八ヶ岳 峰の松目、硫黄岳、天狗岳
8月以降計画の中止や延期が続き、久しぶりにサン・さん倶楽部での登山となりました。八ヶ岳は2年前の秋に阿弥陀から赤岳、横岳、硫黄岳と登っていますが今回は北をメインに行って来ました。
10/12(水) 一日目 桜平P~夏沢鉱泉~オーレン小屋~峰の松目~赤岩の頭~硫黄岳~夏沢峠~本沢温泉(泊)
夏沢鉱泉の小屋に着くと、建物の周りに「まき」がいっぱい積まれていた。軽トラの荷台にも敷地にも、薪にする丸太がころがしてあった。八ヶ岳には山小屋がいっぱいありますが通年営業の所も多く、どの小屋にも薪がたくさん積んであるのが目に付きました。冬に向けての薪作りは重要な仕事ですね。
川沿いのオーレン小屋までの樹林帯は、緑の苔に覆われた岩や斜面がとても美しい。オーレン小屋から峰の松目へと向かう。この山はメンバーの中でまだ誰も登った事がないので是非寄りたいという事でした。八ヶ岳の八つの峰の一つに数えられているらしいのですが、急登があって登るのにしんどい割には山頂からの展望は無く、あまり登られていないのではと思われました。この峰の辺りから、赤岳やそれに連なる山々の威容が樹間から見えるようになり気分がしだいに高まってくる。
赤岩の頭から硫黄岳へのハイマツの道に霜柱が・・空は青く風は無い。広々とした硫黄岳の山頂の立ち、美しい稜線を眺める。絶景に感無量。この後北へ、夏沢峠へと下る。いよいよ一日目のハイライト?本沢温泉はその先だ。
本沢温泉野天風呂まで下りてくると辺りのカラマツ林の黄葉が美しい。
本沢温泉の山小屋に荷物を下ろしてから野天風呂に向かう。日本一の高所にある野天風呂だそうで、来られたことがあるJanさんから事前にレクチャーされていたので皆いそいそと行く。小屋から200m程離れた川原にあり、混浴となっています。皆さん水着に着替えて入浴。ここでTom&ジェリーは不覚にも水着の準備がなく、Tomは女性3人、男性4人に混じって脱いでそのまま浴槽へ。皆様、すみませんでした・・・。ジェリーは内風呂の温泉で一人のんびりとあったまりました。山小屋の入りは、8分か9分通りだったでしょうか。皆もストーブのついた小屋に戻り、内風呂に入り直してから休みました。
10/13(木) 二日目 本沢温泉~白砂新道~東天狗岳⇔西天狗岳~根石岳~箕冠山~オーレン小屋~夏沢鉱泉~桜平p
AM6:40 小屋の裏手から白砂新道で天狗岳をめざして出発。標高差500m程。樹林帯の中の展望のない急登を行く。尾根に出ると風が強くとても寒い。カッパを着込む。東天狗へのハイマツの道で樹氷が見られた。山頂からは360°の展望が開けているが狭くて、寒いので早々に西天狗岳へと向かう。25分くらいで広々とした西天狗岳山頂に着くと風も止んでほっとする。中央、南、北アルプスの頂が雲の上にくっきりと浮かんでいて、しばし魅入る。頂を指さしながら、あれだこれだと山名を言いあう。私はよくわからないので聞いている。
天狗岳から下って根石山荘で休憩する。めずらしいほどの古い建物で、ガタガタと戸を開けて入る。ストーブにあたりながらコーヒーとぜんざいを頂く。小屋の前には植生保護の為、鹿よけの電気柵があった。
これより箕冠山山頂からオーレン小屋へと下る。この道はよく整備されていて広く歩きやすい。オーレン小屋でゆっくりと昼食を食べて、昨日来た道を桜平Pまでピストンする。
「縄文の湯」に浸かり帰宅する。
北八ヶ岳にはまだまだ、苔の原生林や沼や池を楽しむコースがあるようなのでまた行ってみたいです。
割り込み
本沢温泉は前回来た時は9月末だったので湯加減も丁度良かったのですが、今回は10月という事と入る時間が少し遅かったのもあり、入ったのはいいが中々出られませんでした。寝る前に内風呂に入り直しポカポカで寝る事ができよかったです。
翌日稜線に出てから東天狗に向かう時の寒かった事。帽子は飛ぶし鼻水は出るし、西天狗まで行けるか心配でしたが、西天狗は風もなく眺望抜群で皆でゆっくり山座同定をする。
今年は天気に恵まれず、皆でお泊り登山が出来ませんでしたが、何とか夏山登山の締めが出来ました。
爆裂火山はすごい風でゆっりできなかったけど、今回の写真でよく見ることが出来ました。
山はもう冬支度ですね。
雪の天狗岳(東のみ)晴天で素晴らしかったけど、よくない思い出が残る山です。
皆さんは強い!まずたくさん歩けることが羨ましい。そしてきちんとレポートできることに感心!
野天風呂の写真見たいなと思ってたらちゃんと追加してある。
でも疑問?一枚目の写真写したのは、tom君?
ヤバいんじゃないかな
また行けて、しかも皆さんと行けてよかったですね。
眺望もよく、山頂の皆さんの写真もよかったけど、圧巻は割り込みの露天風呂でした。この写真、最高!
でも実際は寒くてなかなか出られなかったんですね。内風呂で温まったとのこと、こっちもホッとしました。
八ヶ岳は一度しか行ったことがありませんが、美濃戸口からの樹林帯が素晴らしかったのを覚えています。
ホントに豊かな緑の森でした。八ヶ岳はいろいろな表情を見せてくれますね。
一枚目の写真で、手前左の女性は、「皆さん、向こうを向いてて!」と云って、すっぽんぽんで、日本一高所野天風呂の混浴に入られた、日本一勇気ある女性です。
混浴風呂に入るのは初めてでしたが、おもしろい体験でした。
この風呂写真では個人を特定できる様な場面はのせていないと思います。
勝手に他人の写真やら人名などをのせると人権上大問題となりますからね。
ちなみに、サン・さん倶楽部では各人の同意のもと顔写真をのせていますね。
今回、(別コースでしたが)あの時と同じ場所に立って同じ景色を見られることになるとは信じがたいような嬉しい気持ちでいっぱいになりました。ベテランの皆さんに支えられて登れることに感謝です。
根石岳山荘で休憩して出て行く時に入口(出口)の重たい戸が外れてしまって小屋のお兄さんを呼びましたよね。私達が出て行ったあと下からガタガタと音がしていて、少したってから登って行く私達の背に「直りましたぁ~」とお兄さんの声が。「良かったですね~!」と返しましたが(エッ!わざわざ どうもどうも・・)となんだかおかしくて笑えてきました。
倒れそうな小さな小屋でしたがガンバッテ営業しててほしいです。