大峰正楓の小説・日々の出来事・日々の恐怖

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日々の出来事 6月23日 昭和新山 熊牧場

2018-06-23 10:07:50 | A,日々の出来事_







  日々の出来事 6月23日 昭和新山 熊牧場







 今日は、北海道有珠郡の火山“昭和新山”が出来始めた日です。(1944年6月23日)
1943年末から、有珠山の東麓で地震が続き、東九万坪地域で次第に地盤が隆起し始めました。
そして、1944年6月23日、ついに水蒸気爆発が発生し麦畑に山が出来始めます。
次第に大きくなって行く山は、次の年には標高400mを超え、昭和新山と名付けられました。
 当時は太平洋戦争中であったこともあり、世間の動揺を抑えるために噴火の事実は伏せられ、公的な観測を行うことができませんでしたが、地元の郵便局長の三松正夫が個人的に、この昭和新山の詳細な観察記録を残します。
そして、最終的には、この人が私財を投じて昭和新山を土地ごと購入し、世界でも珍しい私有地内にある火山となりました。

 昭和新山の麓には、熊牧場があります。
ここはエサ付きの入場券を売っていて、入場すると熊の檻を上から覗けるようになっています。
 それで、ここの熊は、エサを貰うために、それぞれが芸を持っているのです。
引っくり返って右手を出す(バレーボールの回転レシーブのようなもの)、両手をあわせてくれくれとせがむ、左手もしくは右手をあげて笑う、腕組みをして考えるなど。(芸として教えているようでも無さそうなので、自由競争の中で自ら編み出したイッパツ芸なのかなぁ。)
 私がエサを与えたのは、漫才の“いくよくるよ”のように、腹を右手でパンパン叩いて左手をあげて挨拶した熊です。
ここは、変な熊が多いのです。


       東九万坪の麦畑♪

♪(´∀`)ノ゙誰かさんと誰かさんが麦畑♪
      チュッチュッチュッチュッしている
      いいじゃないか♪
      僕には恋人ないけれど~
      いつかは誰かさんと麦畑~♪♪ヽ(´∀`)ノ

♪(´∀`)ノ゙僕だってミヨちゃんと麦畑♪
      どうしてもキスしたザマアみろ♪
      見ている君らにゃわからない~
      こんなにこんなにほんとに楽しい麦畑~♪♪ヽ(´∀`)ノ

「 ねえ、ミヨちゃん・・。」
「 何よ。」
「 なんだか、見晴らしが良くなったように思うんだけど・・。」
「 あらっ、ホント。
 高くなってる!」
「 こんなに高くなったら、僕たち丸見えじゃないか。」
「 そうね、恥ずかしいわ。
 あらっ、あそこに双眼鏡を持った人が覗いている!
 誰かしら?」
「 あっ、あれは郵便局の局長さんだ!」
「 いやぁ~ねぇ~、もう・・・。」









昭和新山






熊牧場























☆今日の壺々話












  信仰深い熊





 あるハンターが森の中で、突然とてつもなく大きく凶暴な熊に出くわしてしまいました。
彼は、恐れおののきながら熊を撃ち殺そうとしますが、失敗してしまいました。

「 うわっ、ヤバっ!!」

 ハンターは熊に背を向けると一目散に逃げ出しました。
でも、走って行った先は崖っぷちで、ハンターは追い詰められてしまったのです。
もう望みはほとんどありません。
苦しい時の神頼み。
彼はひざまずくと両手を広げ、叫びました。

