日刊イオ

月刊イオがおくる日刊編集後記

高尾山の楽しみ方は色々

2016-06-03 10:00:00 | (愛)のブログ
先日、(麗)さんがブログで高尾山に初登山した記事を書いていましたが、実は私も登ってきました。
会社仲間と、小さい子ども含めた家族とともに。

私自身は前日まで全く乗り気ではなかった高尾山登頂。
子どももいるし、本当に登れるのか?と思いましたが、高尾山はスピリチュアルな霊山ということもあり、登ればきっといいこともあるかも?と
行く気持ちを奮い立たせ、登ってきました!


まず駅から徒歩でケーブルカー乗り場へ。ここからは子どもがいるということで、(麗)さんたちとは違うコースで登ることに。
ケーブルカー乗り場で切符を買い、ベビーカー預かり料金300円をだし、ベビーカーと大きな荷物を預かってもらいます。
そして、早速ケーブルカーへ。


ケーブルカーに乗ると6分ほどで標高472mまで登れます。最急勾配は31度18分、ケーブルカーの線路では日本一の急勾配ということで、踏ん張っていないとずり落ちそうでした。

着くと、何やらいい匂いが。名物の炭火で焼いた三福だんごが美味しそうで、ついついひとつ購入。あっという間に食べてしまうくらい美味しかったです!


そこから15分ほど歩くと、成田山新勝寺・川崎大師と並ぶ、真言宗智山派の関東三大本山の一つ、「高尾山薬王院有喜寺」があります。
途中には、日々の生活で汚れがたまった六根(目、鼻、耳、舌、心、体の6つの感覚器)を清浄にしてくれるという六根石が所々に置いてあります。
子どもとクルクル回しながら、良くなりますようにと一つ一つ回しながら、登っていきます。

その昔、参道を切り開く際に、道の邪魔になると切られそうになった根を一夜にして、たこの足のようにぐにゃりと曲げ道を開いたという伝説のあるタコ杉。

その隣には開運ひっぱり蛸が。もちろん皆で触りました。

天狗が腰かけて休むとされる霊木。


十善戒というものも紹介されており、ふむふむ、と読みました。

お寺の中には天狗の銅像が。
以前読んだ漫画「スピ散歩」という本の中で高尾山が紹介されており、その作者がお寺の屋根に天狗が何匹もいるのを見たそうで、きっと天狗がいるのかな~とワクワクドキドキしながらお参りしました。

本堂へ急ぐとちょうど祈祷を終えられたのか、ほら貝を吹きながら歩く僧侶たちの姿をみることができました。


ブオ~~~~~というほら貝の音がお寺全体に響きわたっていて、不思議な感覚に包まれていました。本当に天狗が飛んでいそうです。
お寺には色々な願掛けの場があり、隅々まで回りたかったです。

そんなこんなで、高尾山を子どもと楽しみながら歩いて、やっと山頂へ。
着いてみると(麗)さんたちは30分も前に着いていて、お昼もすっかり食べたあとでした。
楽しみすぎた、と反省。

山頂では子どもは同僚とたっぷり遊んでもらいました。
下りでは、皆でおみくじを引いて楽しく帰りました。おみくじもこれから上向いていくというような良い結果だったこともあり、パワーを補充できた気がします。
登りも下りも、ケーブルカーを使えば何とか子どもでも挑戦できるものですね。
結果、乗り気でなかった高尾山登頂は、やっぱり行ってよかったな、に変わりました。

行く人によって様々な表情をみせる高尾山。高尾山は色々な楽しみ方ができる山なのだなと、感心しました。(愛)