直ちにない」作戦が施行された。そして、汚染物発電利権者達を保護し、今後も汚染物発電が行いやすいように法律改正もなされ、汚染物発電会社を守る事になった。汚染地帯の住民の保護は考慮されなかった。そして、この後発生した大量の汚染物による健康被害を持った子供達は「エダー・チルドレン」と諸外国では呼ばれるようになった。



地球変動を受け入れる愚人の備忘録-k3



汚染地帯住民の洗脳のために騙下教授が送り込まれた。「汚染物は体にいい!ニコニコしてれば大丈夫!」このような稚拙な欺瞞とプロパガンダによって汚染地帯住民は洗脳されてしまった。



某国内では2、の方針に従って、積極的に汚染食物と、汚染瓦礫焼却が某国全国で行われる事になって行った。それらは汚染物発電利権だけでなく、多くの利権を生み出す「どじょう」とも成った



地球変動を受け入れる愚人の備忘録-k5
地球変動を受け入れる愚人の備忘録-k4



棺首相辞任後に誕生した内閣は某国民から熱狂的に支持され、そして新たな利権を守る「どじょう内閣」と呼ばれる様になった訳だ。ここからが、某国全体の汚染が始まり、数万年にも及ぶ某国国民のさらなる悲劇の始まりであった。




いやぁ、SF小説の才能なんて無いんですが、ちょっと書いてみました。完全オリジナルSF小説なので、参考にした事例などはまったく存在しません。また、挿入された図も本SF小説とはまったく関連の無いものです。誤解無きようにお願い致します。



続編は5年後くらいになるでしょうか。最後まで書き起こせれば良いと思うのですが、どうでしょうかね。



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