激変する未来に向けて、銀色狼の備忘録

遠くない未来、地球も世界も激変すると直感している。愚人は何を考えどう行動していくのか、趣味と生活を含め、その備忘録とする

EUは失敗した

2017-01-23 17:34:08 | 世界情勢

ルペン氏:EUは死んだが、まだそれを理解していない
SPUTNIK 2017年01月22日 17:32

フランスの政党「国民戦線」のルペン党首は「Bild am Sonntag(ビルド日曜版)」のインタビューで、欧州連合(EU)はもはや生命力のある組織ではなく、EUがフランスに重みのある特恵を与えければ、フランスはできるだけ早くEUから離脱するべきだと述べた。

ルペン氏はEUを「失敗した実験」と呼び、終止符を打たなければならないと指摘した。またEUにとっての最後の救いの策として、加盟国の自主性を高め、EUが加盟国に提供するべき特恵を挙げた。

ルペン氏は、「EUは死んでいるが、まだそれは知られていない。EUはあらゆる面で失敗した。それは経済的にも(成長は非常に遅い)、社会的にも(貧困は増加し、失業率はあまりにも高い)、安全性においても(EUはその国境を保護できる状態にはなく、イスラムのテロリズムから我々を守ることができない)だ」と述べた。

またルペン氏は、フランスにとっての特恵は、大統領選挙でルペン氏が勝利した場合の同氏の要件になると指摘した。ルペン氏はこれについて、国境や通貨、経済や法の4つの項目の自主性・独自性を挙げている。

先にマリーヌ・ルペン氏は、露紙イズヴェスチヤのインタビューで、選挙で勝利した場合、クリミアをロシア領として認める意向であることを明らかにした。

 

(私見)

ルペン氏はグローバリズムを目標にした社会的実験であるEUの形成は失敗であると指摘しています。以下の3点に集約されるでしょう。

EUは死んでいるが、まだそれは知られていない。

EUはあらゆる面で失敗した。

1.それは経済的にも(成長は非常に遅い)、
2.社会的にも(貧困は増加し、失業率はあまりにも高い)、
3.安全性においても(EUはその国境を保護できる状態にはなく、イスラムのテロリズムから我々を守ることができない)だ

今年5月のフランス大統領選ではルペン氏ではなく、共和党のジュペ元首相が最有力候補と見られていますが、現時点でルペン氏の言っていることは正論であろうと思うわけです。グローバリゼーションは労働力の最も安いところに工場が移転するか、最も安い労働力を呼び込むかで商品が製造されるわけです。単純に労働力のダンピングです。多国籍企業は儲かるかもしれませんが、労働者は安く買いたたかれているわけです。しかも多国籍企業はタックスヘイブンなどで税金も払おうとはしないわけです。これは世界にはびこる寄生虫でしょう。このような状況を野放しにすれば国家や国民は死んでしまうわけです。

EUは既に死んでいる、、、私もそう思います。

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一票の格差を是正すると、都市は人口増で発展し、地方は人口減で衰退する

2017-01-22 18:33:42 | 政治関連

まぁ、これは私の持論なのですが、国政選挙などが終わると必ず「一票の格差訴訟」が起きます。それは有権者の価値が同じだから、国会議員の価値も同様の裏付が必要だという事だろうと思います。権利の平等主義という事でしょう。

結果、大都市では沢山の国会議員を輩出することになり、地方は少数の議員しかいなくなってしまいます。これでは国家予算を大都市に引っ張られてしまうことになります。国会議員だって地元優先の予算を付けたくなるでしょう。しかも地方は税収も少なく、国家予算を分けてもらわないとインフラ整備もままならないわけです。

日本国土全体の発展を考えると「地方面積+人口」を基準として国会議員数を決めればよいと思うわけです。そうすれば国土の有効利用もできて、発展するのではないでしょうか。国会議員数など、どっかの宗教の神様が決めたわけではないので、政治的な理由、例えば日本国全体が発展するためにとかで「面積+人口」で国会議員数を決めると選挙法で定めればよいわけです。

「面積+人口」で国会議員数を決めるのは、、、どうですかね?

