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【拳骨日記】カイロプラクティック・コンディショニング・ルーム・Kの日々の臨床現場を通して医療のあり方を診療日記にしました

No 918 203連勝

2009-02-02 | カイロプラクティック
柔道の山下選手。203連勝の記録はいまだ破られていない。これからもはぶられる事はないと思う。

昨日、撮り貯めしておいたTV番組をみた。NHK「スポーツ大陸」で柔道の山下選手の特集である。203連勝の大記録、更には外国選手との試合には一度も負けたことがない。

この強さはどこにあるのか探った番組である。山下選手と比較して、最近の柔道家として古賀選手、井上選手があげられた。古賀選手は「背負い投げ」井上選手は「内股」という得意技がある。

これらの得意技はそれぞれの選手の代表的な名詞にもなっている。「背負い投げの古賀」「内股の井上」みていても胸がスカッとする。これが柔道の一本である。日本人の魂みたいなものである。

それに比べて山下選手はこれといって得意技はない。試合の流れでいろいろな技を応用する。特に連続技で攻撃し、それでもだめなら寝技と柔道の技を全て使う。

この対照的な2タイプの選手は、得意技を持つ選手は柔道としては面白い。勝つか負けるかで得意技が決まるとみていても気持ちがいい。反面、相手に得意技を研究され封じられるとまったく歯が立たない。ここに落とし穴がある。

特に外国の選手は得意技を封じる研究は熱心である。最近の国内の有力選手が外人選手と戦って勝てない原因が見える。山下選手は得意技を持たないが試合の流れで臨機応変に対応でき、立ち技、寝技と相手の弱点を突いて対応できる。

派手さはないが勝負には強い。もちろん僅差の試合は少ない。一本勝ちが多い。ここに連勝の原因が見える。みる人がみるとうける柔道である。玄人好みとでも言うのかも知れない。

得意技での決まりは誰がみても気持ちのいいもので、外国の柔道を理解しない人は女性など柔道を経験しない人でも白黒はっきりしているので受ける。素人好みとでもいうのかも知れない。

我々の臨床も特に、手技療法かというのは何か一つ「これだ」というものを持ちたがる。カイロプラクターなどは典型的なテクニック屋さんであるために得意技を身につけたがる。

それもいいが、臨床では得意技が通用しないと他のテクニックでは対応ができなくなってしまう。そうするとお手上げである。どんな症状にも適応でる知識や技術が必要である。派手さはないが何気なく改善する。そんな治療がいいのではないか。

拳骨

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2 コメント

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Unknown (くぼのや)
2009-02-04 16:32:27
先生、こんにちは。おひさしぶりです。山下選手について聞いた話を思い出しました。
ある先生が山下選手本人になぜ負けないのか直接、聞いたのだそうです。その答えは試合が決まったら相手の選手と頭の中で試合をするのだそうです。そして必ず勝って終わります。だから負けたことがない。ということです。いわゆるイメージトレーニングでしょうか。
得意技がない。というのは本当のプロ。ということでしょうね。
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Unknown (拳骨)
2009-02-07 08:47:14
おひさしぶりです。

イメージトレーニングで潜在意識に流し込んでいるのでしょうね。意識は4%、潜在意識は96%といわれています。潜在意識には勝てないといことです。

山下選手はイメージトレーニングであらゆる戦略を練って戦って、相手がどんな選手でも型にはまらず臨機応変に相手ので方に合わせて対処していたのでしょう。

棋士の大山15世名人は「得意技を持つのは素人、玄人は得意技を持たない。」といったそうです。その場、その場で対処できる能力はすばらしいです。さすがプロ。

手技療法家もテクニックの得意技を磨きたくなるようですが、得意技が通じないとまったくのお手上げですね。得意技一発で治ると患者さんも喜ぶし、施術かも得意満面で鼻高々ですが、得意技が通じないといろいろ言い訳気味に患者さんの所為にする先生が多いようです。

得意技を持たず地道に知識と技で「治って当たり前、治らないと藪医者」でいいと思います。
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