米軍、対地攻撃機A10の引退見直し ISIS掃討に不可欠
CNN.co.jp 2016.01.24 Sun posted at 16:55 JST
(CNN) 米空軍のデービッド・ゴールドフェイン副参謀総長(空軍大将)は24日までに、シリアなどでの過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」の掃討戦の継続を考慮し、対地攻撃機A10を引退させる計画を見直す方針を明らかにした。
軍事問題関連メディアの「ディフェンス・ニュース」との会見で述べた。同ニュースの電子版によると、副参謀総長は同機の引退計画はISISの勢力伸長が顕著になる前に決められていたと述べた。
空軍参謀総長室はCNNの取材に同大将の発言内容を確認。別の米軍事問題関連メディア「ディフェンス・ワン」(電子版)はこれより前に、米国防総省当局者は今年2月に米議会へ送付する国防予算の要求額の中にA10引退計画は盛り込まないことを明らかにしたと報じていた。
対地攻撃A-10 Thunderbolt IIの説明1
~今日もA-10学校に朝が来た~
「お早うクソッタレ共!ところでジョナスン訓練生、貴様は昨夜ケンカ騒ぎを起こしたそうだな?言い訳を聞こうか?」
「ハッ!報告致します!磯臭いF-18乗り共がアヴェンジャーを指して『バルカン砲』と抜かしやがったため
7砲身パンチを叩きこんだ次第であります!!」
「よろしい。貴様の度胸は褒めておこう。いいか、低空で殴りあうには1にも2にもクソ度胸だ。
曳航弾をクラッカー程度に感じなければ一人前とは言えん。今回のジョナスン訓練生の件は不問に処そう。
だがアヴェンジャーを知らないオカマの海軍機乗りでも士官は士官だ。訓練生の貴様はそこを忘れないように。
ではA-10訓、詠唱始めッ!!!!」
何のために生まれた!?
――A-10に乗るためだ!!
何のためにA-10に乗るんだ!?
――ゴミを吹っ飛ばすためだ!!
A-10は何故飛ぶんだ!?
――アヴェンジャーを運ぶためだ!!
お前が敵にすべき事は何だ!?
――機首と同軸アヴェンジャー!!!
アヴェンジャーは何故30㍉なんだ!?
――F-16のオカマ野郎が20㍉だからだ!!
アヴェンジャーとは何だ!?
――撃つまで撃たれ、撃った後は撃たれない!!
A-10とは何だ!?
――アパッチより強く!F-16より強く!F-111より強く!どれよりも安い!!
A-10乗りが食うものは!?
――ステーキとウィスキー!!
ロブスターとワインを食うのは誰だ!?
――前線早漏F-16!!ミサイル終わればおケツをまくるッ!!
お前の親父は誰だ!?
――ベトコン殺しのスカイレイダー!!音速機とは気合いが違うッ!!
我等空軍攻撃機!機銃上等!ミサイル上等!被弾が怖くて空が飛べるか!!(×3回)
対地攻撃A-10 Thunderbolt IIの説明2
・ZSU-23の8両なら大丈夫だろうと思っていたら近接航空支援の20機に襲われた
・30ミリ機関砲の弾道から3m離れた場所で敵兵が頭から血を流して倒れていた(と言うより頭も体も無かった)
・機体がふらつくので後方を確認すると片方のエンジンが吹っ飛んでいた
・ギアが完全に降りないので胴体着陸した、というかその状態で離陸を開始する
・野戦飛行場が砲撃されたが、A-10に乗っていたパイロットだけが生き延びた
・パイロットの1/3がガトリング信者。しかも戦車を撃破すると階級が上がるという都市伝説から「機甲師団ほど危ない」
・「そんな危険なわけがない」といって出て行ったT-72が5分後穴だらけで見つかった
・戦闘行動中の携行SAMによる被弾確率が150%。一度被弾してさらに被弾する確率が50%の意味。しかしキッチリ戻ってきた。何事も無かったかのように。
・第二次湾岸戦争における航空機パイロットの死亡者は120人(大半がF-16),A-10パイロットは1人だけ(死因は食中毒)
(私見)
A-10 Thunderbolt IIの引退が米国防総省によってまた見直されたようです。1973年1月18日にA-10が正式採用されてから大きな改修もなくすでに42年を経過していますが、今もって現役であり対地攻撃機としては優秀な成績を収めています。ISIS/ISILの脅威がA-10 Thunderbolt IIの寿命を延ばしたわけです。。。地上の兵器(特に歩兵の携帯武器)では撃墜が不可能(銃弾を食らっても平気で携帯SAMの直撃にも耐える構造)な上に強力な30mm機関砲アベンジャーを装備しており、戦車などもほとんどが破壊してしまいます。引退が見送られた事によって敵の地上部隊にとっては脅威でしょうね。。。A-10 Thunderbolt IIのような対地攻撃機があると味方の地上部隊にとっては守護神のような存在ですね。