大峰正楓の小説・日々の出来事・日々の恐怖

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日々の出来事 6月2日 ぐうたら感謝の日

2018-06-02 09:25:54 | A,日々の出来事_







  日々の出来事 6月2日 ぐうたら感謝の日







 今日は、国民の祝日、“ぐうたら感謝の日”(ぐうたらの日)です。
6月に国民の祝日が無いことに気が付いた野比のび太が、ドラえもんがポケットから取り出した「日本標準カレンダー」に休日シールを貼って制定しました。
勤労感謝の日から思いついた“ぐうたら感謝の日”は、学校や会社はもちろん、警察や家事までも、一切働くことは法律で禁止され、ぐうたらしなければならない日です。
 漫画について言うと、この日を制定したのび太は、ぐうたらして食事を作ってくれないママを諦め、ドロボウネコの持つ魚を強引に奪い取り、空き地で魚を焼いて食べようとしますが、現れたジャイアンに魚を取り上げられ、おまけに服に火を点けられると言う凄まじくシュールな内容です。
残念ながらこの話では、コミック各巻あたりの平均お風呂シーン4.28回のしずかちゃんの入浴シーンは無く、パジャマ姿で家でゴロゴロぐうたらしています。
 皆さん、休日はどのようにお過ごしでしょうか?
毎日、身を粉にして一生懸命働いて稼いだお金を、休みの日に身を粉にして一生懸命使っているのではありませんか・・?
世の中のお父さん、家族サービスそっちのけで昼過ぎまで寝ていていいのです。
世の中のお母さん、家事そっちのけでゴロゴロして、テレビを見ていてもいいのです。
そう言う祝日、“ぐうたらの日”があってもいいような気がします。










      ドラえもん




















☆今日の壺々話













休みの日は何してるの?





「休みの日は何してるの?」
と聞かれたとき、
女子を微妙にガッカリさせる返答9パターン

【1】極端に引きこもっていそうな「ネット三昧」
【2】ほかにやることはないのかと問いたい「パチンコ・競馬」
【3】付き合っても友だちを優先されそうな「草野球」
【4】彼女ができても趣味ばかり大事にしそうな「バイクいじり」
【5】正直、楽しさが理解できない「釣り・バードウォッチング」
【6】ケチくさい印象を受ける「家電や古本の価格調査」
【7】一緒にいると太りそうな「ラーメン屋めぐり」
【8】友だちがいないのかと気の毒になる「漫画喫茶・ひとりカラオケ」
【9】仕事人間すぎて魅力が半減する「休日出社」
























ヤクザの給与体系とか休日ってどうなってるの?







雇用保険もばっちしや


なお超絶ブラックの模様


完全出来高ちゃうか


体育会系の真骨頂みたいなイメージ


給料は良い
目上への献上品で飛ぶ


結局あれも血縁が物を言う社会なんやろな
出世できなかったやくざなんて、一般より悲惨やろ


ヤクザて野球部、柔道出身多いいらしい


学生時代警備のバイトでヤクザの葬式に出くわしたことあったけど、これが中々面白った。
下っ端が迷惑駐車するもんで思い切って組頭っぽいコワモテのおっちゃんにチクったら
目の前でそのおっちゃんにグーでボコボコにされて「警備さんに謝ってこいや!」って鼻血出しながら土下座させられていた。
なんか申し訳なかったな


カタギの人間には迷惑かけない、ってよく聞くよな
実際どうなんやろ


そんなわけないだろ
どうやって食ってると思ってんだ


暴対法改正で下っ端の悪事でもいきなり親分しょっぴくことができるらしいから
そう言われてるんやないかな


下っ端は事務所に住んで雑用担当
休日0で月に数万円の小遣いだけ


基本給少なくてちょいちょい小遣い貰うのが多いっていうイメージ


下っ端は白いジャージ着てるイメージなんやけど


アウトレイジで見たわ
あれ一人前になったら兄貴分からスーツを買ってもらうらしいで


仁義なき戦い観てたら上だけがブクブク肥えて下は犬くわなあかんくらいやったで


アットホームな職場です!


