日刊イオ

月刊イオがおくる日刊編集後記

プラハからブダペストへ、鉄道の旅

2016-04-06 09:00:00 | (相)のブログ
 中欧3ヵ国旅行記の第2回。
 1泊2日のプラハ滞在を終え、2ヵ国目のハンガリーの首都・ブダペストへ。移動は飛行機ではなく、国際列車を利用した。
 プラハからブダペストまで7時間弱。仕事柄、鉄道での長時間の移動には慣れているし、鉄道の旅は嫌いではないので、苦にはならなかった。外の景色を眺めたり、読書をしたり、音楽を聴いたり、食事をしたり、眠ったり。のんびり過ごしていると、あっという間に国境を2つ越えて目的地へ。大小さまざまな国々がひしめきあっている欧州ならではの旅だった。



 プラハ中央駅を9時50分に出発。
 
 

 乗った国際列車はこれ。
 出発からしばらくすると市街地を外れ、車窓の向こうにはのどかな風景が広がる。

 


 車内のようす。思ったより乗客も静かだった。

 

 

 

 座ったのは4人がけのコンパートメント。
 

 

 途中の駅。
 

 

 17時40分ごろ、ほぼ定刻どおりに終点のブダペスト東駅に到着。

 鉄道に限らず、飛行機も含めて欧州内の快適で便利な移動を可能にしているのが、ご存知シェンゲン協定だ。加盟国間における国境での出入国管理をなくして人やモノの行き来を自由にしようというEUの協定のことで、国境検査なしで国境を越えることができる。加盟しているのは26ヵ国。加盟国間でわずらわしい出入国管理がないのはこの協定のあるおかげだ。はじめにシェンゲン協定加盟国へ入る時の入国審査と、最後の加盟国外へ出る時の出国審査のみで、あとは原則的に自由に域内を行き来することができるという、旅行者にとっては嬉しい協定。この日、出発地のチェコからスロバキアを経てハンガリーと国境を2つ越え、3ヵ国間を移動したが、いずれの国も協定に加盟しているので入国審査はなし。国内を移動しているような錯覚におそわれた。
 四方を海に囲まれている日本に住んでいると、国境と言われてもいまいちピンとこないが、海外に出るといやおうなしに考えさせられる。(相)
















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NEW!!部屋の電気

2016-04-05 09:00:00 | (麗)のブログ
先週、部屋の電気を取り替えるため、業者を呼び1時間ほど工事を行った。

被せられた蓋を開けて蛍光灯を取り替えようとすると、はめ込む金具の部分が熱によって溶けて劣化しポロポロと落ちて来てしまっていたため、不動産屋に連絡をし、業者を手配してもらった。

数日後、電気がどういう状態か見積もってもらうために、業者に家まで来てもらう事になった。
そして、全くの赤の他人を家に入れるという恐怖。
こればっかりはしょうがない。憂鬱でしょうがない。
自意識過剰と言われてもいいので、とりあえず家に入れる前から窓を全開にしておいた。

すると業者は「あ~これ、だいぶやられてますね。寧ろ今までよく持ってましたね!しかもこの電気会社さん、20年前くらいにもう会社名も変わっちゃってるし、この製品ももう生産してないんですよね」

なにぃ…

今住んでる家が約20年ちょっと…じゃあ建てられた当時のままだったのか…。
確かにいまどき紐で引っ張るタイプ珍しいかも…。
ちなみにこの紐も、中が劣化していたので引っ張るとブチィッと切れてしまい二進も三進もいかなくなり、そのまま放置していた。※ちゃんと他にスイッチはある

すぐに全部取り替えてもらうようお願いし、先週の土曜日にまた同じ業者に来てもらい新しく設置してもらった。

新しい電気はリモコン付きで、明るさの調節が出来る! おやすみタイマーがついてい!豆電球もつけられる…!
前は紐が切れていたから豆電球に出来なかったからこれは嬉しい!
こんな事で小さな喜びを感じる。

とりあえずこのあと、親に無事に終了したよと伝えたら、実家の電気と全く同じものだと知った。
なんたる偶然!!(麗)
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いのちの歌が響く

2016-04-04 09:00:00 | (理)のブログ


 先週の土曜日、多摩教育センターで行われた「サム・トゥッ・ソリ JAPAN TOUR2016」の立川公演を観覧してきました。韓国で活躍する歌手たちが来日し、平和と人権を歌で呼びかけるコンサートです。「日本のうたごえ」という音楽運動と連帯して1998年に初めて実現して以降、日韓の市民たちによる音楽交流の歴史の中で少なくない役割を果たしてきました。

