元:店主の独り言

ほんの些細なこと勝手気ままに書いてます

原材料の不正表示等々

2013-10-30 | Weblog
今世間を賑わしている、阪急阪神ホテルレストランでの原材料不正表示事件。
一言で言えば、馬鹿。
それは絶対にやっちゃいけないでしょう、ウチのような小さな店でも、そして高級ブランドの阪急阪神ホテルだったらなおのこと、それをやったらお終いです。
バナメイを芝エビとか…九条ネギはただのネギだったとか…ねぇ。
ウチの店なら、仮にバナメイを使って何かメニューを作るならば、えびの●●と表記します、そしてお客さんから「これ何のエビ?」って聞かれたら「バナメイです」って答えます。
ウチのように300~500円のメニューがほとんどの店で芝エビなんて使える訳がありません、だから堂々とバナメイですって言います。
バナメイを悪いエビだとは思いません、このエビは以前はエクアドルホワイトと言われていて、私が水産会社にいた頃:会社を辞める数年前に中国・東南アジア辺りで急激に生産が伸びてきたエビです、ブラックタイガーに比べて成長が早いのです。
このエビの特徴としては若干胴体が長いのです、だから当時私にはえびフライ等の加工品にした際に伸ばしたエビのように不自然に見えて、なので中国の工場から「バナメイのえびフライをやってくれ」と何度も言われましたが断ってきたのを覚えています、でもエビとしてはそんなに悪いエビだとは思いません。
今回のレストラン、彼らには変なプライドがあってバナメイを使っていますなんて、それを言えないのでしょう、でも言えない彼らが騙してソレを使うって、それはただ卑怯なうそつきです。
食品の表示義務違反や産地偽装、賞味期限のごまかし等々は数年に一度必ずどこかが問題を起こして大きく騒がれます。
すべてはウソを言って利益を上げよう、その為にそんな事をやっているのです。
この先また必ず同じ様な事件は起きます、だからウチだけは馬鹿正直でいようっと。
あともう一言
私はあの社長は何も知らなかったと思います。
仮に私が会社員だった頃にそういう事をやったとして、社長はそんな事知るはずがありません、いいところ所属の部長まででしょう。
だから今回の事件に置き換えて言うなら、料理長止まりでしょう。
あの社長が最初から全面的に不祥事を認め謝罪していたなら、辞めることはなかったかも知れないと思います。
あの社長の決定的なミスは、発覚してからもなお逃げようとしたいさぎ悪さです。

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