シノギ稼げないとホモビデオに出演させられるんだから、厳しい業界やで


ワイの友人が下っぱやけど
下っぱのあいだは小遣いに毛が生えた感じで
飲み屋とか任されるようになってようやく歩合制やそうやで


じゃあバイトとかしてんの?


そいつは基本は年中無休の不定休でバイトする暇なんかあらへん
下手なブラックよりきついっぽい


やくざってそもそもどうやって収入得てるんだよ?


土地管理とか金利


固定資産税とか払ってんのかな


ヤクザにもいろいろおるからな
北九州みたいなのもおればワイの地元みたいに焼き鳥屋やってるヤクザもおるし


相撲部屋みたいなもんよ
若い衆は基本無給
自分で稼げるようになって一人前


ワイのパッパは超有名な組の組長の担当医やったけど
堂々としてるただのおっさんやったらしいわ
関係ない病気でその組長が死んだ時も下っ端が律儀に挨拶に来たらしい


担当医って普通の病院の?
お抱え医者とか?


誰でも行ける普通の大きい病院やで


ワイが昔住んでたアパートの管理会社がヤクザで 「なんかあったらうちの組の若いやつがお守りするんでご安心ください」みたいなこと言われたわ
ネタやないで


エリートヤクザとか見てみたいよな
どんな奴が何大の何学部出て何やるのか


有名なのは稲川会の東大卒のやつやろなあ
今ヤクザも学歴高くなって商社もったり株取引もしてるらしい
見た目だけじゃわからんから寧ろ厄介らしい


東大とか出てヤクザになるってどういう経緯でなるんや?
仕事でヤクザと関わったりしてヘッドハンティングされるとか?


そいつは元々親父がアレで小さい頃から塾行って英才教育受けてたからな
継いだってカタチや


はぇ~やっぱり血縁なんすね~


有名私立中とかに親ヤクザの子結構おるし今でも羽振りはええんやろな


893で働いてて労基法関係や各種保険未納を行政にチクったらどうなるの?


やくざってそもそも雇用契約とかあるんですかねぇ


俺の親父トラックの運ちゃん。その運送会社がヤクザ関係なんだけどよく家にその道の人がくるけどみんな優しいしお小遣い結構くれる。まぁトラックの運ちゃんってのも表向きの職業で裏ではなにしてるかわかんなくて親父が怖い


運送業(意味深)やろなあ…


確実に俺もその仕事に関わるようになると思うけど怖すぎる


土建港湾(運送)はヤクザのシノギとしては古くからある


やくざはけっこう普通の仕事してる
政治家とやってること大差ないよ




























     朝寝坊







 あるところに野比のび太という朝寝坊の男がいました。
彼は、そのせいでいつも仕事に遅刻していたのです。
 ある日、ついにボスの怒りが爆発しました。

「 おい、お前、いい加減にしろっ!
医者にでも行って、朝寝坊を治して来い!
明日も遅刻するようなことがあったら、お前はクビだっ!」

 びっくりした彼は、早速、医師の元を訪れました。
そして、1つの丸薬を処方してもらい、その日はそれを飲んで寝ました。
 次の日、彼は目覚まし時計の音で、すがすがしい朝を迎えました。
彼はゆっくり朝食をとると、ウキウキして仕事場へ向かいました。
そうして現場に着くと、彼はボスに満面の笑みを浮かべて言いました。

「 や、ボス!
 医者の薬のおかげで、ちゃんと起きれました!」

ボスもニコニコしながら頷きました。

「 そうか、そうか。
 やれば出来るじゃないか。」
「 ハイ!!」
「 ところで、1つ疑問があるんだが・・・。」
「 何でしょう?」
「 昨日は何で休んだんだ?」
























小学校








 5年生になった長男、クラス替えで超真面目なクラスメートに囲まれるハメになり、毎日疲労しているらしい。

「 何故人は生きるのか?とか本気で言うんだぜ、気が狂いそう。」

と愚痴っていたが、今日、家にきた友達が本当に“人生が云々”と言い出したので驚いた。

友達「 お前、人生で一番大切なものって何だと思う?」
息子「 パンツだ。」(即答)
友達「 えっ!な、なんで??」
息子「 考えてみろ、パンツなしでノーパンで暮らす人生を。
どんなに善いことをしても、おまわりさんに追いかけられ、女にはキモイ死ねと言われ教師になればノーパン教師、総理になってもノーパン総理と呼ばれるんだ。
パンツさえはいてれば、人生大抵のことは大丈夫だ。
な、パンツは大事だろ?」
友達「 ・・・うん、そうだな、お前の言うとおりかもしれない。」

“ すげえ、勝ってるじゃん!!”

