満月と黒猫日記

わたくし黒猫ブランカのデカダン酔いしれた暮らしぶりのレポートです。白い壁に「墜天使」って書いたり書かなかったり。

タピオカとマンゴーのヨーグルト

2006-08-10 01:06:23 | マンゴー

マンゴー報告です。
今年は本当にマンゴーモノがたくさん発売されて、やっと時代が俺に追いついてきたかぐらいのご満悦な心境なんですが(何様だ)、こうたくさん出られてはわたしのチェックが追いつきませんよ・・・。

でも負けない。マンゴーのためならわたしは力を尽くす。だってそれが人の性ですから。


てなわけで、今回は「タピオカとマンゴーのヨーグルト」。まんま、タピオカとマンゴーがヨーグルトの中に入っています。タピオカが結構個性が強くて、マンゴーはやや脇っぽい感じのお味ですが、これはこれで美味しいです。ヨーグルトも美味。ペロリと平らげました。

惜しむらくは、この手の製品は見かけた時に買っておかないとすぐ消えてしまうんですよね・・・。頑張って定番商品になってほしいものですが。


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『イサナと不知火のきみ』

2006-08-10 00:57:45 | 

皆様ごきげんよう。台風の影響による豪雨の中、敢えて自転車で駅まで突き抜けた勇者黒猫でございますよ。何がわたしをここまで駆り立てるのか、自分でもわかりません。ちなみにわたしが電車に乗る頃には、雨は小雨になりましたとさ☆

今日は久々に本の感想を。

『イサナと不知火のきみ』(たつみや章著、講談社)

綿津見一族の長の娘イサナは、一族の巫女「火のきみ」の妹でもあり、自身も神々の声を聞くいにしえの力を持っている。もうそろそろ求婚の声もちらほら届く年頃だが、娘らしいことにはとんと興味がなく、漂着したのを助けてやった異国の少年、クレとともに男の子のように過ごすことを好んでいた。
ある日、新しい船を作ろうと、船になってもいいという大木を探すための「呼ばい」を行ったイサナのもとに返事が訪れる。その声をたどって大木のもとに導かれたイサナだったが、その木の中には龍神が封じられていた。木を伐り倒す際、その龍神に憑依されそうになったイサナは、まだ名前がないという龍神に「オギレヒコナ」という名を与える。
名を与えられた龍神は小さな男の子の姿になり、自分こそは海の長、不知火のきみの正当な後継者だと明かす。しかしヒコナが木に封じられていた百年の間に不知火一族は邪悪な側室によってほぼ壊滅されており、ヒコナが最後のひとりであるらしいことが判明して・・・?

というようなお話。

皆様待望、古代日本を舞台にした「月神」シリーズでわたしの心をガッツリ捕らえた、たつみや章さんの新シリーズです。

もうね、早くも名作の予感がしますよ・・・!面白い!
ジャンルとしてはYAになりますが、設定がとてもしっかりしているし、登場人物は皆魅力的で、大人もバッチリ楽しめます。つうか、東逸子さんの美麗な挿絵も手伝って、結構同人とかやる方も多そうな気が(笑)。実際、月神シリーズ(たつみやさん既刊)の二次創作はちらほら見かけますし。

男勝りの主人公イサナ、イサナに大恩がある異国の少年クレ、一見豪快だけど巧みな統治者であるオオシヒコ、ひたすら綺麗で優しい姉アサカなど、登場人物が皆すごくいいんですよ。あと、龍神のオギレヒコナ(略してヒコナ)。こどもです。百年眠っていたという経緯もあり、本当は大人なんですが、わけあってこどもです。イサナにからかわれてむきになったりしちゃう姿がもう可愛くて・・・!(笑)これはおそらくある種のお姉さま方にはダイレクトに響くツボなんじゃないでしょうか(どうなのその読み方)。
でもわたしはイサナとクレの微妙な関係にガツンとやられましたね~。女扱いされたくなくて、将来は自ら船を率いる船長になりたいイサナと、そんなイサナに従いつつもたまにポロッと本音が出てしまうクレ。異国人ということで台詞がカタカナなのもなんかイイ。なんというか、ちょっと前の少女漫画の王道みたいな関係です。たまらん(笑)。
将来的にはクレ→イサナ←ヒコナという三角関係も展開されそうな気がしてなりませんよ。うわ、むしろ来い、バッチ来いその展開(笑)。

まだシリーズ第一巻で、今後近隣の諸族や神々も出てきたりして物語が大きく展開していくものと思われますが、とにかく楽しみです。わくわく感を存分に残したまま終わる第一巻が心憎いくらい(笑)。続きはいつ出るのかな~。とにかくおすすめですよ!
まだ「月神」シリーズ(全5作)を未読の方は、こちらを先に読んでおくのもいいかもしれません。完結しているし、読み応え充分です。ハマること請け合いですよ☆
コメント (2)
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