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激変する未来に向けて、銀色狼の備忘録

遠くない未来、地球も世界も激変すると直感している。愚人は何を考えどう行動していくのか、趣味と生活を含め、その備忘録とする

茨城で竜巻被害

2012-05-06 21:31:19 | アウトドア・自然
竜巻?猛威、14歳男子死亡・40人以上けが(2012年5月6日21時04分 読売新聞)

6日午後1時前、茨城県つくば市や栃木県真岡市などで竜巻とみられる突風が発生、計約500棟の住宅などが損壊し、少なくとも40人以上がけがをした。

 つくば市では男子中学生が死亡した。

 茨城県防災危機管理課や県警などによると、つくば市では午後0時45分頃、北部の吉沼地区や北条地区で突風が吹き、100棟以上の住宅が倒壊したり屋根を吹き飛ばされたりする被害を受けた。約30人がけがをして救急搬送された。
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竜巻の動画


日本でこれだけの竜巻被害は今まで無かったのではないと思います。被災された方々には謹んでお悔やみ申し上げます。



撤退する勇気

2012-05-06 13:59:23 | アウトドア・自然

今日は長野県の白馬岳で6人が遭難し、死亡すると言うニュースがありました。山岳に慣れた医師を中心としたグループ一行だったようです。



夏山の軽装で出発、一転零下2度 白馬岳の死亡の6人(朝日新聞ニュース 2012年5月6日8時30分)



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 長野県警によると、白馬岳を目指した6人は、北九州市の小児科医岡崎薫さん(75)の呼びかけで集まった医師を中心とするパーティー。


 3日から2泊3日で、長野県小谷(おたり)村の栂池(つがいけ)から白馬岳を往復する予定だった。3日夜は栂池ヒュッテに宿泊。4日午前5時半、全員が弁当を2人前ずつ持って白馬岳へと向かった。


 岡崎さんと外科医井上義和さん(66)は登山の経験が豊富だったらしい。福岡県医師会の野田健一副会長は「井上さんはアフリカのキリマンジャロなど国外の登山経験が豊富。岡崎さんは日本アルプスなどをよく登っていた」と話す(一部抜粋)。




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恐らく死因は低体温症、、、「偶発低体温症」だと思います。亡くなられた方々は登山経験が豊富で医師であった事からも、、、予想を上回る天候の変化だったのでしょう。以前北海道でも「大雪山系トムラウシ山遭難2009.7.14-16」で8人が死亡した遭難事故がありました。まとめとリンクを載せておきます。参考になれば幸いです。



大雪山系トムラウシ山遭難事故(2009.7.14-16)のまとめ



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2009.7.14早朝、旭岳ロープウェー姿見駅を18名の中高年登山ツアー(参加者女性10、男性5・ガイド3)が出発した。
一行は、初日に旭岳に登り、右手遥かにトムラウシの山並を眺め、心弾む入山であった。


しかし、2日目は雨中17Kmの行軍で体力は消耗し始めた。3日目のトムラウシ山越えは、朝から荒天(強風雨)で悩ましい出発となった。午後は、晴れるというガイドの後を中高年登山者と新人ガイド2名が続いた。一行は、トムラウシ山越えルートでトムラウシ温泉を目指したが、出発してしばらくすると『体調が極めて悪い参加者』が出始めた。


それを聞いた参加者から、引き返した方が良い、救助を求めた方が良いとガイドに訴えたというが、ツアーは続行された。結果として、トムラウシ山頂近くで8名が死亡(女性参加者7・男性ガイド1)、自力下山5名、翌日救助5名の夏山では前例が無い大惨事となった。



 偶発低体温症については以前「見失った仲間を発見した時、ずぶ濡れだった、どうするか?」
で書きましたので、参考にして下さい。山登りや、山菜採りなど、このようなケースに会う可能性は高いのです。



今回のような場合、山登りを中止して、撤退するチャンスは無かったのか?と言うのが非常に気になります。もちろん、装備も悪天候が予想される中、軽装備なのは迂闊だったとは思います。しかし、自然相手では常に予想外の事が起きる可能性はありますし、人の力で自然を凌駕する事は出来ません。



アウトドアや山登りでは撤退する勇気や意志の方が物理的装備よりも重要な事もあると私は考えています。「心構えは装備に勝る」ですよ。違いますかね?







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4月に入ってまた雪が降りました

2012-04-02 19:33:23 | アウトドア・自然

今日は4月2日です。4月に入って間もないのですが、また雪が降りました。




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この冬はまだ続いています。今日も朝から雪が降り、吹雪になりました。まったく、4月に入ってこれだけ本格的な雪が降ったのは北海道生まれの北海道育ちの私でも記憶にありません。昨年の今頃はバイクを出して乗っていたと言っても、、、信じてもらえないかもしれませんね。



今日会った老人達に話を伺ってもさすがに、4月の入ってからの本格的な降雪は記憶にないそうです。



春はまだ遠いのでしょうか?