「 神様、この熊に信仰心をお与えください!」

すると、稲光が走り、熊はハンターの1メートルほど手前で急に立ち止まりました。

「 やったぁ~、神様、ありがとう!」

でも、熊はしばらく困惑した表情を見せたのち、空に向かって叫んだのです。

「 神様、食べ物を与えてくださってありがとうございますっ!」





















熊のスペック





・5tを超えるマイクロバスの下敷きになっても平気&持ち上げて脱出できる。
・ライオンやトラの首を一撃で折ったり千切り飛ばす。
・体重300kg超える体重でするする木に昇る。
・20kmくらい余裕で泳ぐ。
・時速70kmくらい出てる軽トラに余裕で伴走。
・100mを6~7秒でダッシュする。
・嗅覚は生物トップクラス。
・止め足など高度な戦術を駆使して頭脳戦でも人間を凌ぐことも多い。
・爪の長さは10cmを超え、固く凍った地面でも余裕で掘れ、切れ味はカミソリなみ。
・頭を撃たれても脳のダメージが少なければダッシュしてくる。
・心臓に弾丸が直撃しても数分は生きててダッシュしてくる。
・自動ドアのボタンを自分で押して室内に入ってくる。























カエル







 熊とウサギが森を歩いていると、目の前にカエルが現れました。

カエル「私は魔法のカエルです。お二人の3つの願いを叶えましょう。」

熊は狂喜して大声を出しました。
熊「俺以外の森じゅうの熊をメスにしてくれ!」
カエル「お安い御用です。はい、これでこの森の熊はあなた以外全てメスです。」

それを聞いたウサギは少し考えて言いました。
ウサギ「ヘルメットを下さい。」
カエル「お安い御用です。」
カエルがそういうと突然空から現れたヘルメットがウサギの頭をすっぽりと覆いました。

熊はさらに興奮して叫びました。
熊「隣の森の熊もすべてメスにしてくれ!」
カエル「わかりました。隣の森の熊も全てメスになりましたよ。ウサギさんはどうしますか?」
ウサギ「僕はオートバイが欲しいです。」
目の前にピカピカのオートバイが現れました。

熊「お前は本当に馬鹿だな。一生のうちにこんな幸運は2度と無いのに!」
熊は嘲るように言った。

カエル「さて、最後の望みを仰ってください。」
熊「もう、俺以外の世界中の熊をメスにしてくれ!」
カエル「わかりました。あなた以外の熊は全てメスにしましょう。はい、これでお望みどおりですよ。」
そういうとカエルはウサギの方を見た。

ウサギは熊を指差して言いました。
ウサギ「こいつを同性愛者にして下さい。」

言うと同時に、オートバイは発車した。























熊撃ちの名人






 88歳のおじいさんが病院にやってきました。

「 先生、聞いてくださいよ!
わしの嫁は18歳なんですが、この度めでたく、わしの子をみごもったんですよ!!」

医者はしばらく考えてから、口を開きました。

「 こんな話をご存じですか。
狙った熊は決して逃がさない熊撃ちの名人がいた。
ところがある日、急いでいたのでうっかりして、猟銃の代わりに傘を持って熊撃ちに出てしまった。
そして熊に遭遇。
彼はまだ傘と気づかずに猟銃のつもりで傘を構え、ひきがねのつもりで傘の持ち手をバーンと引いた。
すると熊はパタリと倒れた。
見れば心臓を銃弾が直撃・・・・・。」
「 そんなバカな!
あるとすれば、その弾は他の人が撃ったに違いない!!」

「 そういうことです。」





















 最後の言葉集






こんな言葉を残して死んで行った人たち。
本人たちはこれが自分の最期の言葉になるとは夢にも思っていなかったでしょう。


1.これで世界記録を作ってやるんだ。

2.圧搾機に時計落としたって?俺が取ってやるよ。

3.これは耐火構造なんだ。

4.多分、冬眠してるんだろう。

5.俺が犯人を捕まえるんだ。市民のお手柄ってやつさ。

6.それで、あんたたちは人食いの習慣があるって?

7.多分ただの吹き出物だよ。

8.うん、俺の一票で陪審の決着がついたんだけど、それが何か?

9.そんなことが起こる可能性は百万分の一だよ。

10.ピンを引っこ抜いてからいくつ数えろって?

11.どっちのワイヤーを切ればいいの?

