日刊イオ

月刊イオがおくる日刊編集後記

イオ2019年3月号が完成!

2019-02-15 10:00:00 | (全)のブログ


イオ2019年3月号が完成しました!

 特集は「『食』から見えるウリハッキョ」です。
 人間の営みと切っても切り離せない「食」。学校教育の現場でもしかりです。本特集では、「食」を切り口にウリハッキョ(朝鮮学校)を見てみました。
 「全国朝高食堂人気メニュー」や「あなたのお弁当、拝見します」「給食で支える、つながる 地域トンポたちのサポートで」など、各地の学校で運営されている食堂や、保護者・地域の同胞たち・日本人支援者らの手による給食、愛情たっぷりのお弁当を紹介します。
 ほかにも、広島朝鮮初中高級学校と四国朝鮮初中級学校を訪ね、寄宿舎の食事作りなど作り手の姿に迫った「ルポ 中四国地方の『ソウルフード』を訪ねて 広島の寄宿舎、四国の団らん」や名古屋初級の「キムチプロジェクト」、医協西日本による食育の取り組みなど、「おいしい!」「温かい!」があふれる企画です。

 特集以外の記事も豊富な内容となっています。
 1月16日~17日にスイス・ジュネーブで、国連・子どもの権利委員会による子どもの権利条約の実施状況に関する日本報告書審査が行われました。この審査に合わせて、朝鮮学校学生・オモニ代表団がジュネーブを訪れ、朝鮮学校が置かれた差別の現状について委員たちに情報提供を行いました。随行した在日本朝鮮人人権協会の宋恵淑さんが活動の詳細を報告します。

 大阪府青商会が主催した在日コリアンアカペラコンテスト「コリハモ~become one~」のようすや結果は「歌のチカラ、笑顔の輪 大阪『コリハモ~become one~』 1200人で沸く」という記事で紹介しています。

 1月28日に逝去した日本軍性奴隷制被害者であり人権運動家の金福童さん。金さんは朝鮮学校にも足を運び、力強い支援を行ってきました。18年の9月28日には、大阪府の大阪朝鮮高級学校や城北朝鮮初級学校を訪れ、児童生徒と教職員たちにエールを送りました。誌面では、高暢佑・城北初級校長のエッセイ「力と勇気を与えてくれた 金福童ハルモニを想う」ほか、人権活動家として尊敬を集めていた金福童さんを偲ぶ声を集めました。
 
 ほかにも、「李健太、プロデビュー戦で1R TKO勝利」や「夜スク☆Korea講座」「母・金紅珠に会いにいく― 金満里さん、20年ぶりに東京で『ウリ・オモニ』」など、盛りだくさんです。
 
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