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チェーンブロックと父の思い出

2012-01-14 16:47:46 | アウトドア・自然
私は子供の頃、農家の後継ぎとして父から色々な事を教わりました。確か小学4年生頃だと思うのですが、水田に埋まっている木の根(およそ1-2トンくらいの重さ)を一人で掘り出すように言われて、スコップとロープと手動チェーンブロックを渡されました。

チェーンブロックの使い方も分からず、父に尋ねると「自分で考えろ!1週間以内に掘り出せ!」と言われただけでした。もちろん説明書もありません。小学生がやっと持てる位でしたのでチェーンブロックの重さは10kg位あったと思います。ちょうどこんな感じの道具でした。
$地球変動を受け入れる愚人の備忘録-チェーンブロック


手動チェーンブロックをいじっているうちにチェーンをたくさん引くと、フックと本体が近づいていく事に気づき、これなら、木の根を引き上げられそうだと分かりました。そこで、スコップで木の根を出して、ロープを掛けて、手動チェーンブロックで木の根を取り出す事に成功したのです。多分、掘り出しから含めると1週間くらい掛かったのではないでしょうか。

今なら、このような動画がありますので、小学生4年生の力でも1-2トンの物を吊り上げる事は簡単だと分かってもらえると思います。



父は、56歳で亡くなりましたが、子供の頃の私には必要な条件だけを与えて、後は自分で考えるように言って、教育してくれました。もちろん失敗する事もありましたが、それについては叱られたりする事はありませんでした。ただ、、、、やはり教えてはくれませんでしたね(笑)。その時出来なくとも、一年後に出来るように物が多かったように思います。

小学6年生くらいの時には動かなくなったバイク(50ccバイク・ホンダカブ)を渡されて、「直せ!」と言われました、、、結果、バッテリーが劣化して上がっただけでしたので、バッテリーを分解して、鉛極板を磨き希硫酸を入れて、充電して動くようになったのも良い思いででした。

結局、父の希望には反して、私は農家を継ぐ事無く現在に至ります(笑)。ただ、父が教えてくれた事は今でも色々と役立っており、大変感謝しております。

まぁ、話は脱線しましたが、災害時の救出活動を見ていて、重い物を移動したり、吊り上げたりする事が多いと思いました。殆どが人力か重機に頼っていて、もっと簡便なチェーンブロックがあれば便利なのではないかと思ったわけです。トン単位の物を吊り上げたり移動出来なくても、小学生の力で250kg位の物が持ち上げられるだけでも違うのではないでしょうか。


今はチェーンブロックより使い勝手の良いレバーブロックがあり、「キトーレバーブロックLXシリーズ」などは収納ケースもあり、重さも僅か1.6-2.6kg程度で、値段も¥11,500-¥18,000と安く、持ち運ぶにも大変便利なようです。

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アウトドアやサバイバルや災害救援道具には意外とこの「チェーンブロック」や「レバーブロック」は入っていないのではないかと思います。ホムセンにも売っていると思いますから、ちょっと触ってみてはいかがでしょうか?小学生でも使えて、意外と安くて軽い便利な道具だと思います。違いますかね?
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冬眠したヒグマは冷蔵庫のお肉

2010-08-07 18:45:06 | アウトドア・自然

山登りやアウトドアの好きな人が増え、また、最近はブームとなっているようです。良い装備も売っており、誰もがこれらを楽しめる時代になったものだなと思っております。私も大学生の時には空手の他に山岳部に混じって、ロッククライミングなどをやっていました。私は意外にも頭よりも体が利くのです(笑)。北海道の山でヒグマに遭遇した場合、猟銃でも持っているなら兎も角、その体格差からヒグマと戦えば人間はヒグマの餌になるしかありません。しかし、人間の知恵をもってして、一人でヒグマと戦って勝てないものでしょうか?この一見無謀とも思える戦いに挑む方法を考えてみたいと思います。



ヒグマ:オスの成獣で体長2.5-3.0mで体重250-500kg。本州のツキノワグマのオスが体長約110- 150cm。体重約40- 150kgである事を考えると、ヒグマはツキノワグマに比べて体長で約2倍、体重で約3-4倍あります。全く別の生き物と考えるべき怪物です。多分、日本に生息する最強の生物だと思います。ですが、生物である以上、幾ら強くても弱点はあると思っております。


