新・地震学セミナーの石田昭先生が2月11日に警告していた苫小牧CCS実験の影響を強く疑う地震が発生しました。とりあえず、石田先生が2月11日に警告していた内容を地震学セミナーから、勝手ながら引用させていただきます。http://www.ailab7.com/Cgi-bin/sunbbs/index.html
[3014]苫小牧でのCO2圧入が再度停止中ですから警戒してください |
Date: 2019-02-11 (Mon) |
苫小牧CCSでの萌別層へのCO2圧入量が昨日はゼロになっています。12月27日に再開されてから毎日200トン以上の注入がありましたが、2月9日には激減し、10日はゼロになりました。(公開情報より)
2月10日の圧入量がゼロ(一時停止?)
9月に発生した胆振東部地震では[2892]で報告したように、萌別層(浅い場所1.2km)と、滝ノ上層(深い場所2.8km)の2層への圧入停止後5日目に発振しています。
今回の停止は萌別層(浅い場所)への圧入停止(一時停止?)だけで、滝ノ上層(深い場所)への圧入は実施されていませんから、影響は少ないのかもしれませんが、5日後の2月15日ごろまでは特別に注意をしておいたほうがいいかと思います。
念のために電磁気的な異変(方位磁石の異常、磁気異常、発光現象など)を各自が観察し自衛手段をとった方がいいと思います。
なお、本日書き込みの「大陸はなぜあるの?」の中で、「誘発地震の可能性」への質問に対し、地震学の権威者と目される金森先生は「(CO2の)注入だけで地震が起こるわけではありません。構造的な歪の蓄積があったはずです」と返信されたことが報告されています。(「災害先進列島 その6」参照)
南海トラフの海底3~4km付近で、地盤は空隙だらけの脆い地盤であることが実証されましたが、地殻が厚い陸地付近でも、貯留層というのは空隙(地下水等の流体が充満)があるわけですから、「構造的な歪の蓄積があるはず」というのは力学的に言ってありえないことだと思います。
地球物理学を専攻する方々は「地球は固体」しかも「固形の岩石」という固定観念をお持ちなのではないでしょうか。
地震は歪の解放が原因で起きるという「ありもしない」原因説を捨てていただきたいと思っています。
北海道の方々にはお気の毒ですが、「正しい地震の知識」を勉強し、自分の頭で対策を立てていただくことをお願いしたいと思います。
追記:(2月12日)
2月11日もCO2の圧入は停止しています。
本日(2月12日)の「お知らせ」につぎのようにありました。
● 2月8日(金)原料ガス受入設備と自家発電機の点検整備のため、一時的に圧入を停止しました。
引用終了
実際の話、地中深くに大量の炭酸ガスでも水でも注入すれば「デンバー地震」でも「シェールガス採掘による地震」でも発生しているわけです。苫小牧CCSも同様の原理でしょうね。