と、一瞬息子を誇りに思ってしまった自分が情けない。



























    修学旅行







 小学校の修学旅行でのことだった。
我々は一路目的地をめざしてバスに乗り込んだ。
席も隣同士だった。
少しテンションの高すぎる彼に閉口しながらも、バスの旅は快調に進んで行った・・・。

 しかし、バスに乗って1時間が過ぎた頃には、安川君はさっきまでのテンションがウソだったかのように静かになり、何か神妙な顔つきになっていた。

「 車酔いか?」

私は聞いてみた。

「 うん、ちょっと酔ったみたい。」
「 先生に言おうか?」
「 いや、大丈夫、言わんといて。」
「 そうか、また気分悪くなったら言いや。」
「 うん。」

まぁ彼が大丈夫だと言うのだから、それ以上のしようはない。
 私も彼の車酔いにつきあって、せっかくの楽しい修学旅行をだいなしにするつもりは毛頭なく、彼を放って友人らとの会話を楽しんでいた。

「 先生、和田さんが気分悪いって!」

突然後方の女子らの席からゲロ警告が先生に報告された。
警告されたところで、先生にできるのは「大丈夫?」とのお決まりのセリフとゲロ袋を装着したゲロバケツを渡すことぐらいだ。
 特技が『貰いゲロ』の私としては、非常に忌々しき事態である。
隣の安川君も加わって『連鎖ゲロ』という非常事態に突入する危険性もはらんでいた。
しかし、和田さんは車酔いに耐えてよく頑張った!私は感動した!
かくして非常事態は去ったかに思えた・・・・。

 バスは予定通りに快調に進み、ハイウェイへと突入した。
ハイウェイはカーブも信号も無いので、酔いが悪化することは無い。
私は安堵し、また友人らとのバカ話に花を咲かせていた。
その時、私の隣の安川爆弾がポツリと火花をあげた

「 ・・・うんこしたい。」

車酔いではなかったのだ。
彼は一心不乱に、今にも括約筋の束縛を振り切って生まれ落ちんとする『うんこ』との熱いバトルを孤独に繰り広げていたのである。
 しかし、そんなことを告白されても私にはどうしようもなかった。
勿論バスにはトイレは無かったし、ハイウェイに乗ったばかりで、次のトイレ休憩はまだまだ先だったからだ。

「 やばい?先生に言おうか?」
「 いや、言わんといて。」

蚊の消え入るような声で彼はよわよわしく訴えた。
 そうなのだ。小学生にとって『うんこ』という行為は、イスラム教徒が豚を食うに等しいタブーだったのだ。
しかし、彼の様子を見ていると、そんな事を言っている場合ではなさそうなのがわかった。

「 このままでは『ウンコマン』が『おもらしマン』にクラスアップしていくだけだ!」

そう考えた私は、彼の抑止を振り切り先生に伝えた。

「 安川君がうんこしたいって言ってます。」

わざわざ先生に接近して、小声で伝えたのは私なりの彼の名誉への気遣いであった。
しかし、先生はそんな私の気遣いに気付かず、

「 安川君、ガマンできそう?もう出ちゃいそう?」

と、バス中に響き渡る大声で彼に問い掛けた。
安川君の恨みがましい視線が私に突き刺さる。
 一瞬で車内には静寂が訪れ、皆の注意は『うんこがもれそうな安川君』に集まった。
先生が彼の隣の席へと移動したので、隣だった私は先生の席へと移動が出来だ。