地球変動を歓迎する愚人の備忘録-higuma


ヒグマは二本足で立ち上がる事が出来ますが、その場合人間と比べて不安定で、蹴りなどは出せません。つまり、立ち上がった時は下から攻撃する事はないのです。4つ足での突進、あるいは二本足で立ち上がって上から覆いかぶさっての口あるいは手・爪による攻撃です。また、ヒグマは立ち上がった時(2本足)には飛んでくる物をしゃがむ事以外で、上手く避ける事も出来ず(足だけでの移動は難しい)、ほとんどは、しゃがまず(避けない)、口で受けるか、手で受けるか、体で受ける事が多いようです。また、ヒグマは水平に移動する時と下る時の速度は30メートルを1秒くらいで間合いを詰めてしまいます(友人のハンター談より)。急斜面でも下りは平気なのです。これで、ヒグマと戦う時は離れた高い位置を確保する必要があることが分かります。




クマ牧場のぼりべつクマ牧場
)と言うのが北海道にはあるのですが、そこではちょっとした遊びがあって、りんごをヒグマに投げつけるとりんごを口で受けて食べます。人間が思い切り投げつけてもヒグマは悠々とそれを口で受けたり、手で掴むわけです。しかし、その場合もヒグマの足は立ち上がる位置から動きません(立っている時は不安定なので、両足で立って歩いて受ける事は殆ど無い)。子供達が小さい頃クマ牧場に連れて行きました。そこで、本気でりんごをヒグマに何時までも、何度も、投げつけている私(ヒグマの個体差による動きを確認したかった)を見て、「クマさんが可哀想」と子供達が泣き出してしまいました(笑)。昔の事ですが、ちょっと反省しております。



ヒグマも生物なので、呼吸をしており、匂いをかぎ食べられるものかどうかを調べます。さらに、呼吸する生き物である以上、気道が確保されていないと死に至ります。例えば、気道熱傷などを起こせば死んでしますわけです。



気道熱傷:熱傷が気道、つまり呼吸系に達するものを言います。熱による直接の傷害はのどの奥(咽頭(いんとう)・喉頭(こうとう))までにとどまり、有毒化学物質によるものはそれより先の気管・気管支・肺の傷害が主になります。


地球変動を歓迎する愚人の備忘録-kidou


ヒグマに対して、高い位置から、揮発性の燃料(呼吸で肺まで吸い込んでしまう)などを顔面あるいは体の上半身にかける事が出来れば、ヒグマと言えども吸入した燃料に火を付けると肺の中で爆発して、死に至ります。ただ、火炎瓶は1972年5月14日に施行された「火炎瓶の使用等処罰に関する法律」がありますので、テストする事は出来ません。あくまでも、知識として、人間は必ずしもヒグマに対して無力ではないと言う事です



ヒグマの生態:ヒグマは、冬眠いたしますが、カエルの冬眠などと違い、実際には仮死状態でいるわけではないのです。餌が無くなって、寒くて動けなくっているというのが実態だと思っても良いでしょう。そして、冬眠している間のヒグマは、便が出ず、人間で言えば糞便イレウス(便が硬くなり腸閉塞)の状態です。春になって、ザゼンソウ
(春に周囲の氷雪を溶かし、いち早く顔を出す植物)のような毒草(人間なら死ぬかもしれない)を食べて激しい下痢をして、「ツッペグソ(糞便イレウスの原因の硬便)」を出して、物が食べられるようになります。このようなツッペグソを出したヒグマは餌を食べる事が出来るので(腸閉塞イレウスでは餌が食べられない)、どんどん元気になります。毒草も冬眠(腸閉塞状態)から覚めたばかりのヒグマにとっては必要な薬(腸閉塞を治す)なんですよね。また、ヒグマの冬眠する場所も、多少ハンターによって意見は食い違いますが、基本的に北斜面です。なぜかと言うと、南斜面に冬眠すると、春、植物が育たない内に冬眠場所の雪が融けてしまい、冬眠から覚めたヒグマには餌が無いからです。人間の恐ろしい所はヒグマの冬眠場所も推定出来る人達がいる事です。ヒグマもそんな人間を知っていたら、落ち着いて冬眠も出来やしないですね(笑)。



ココまでヒグマの生態を知っていれば、本気で飢えた人間にとって冬眠したヒグマは冷蔵庫に入っているお肉に思えてくるから不思議なものです。私は知り合いのハンターから分けてもらった、ヒグマやエゾシカ肉をよく食べるのですが、美味しいですよ。



日本最強の生物ヒグマよりも、本気で飢えた人間の方が怖いかも、、、と思った方は↓をクリック。



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