 近年、日本軍「慰安婦」に代表される歴史の問題によって日韓を取り巻く情勢は良いとは言えません。しかし、そんな時だからこそ離れてしまった距離を市民の力で再び近づけようと、今回のツアー開催に至りました。「サム・トゥッ・ソリ」としての来日は10年ぶりで、一昨年から準備を進めてきたといいます。

 舞台では、韓国の代表的な抵抗歌と出演者が作詞作曲した楽曲を中心に、アンコール含めて20曲以上の演目が披露されました。人間が人間らしく生きることの大切さ、他の誰にも命を蹂躙されてはいけないということ、平和のために自分たちが立ち上がろうという呼びかけ―そのような思いが込められたとても熱いコンサートでした。
 出演者たちの表情と声には、大げさではなくて本当に魂が宿っているように思えました。特に「임을 위한 행진곡(彼のための行進曲)」を聞きながら、(この人たちは生きるために歌っている)とも感じました。1980年の光州民主化運動時のような軍事独裁政権による大虐殺はないにしても、この歌でうたわれている精神は現代の韓国でも通ずるものがあるのだろう、だから歌っているのだと。

 上に描いたような重みのある歌だけではなく、朝鮮学校に通う子どもたちの気持ちを歌った「우리학교는 우리고향이다(ウリハッキョは私のふるさと)」や、さまざまな国の言語で「愛してる」というフレーズを繰り返す「34回のプロポーズ」など、あたたかな気持ちになる歌もありました。
 また、歓迎演奏として地域の市民合唱団が「アリラン赤とんぼ」と「すてきな握手」を、西東京朝鮮第1初中級学校の民族器楽部が「森の音楽会」を披露しました。

 このコンサートは「JAPAN TOUR」というだけあって、最終日の4月19日まで日本各地で残り9公演が予定されています。昨日は長野の松代でも行われ、大好評だったようです。チケットの予約や問合せは特設サイトをご参照ください。公演情報のほか、コンサートの趣旨や出演者の紹介も掲載されています。

●サムトゥッソリ(http://www.centerpro.co.jp/sts2016/salm2016.html

 立川公演の内容はイオ5月号の文化ページでも紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。(理)

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子育ての助けになる絵本

2016-04-01 09:00:00 | (愛)のブログ
今日から4月!日本では新しい年度が始まる月ですね♪
子どもが通う園も今日から新しいお友達が増え、なんだか皆そわそわしています。

園の玄関には貸出ができるようにズラーッと絵本が並んでいます。
子どもが産まれてから、絵本をもらうことも増えたし、絵本を逆にプレゼントすることが増えました。
絵本を手にとるようになってから、その年齢ごとに合った絵本がたくさん出版されているんだな、と感心します。
それとともに、絵本の読み聞かせは子どもの想像力を大いに刺激します。
子育てするうえで、絵本というのはとてもいいものだなと実感もします。

今日は子育てするなかで自分がよく読む本を紹介したいと思います。

子どもがある程度大きくなって、夜寝ない時のおすすめ絵本として、知り合いに「ねないこだれだ?」を紹介されました。ねない子はおばけが連れ去ってしまうぞーという大人から見るとすこし過激(?)な絵本です。
最初読んだときは、なんて怖い本なんだ!とびっくりしました。
でも子どもはよくわからない「おばけ」というものに興味があって、子どものクラスでも大人気だったようです。
読んだ後はオンマのそばが落ち着くようで、ぎゅっと体を寄せて眠りにつきます。
子どもが夜寝ないので困っているという友人にもこの本をプレゼントしてみました。友人が子供に読ませたところ、「こわいからもう寝る。。。」と。効果は抜群だったようです。(^_^;)

子が1歳くらいの時は、「だるまさんが」という絵本をたくさん読みました。
単純な絵本ですが、だるまさんのコロコロ変わる様子に子どもも大喜びでした。だるまさんと同じように伸び縮みして楽しんでいました。と、同時に「あなたの歯はどこ?」と質問し、体についての名前も教えたりしていました。

子どものお気に入りの絵本はもうひとつあり、それは「ぼく、おかあさんのこと…」という絵本。
酒井駒子さんという絵本作家さんの本で、この画風が好きな私は出産前から持っていました。
うさぎくんがおかあさんがきらいな理由は、ドキッとするほど自分にも心当たりがあり、反省させられることもしばしば。
でも最後は愛情あふれる絵本です。
忙しい毎日でも、大切なことを思い出させ、子どもをぎゅっと抱きしめたくなる、そんな絵本です。

あと、トイレトレーニングの時にぴったりの本もみつけました!その絵本を読んであげると、オムツよりパンツがいい!とやる気満々になりました。
その本はイオ5月号p73で紹介する予定なので、ぜひ5月号をお手にとってみてください。(愛)
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