「 爆心地は避けれた!やった!」

不謹慎だが私のその時の素直な心境はそうだ。

 最早私に出来ることは祈るだけだったが、「安川君がうんこをガマンできますように」なんて祈ったら神様に怒られそうだったのでやめた。
大人しく事の成り行きを見守ることにした。

 私は考えていた。
もし「もうガマンできません」と彼が答えたら先生はどうするのだろうかと。
幼い私の出したベストの答えは『バスを停車して道の端にうんこする』というものだ。
 それ以外に考え付かなかったという事もあるが、一休さんでもそう答えるであろう。
ベストの回答を、もしその時が来れば先生も選択するだろうと思っていた・・・。
Time is come---そして時は来たれり。
先生の「ガマンできる?」の問いに遂に彼が首を“横”に振った。

『WARNING WARNING 爆発秒読み開始、乗組員はすみやかに退避せよ』

緊急コールが脳内に鳴り響く。
 しかし我々には逃げ場は無かった。
モーゼにすがる民草のように我々は先生の決断を待った。
モーゼの口から決断の言葉が吐かれる

「 安川君は一番前の席へ、前の席の人達は後ろの座席へ下がって!」

意外なモーゼの言葉に私は呆然とした。
席を移動して何の解決になるのだろうかと。
しかし、その疑問はモーゼの手にしたものによって一瞬で掻き消えた。

 モーゼの手にあったもの・・・それは『バケツ』。
そう、『ゲロバケツ』として搭載されていたあのバケツである。
流石にモーゼがそのバケツを何に使用せんとしているかは理解できた。
モーゼは海を割る変わりに 『ゲロバケツ』 を 『うんこバケツ』へと変身させようとしているのだと。

 モーゼの導きにより、民族大移動は終了した。
しかし、それで終わりではない、いや、地獄はこれからなのだ。
皆が顔を見合わせる。
何を喋ればいいのかわからない。
 来るべき地獄の時を皆が、最大級の静寂という最悪の状況で迎えようとしたいた。

「 ピブッ!」

静寂の車内についにサタンが産声を上げた。
悪魔の母は嗚咽をあげていた。

「 ブピッ! ブパパパパパパ!!
ブシャッ!!    ビッ!  ピピブブツ!!
プシャシャシャシャシャシャーーーーー ビッ!!」

サタンがあらん限りの雄たけびをあげた!!
雄たけびと共に、車内に地獄の臭気が蔓延する!!
 この極限の状況に耐えられず、滝川君が笑い声を上げはじめた!
すると、それにつられてガマンしていた者達も一斉に大笑いを始めた。

「 ブプビチチッ ワーープッーーーハハブピッピツハッブリブリブリハッハッ!!
 ワハハハブリブリッハハッハッハビチチプチッハハハーーーーハハハプゥッ!!」

サタンの雄たけびと臭気と子羊達の笑い声で車内は更なる地獄へと変わった。
 その瘴気に当てられたのは、車に酔っていた和田さんだった。
頼みの綱のゲロバケツは、既にバス前方で安川君の菊門錬金術によりうんこバケツへとクラスチェンジしていた。
 耐え切れなくなった和田さんの口から溶解液が勢いよく放たれた。
前門の狼、後門の虎とはよく言うが、『前門のビチグソ、後門のゲロ』とは古代中国の文人も考えもしなかったであろう。
 車内はクソの悪臭とゲロの悪臭が入り混じり、ビチグソの放たれる爆音と気の触れんばかりの爆笑がうずまき、泣き出す女や貰いゲロをする奴らも現れた。


「 フゲロオエップ゙プビチチッ ワーウッッープッーーーハハブピッピツハッブリブリブリハッハッ!!
ワハハハゲェェッハハゲロゲロハブリリリハハハ  ゲロ
ブリブリワハハハゲロゲオエッエッ   ビプッ  ゲロオペッハハハハエーン   
ワハハハブリブリッハシクシクハッハッハビチチッハブピゲロッロロハハーーーーハハハプゥッ」

脱糞、嘔吐、嗚咽、爆笑、激臭を乗せた地獄のバスは速度を緩めることなく目的地へと向かったのであった。










               ==完==
















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