12.母熊はどこにいるのかな?

13.これ、テレビで見たことあるぞ。

14.このキノコは食べられるやつだよ。

15.俺が持ってるから、導火線に火をつけてくれ。

16.おかしいね、あんた、チャールズ・マンソンそっくりだね。

17.ネズミ捕りの毒はネズミにだけ効くんだ。

18.40日も雨が降り続くわけないさ。

19.なんか味が変だな。

20.信号が赤に変わる前に行けるよ。

21.いい犬だね。

22.目をつぶってたってできるよ。

23.今日は海水浴日和だな。

24.大丈夫、じっとしてれば近寄って来ないよ。
























石狩岳






 あまり人の多くない石狩岳でテント張って寝てたら、がさごそ音がする。
フッフッって、変な息づかいまで聞こえる。

“ 狐にしては大きいな・・・。”

と、びびっていたらどでかい熊。
 翌朝、足跡確認してその大きさに驚いた。
夜は怖くて怖くて、何がいるのか見に行けず微動だにしないで、朝が来るまで涙目。
 翌朝、隣のテントの人に熊のこと話しかけようと思ったら、隣の人おっさんなんだけど女装してピンクのミニスカートはいてる。
夏でも寒いのに、パンツが見えるミニスカ、すね毛あり。
 話せない、こんな人と話なんかしない方がいい。
誰とも話さず、熊におびえながら下山。
普通熊なんかに遭遇したら周りの人と体験話し合って一体感が生まれるのに…。
本気で泣きたくなった。























学生時代のバイト







 コンビニで深夜バイト入ってたら、くまのプーさんの着ぐるみ着た若い兄ちゃんが一人で入ってきた。

“  あぁ、DQN来やがった・・・・。”

と思ってたら、

「 すいません、蜂蜜ありませんか?」

と聞いてきた。


“ 笑ったら負け!”

と思ったので、


「 申し訳ありませんが、お取り扱いしておりません。」

と返したら

「 そうですか、すいません。はぁちみつ食べたいなぁ~。」

と店を出て行った。
この時点で笑いかけた。
 その1分後ぐらいに、今度は別の若い兄ちゃんが今度は河童の着ぐるみ(非常に精巧な作り)を着て入ってきた。

“ あかん、笑ってしまう・・・・・。”

と思いつつも、なんとかそこは耐えたが、兄ちゃんが近寄ってきて、

「 すいません、きゅうりありませんか?」

と聞かれて、ついに俺は笑ってしまった。
 河童の兄ちゃんは、

“ よっしゃ!!”

って顔してたので、

「 きゅうりはございませんが、お皿が乾いてるようなので、お水はいかがですか?」

とネタで返してみたら、

「 ほんまやっ!」

とお皿の部分を触り、六甲の美味しい水を買ってくれた。
 帰り際に、

「 3店めでやっとや、すいませんでした。」

と言ってきたので、どうやら俺は試されたらしい。
 店の外でプーさんが待ってたようで、

「 お前、なに買わされてんねん!」
「 いや、俺、笑わせたし、つっこんでもらえたで~。」

俺は別に悪い気しなかった。
客もおらずヒマやったし。
























   俺ならどんな動物でも素手で勝てる








(1)俺はゴリラみたいな人型系ならまず素手で勝てると思う。
要はデカくて力が強い素人だろ。

たぶんこんな感じで1分もかからん。



(2)ゴリラよりやや難しいけど熊もいける。
手足が短く、ゴリラのような器用さがないのでそこを付けばまあ
こんな感じ。30秒以内か。



(3)カンガルーは強いというより難しい。
人間と骨格が違いすぎるからだ。戦闘力自体は高くない。

ファーストコンタクトが全てか。



(4)カバは見かけよりもずっと危険な動物だ。
攻撃力、タフネス、スピードと揃っており、打撃も関節も通じない。

ただ方法はある。俺ならこういく。

















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