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反トランプデモの参加者には毎月28万4千円の手当が出ている

2017-01-19 05:39:23 | 米国

NOトランプ! 抗議の参加手当て額をマスコミがすっぱ抜き
SPUTNIK 2017年01月18日 18:11

トランプ次期米大統領に反対する抗議行動への参加者には毎月2500ドル(およそ28万4千円)の手当てが支給されている。ワシントン・タイムズ紙がこの情報をすっぱ抜いた。

トランプ氏に反対する抗議キャンペーン「抗議要求(Demand Protest)」は参加者に対して月額2500ドルを提供。このほかイベントに参加する度に時給50ドルが追加支給される。 こうした支給を受けるには年間最低でも6回は抗議行動に足を運ばねばならない。 トランプ氏の大統領就任式は1月20日、ワシントンで行なわれる。 先に伝えられたところでは、1月20日ワシントンには、米国の次期大統領ドナルド・トランプ氏の宣誓式を失敗させるために、何千人もの人々が集まる見込みだ。

 

(私見)

こういうデモの参加者に手当が支給されているのは米国も同じなんですね。なんと言うかあきれてしまいます。ISIS/ISILもトランプ氏の暗殺を企てているというニュースもありましたし、1月20日の大統領就任式で何が起きるのか?注目ですね。しかし、選挙で選ばれた大統領を認めないとは、、、民主主義の否定ではないでしょうか。

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行き過ぎたグローバリゼーションの見直し、英国のEU離脱について

2017-01-18 12:27:50 | 世界情勢

英、「EU単一市場から離脱」…移民規制を優先
読売オンライン 2017年01月18日 01時10分

 【ロンドン=上地洋実、ブリュッセル=横堀裕也】メイ英首相は17日昼(日本時間17日夜)、英国が欧州連合(EU)から離脱する基本方針を示す演説を行った。

 「はっきりさせたい。私の提案は(EU)単一市場のメンバーでいることを意味しない」と述べ、移民規制を優先し、英国がEU加盟国と無関税で貿易できるEU単一市場から完全に離脱する考えを表明した。

 演説は、ロンドンの英外務省公館「ランカスター・ハウス」で、各国大使らを招いて行われ、12項目からなる目標を打ち出した。メイ氏は「EUへの部分的な残留を求めない。新しく対等なパートナーシップを追求する」と完全な離脱方針を明言した。

 演説を受け、トゥスク欧州理事会常任議長(EU大統領)は「(いいとこ取りを目指す)超現実主義的だった時に比べれば、英国はようやく現実路線に近付いた」とツイートした。

 

(私見)

英国のメイ首相はEU離脱に演説したようです。主な内容は「移民規制」「貿易関税の導入」の二点です。「移民規制」の方は英国国民を守るもので「貿易関税の導入」は英国の産業の保護です。英国は欧州とは陸続きではないので比較的容易に実行可能ではないかと思います。これは米国次期大統領のトランプ氏が掲げている政策に近いもので英国・米国が行き過ぎたグローバリズムからの脱却を目指しているのだと思います。まぁ、グローバリゼーションのせいで治安が悪くなり、自国の産業が壊れてしまいましたから、世界的にも英国・米国のように見直す時期に来ているのではないでしょうか。

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アチソンラインの復活

2017-01-14 07:36:27 | 紛争・戦争

首相の4カ国歴訪 「自由の海」日本が主導を
産経ニュース 2017.1.14 05:03更新 
 
 世界的に不透明感が増す中、アジア太平洋地域で足場を固め直しておく大事な首脳外交の機会としてほしい。

 安倍晋三首相が、フィリピン、オーストラリア、インドネシア、ベトナムの4つの海洋国家を歴訪している。

 国際ルールを無視した中国の海洋進出に歯止めをかけ、「自由の海」を守っていくには、日本を含む地域の海洋国家の連携が何よりも重要だ。(抜粋終了)

 

アチソンラインとは

1949年にディーン・アチソンは、マーシャルの後任として、国務長官に任命された。アチソンは国務長官として共産主義の封じ込め政策を継続し、NATOの結成に尽力した。極東地域でも1950年1月、日本・沖縄・フィリピン・アリューシャン列島に対する軍事侵略に米国は断固として反撃するとした「不後退防衛線(アチソン・ライン)」演説を示した。

 

(私見)

国際ルールを無視した中国の海洋進出を抑えるために、「自由の海」を守るために、安倍首相は4か国歴訪しています。2017年当初から東アジアの安全保障の再構築を急いだわけです。更に中国と陸続きのベトナムに側面を抑えてもらうことも考慮しているようです。

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