日刊イオ

月刊イオがおくる日刊編集後記

イオ9月号が完成!

2018-08-17 10:00:00 | (理)のブログ

 朝鮮民主主義人民共和国が創建されて今年9月9日で70年。
 イオ9月号の特集では、建国70年の節目を記念して、朝鮮の働く人々を紹介する「ワーカーズin平壌」と在日同胞が自分と祖国とのかかわりをつづる「祖国とわたし」の2大企画を準備しました。

 「ワーカーズin平壌」では、教員、料理人、エステティシャン、人気スポットのガイド、科学者、馬の調教師など、いま平壌で働く人々を表情豊かに紹介しています。別頁では、平壌に暮らす子どもたちが描く将来の夢を取り上げています。

 在日朝鮮人にとって祖国(朝鮮民主主義人民共和国)とはなんなのか―。各世代の3人の同胞に「祖国とわたし」というテーマで綴ってもらったエッセイも読みごたえがあります。


 9月号の表紙は兵庫県青商会の趙寿來会長。9月24日(月・祝)に「ウリ民族フォーラム2018 in 兵庫」が開催されるため、どのような思いで準備を進めているのか、フォーラム後に目指すことなどを聞きました。
 表紙コピーの「함께 가자(ハムケ カジャ/ともに歩もう)」には、地域に暮らす同胞一人ひとりが手を取り合って、自分たちの組織、学校、社会を守っていこうとの強い呼びかけが込められています。

 また、各地の朝鮮学校を紹介する連載企画「おいでよ!ウリハッキョ」では神戸朝鮮高級学校を取材しました。民族フォーラムと合わせて進められている「BECAUSEプロジェクト」の内容について、さまざまな具体的な実践とともに紹介しています。
 「おいでよ!ウリハッキョ」のページでは、記者がその学校に行って感じた印象や特徴をタイトルにしています(例えば私がこれまで取材した中だと、東京朝鮮第4初中級学校の「これぞ!地域密着型ハッキョ」や福岡朝鮮初級学校の「みんなが主人公!楽しさ溢れるハッキョ」など)。今回、神戸朝高のページタイトルは「“BECAUSE(だから)”! 一人ひとりが胸張れるハッキョ」にしました。
 ちょうど兵庫県下にある朝鮮学校の中級部3年生を対象にしたオープンスクールがあった日にお邪魔したのですが、朝高生みんなが“ウリハッキョ”の良さをそれぞれの方法で一生懸命に伝えていて、その姿が素敵だったからです。

 これらを読んで、ぜひ民族フォーラムにも足を運んでみて下さい。


 他にも、神奈川朝高をサプライズ訪問した本田圭佑選手の記事や、関東の各地で行われた在日朝鮮人について知る映画鑑賞会のルポ、大阪市の幼児教育無償化制度を朝鮮幼稚班にも適用してほしいとのオモニたちの思いを込めたエッセイ、西日本豪雨によって被害を受けた各地の復旧活動を紹介する内容など、各地のいろいろな情報を載せました。

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