木更津で整体、カイロで肩こり、腰痛、スポーツ障害の自然療法の専門家が施術するCCRKです

【拳骨日記】カイロプラクティック・コンディショニング・ルーム・Kの日々の臨床現場を通して医療のあり方を診療日記にしました

No 130 和漢診療科

2005-10-05 | カイロプラクティック
今朝の地方新聞(千葉日報200/10/5)に「和漢診療科併設」千葉医大の記事が掲載されていた。簡単に紹介する。

・・東洋医学の治療法を取り入れ、従来の治療で効果がみられなかった患者の治療を目指す「和漢診療科」が千葉大医学部付属病院に新設される。寺沢捷年診療科長は「医学の東西の垣根を越え、患者のための診療をする時代が来た」と難病克服へ、開設の意識を強調している。

和漢診療は、冷え性、皮膚の炎症、関節リュウマチ、更年期障害など西洋医学では異常が発見できない、もしくは改善がみられない症状に対し、漢方薬や気の思想といった東洋医学的アプローチで治療する。(千葉日報から抜粋)

診療開始に先立ち「こんな時には和漢診療を」をテーマに市民口座が開かれた。口座では和漢診療の第一人者である寺澤教授が講演が行われた。講演のなかで「西洋医学は個々の病気の分析や外科手術で病巣を取り除く術は優れているが、学問が細分化されすぎ、木をみて森を見ていない」と指摘。

「・・・東洋医学はいわば森をみる治療。体全体の気を回復させるのが東洋医学」と説明した。その上で、慢性骨髄白血病で西洋薬を服用し、下痢や肌荒れなどに悩まされていた女性(61)が漢方薬を併用し、症状が改善した例をし「西と東の医学をうまくドッキングさせることが大事。・・・」(千葉日報より抜粋)

現在、全国でも和漢診療科を取り入れているところは富山医科薬科大付属病院にある。千葉大病院で2番目である。このような西洋、東洋の垣根を越えた統合的診療は患者さんにとって喜ばしいことである。

西洋医学の得意とする専門が、更に細分化し「木の節」までみるようになり、この木は「何の木」「どこの森に生息しているの」のように全体が見えなくなってきている。一本一本の木が緑豊かに生息するには森全体をみなければならない。

これからも、このような統合医療を目指した考えが医療界全体に浸透することを期待する。

拳骨




最新の画像もっと見る