地球の歴史は長く、45億年くらいだと言われています。しかし、人類の歴史は長くても100万年、そして、文明と呼ばれるものが発祥して記録に残るもので最大1万年くらいでしょうか。地球の歴史にくれべれば、人類の文明などなんと短い事でしょうか。それでも、最近の地球の変化を知る事の出来る資料があります。氷床コアと呼ばれるものです。
1998年にボストーク基地で研究を行っていたロシア、フランス、米国の共同チームが、世界で最も深い場所である深度3628mの地点までコアの掘削と分析を行ないました。湖の頂上付近で採取されたコアから得られた氷のサンプルを分析した所、その氷は約42万年前の物だと分かり、右側のグラフは、それを分析して表わしたものです。
右のグラフの一番左側が現在に近いもので、右側に行くに従って42万年前の古いものになります。気温と炭酸ガスのピークがほぼ一致しており、約10-12万年周期でピークがあるようです。人類の文明の無かった時代(笑)から、気温が上昇した時に炭酸ガスが増加しているのが分かります。
私は、この約10-12万年サイクルのピークで、地殻の経年劣化による破断があり、地球内部(マントル)の熱エネルギーが漏出したと考えております。そのため、海底の地殻破断はマントルの熱により海水温を上昇させ、海水中の炭酸ガスを放出させたと考えるわけです。もちろんその海水温の上昇で気温が上昇したとも思っています。ただ、放出された炭酸ガスが気温を上昇させたとは考えておりません。この程度の炭酸ガス増加による気温上昇など殆ど無い(笑)と考えているからです。
さて、本題に入ります。この地殻の劣化破断による気温の上昇は、マントル漏出による地殻の修復機序のひとつと考えており、それによって、その後、地球の変動(巨大な地殻変動)があり、徐々に地球は安定し、地球内部のエネルギーの漏出を防ぐ事が可能なると考えるわけです。そして、地球安定期には地球内部のエネルギー漏出の少ない氷河期(地球の安定期ではあるが全地球凍結などの極端なものでは無いだろうと考えます)が長く続くのだと考えます。これらを少なくとも42万年の間に約10-12万年の周期で繰り返しているのだろうとこの氷床コアの分析資料から私は読み取るわけです。
氷床コアの資料から、人類はちょうど今、地球の地殻修復の時期に立っていると思います。それほど遠くない将来、地球は大きく変動すると私が言っているのは、地殻修復の時期にいるからです。
人類の文明が存在しなかった時から、現在と同様の温暖化現象を何度も繰り返していたんだ。今更ながらに、人為的炭酸ガス温暖化理論(笑)にちょっと疑いを持った方は、↓をクリック。
私はトンデモな考えを持っており、人為的炭酸ガス温暖化について論議する気はありません。トンデモな私に言わせれば、この理論を信じている人達はカルトにはまった信者であり、人々を騙して金をむしりとる詐欺(アルゴアの「不都合な真実」etc.)に騙された人達だからです。どんな証拠を見せられても自分の信じた事は曲げないでしょうし、私は議論するだけ無駄だとさえ思っております。
そして、トンデモであっても、私は自分の頭で考ます。どんな時代でも「自分の頭で考えるのだけは自由」であろうとも思っております。