昨日、『スーパーマンリターンズ』の試写会に行って参りました。皆様ご存知、赤マントに青い全身タイツ、あのスーパーマンです。
自分の生まれ故郷を訪れるため、スーパーマン(表の名はクラーク・ケント=ブランドン・ラウス)が地球から忽然と姿を消して5年。スーパーマンは生まれ育ったケント農場に戻ってきた。長い時間をかけて訪れた故郷の星は今やなく、彼はクラーク・ケントとして再び世を忍ぶ己の日常に戻る。
彼は復帰した勤務先の新聞社、デイリー・プラネットで、スーパーマンとしての彼の恋人、ロイス(ケイト・ボスワース)が「スーパーマンは何故必要ないか?」という記事でピュリツァー賞を取ったうえ、既に子どもがいて今は恋人と暮らしていることを知る。5年の歳月はあまりにも長かったのだ。
一方、かつてスーパーマンが対決し、刑務所に送り込んだ宿敵、レックス・ルーサー(ケビン・スペイシー)は、塀の中から大富豪の老婦人を篭絡し、保釈金を出させた上全財産を己のものにする。レックスは財力を駆使し、スーパーマンの生まれ故郷クリプトン星のテクノロジーを知識として獲得、それを使って新たな大陸を作ろうと目論む。スーパーマンの唯一の弱点、クリプトナイトを用意して待ち受けるレックスに、スーパーマンは勝てるのか!?
というようなお話。
アメコミが原作なので、なんで顔モロ出しなのにバレないのかとかどんなに激しいアクションをしても何故前髪のひとすじカールは乱れないのかとかそういう細かいことを気にしちゃいけません。
・・・それを差し引いても、「イヤイヤイヤイヤそれはないだろいくらなんでも」と、ダイバスターのマルさんのようにツッコミながら観てしまいました(笑)。あとスーパースターつながりでどうしても「ラジニだったらここは・・・」とか思いながら観たのは内緒です☆
わたしはクリストファー・リーブのスーパーマンは未見なので、実質スーパーマンを映画で観るのはこれが初めてです。アメコミが原作だし、こう、
キャー助けてー→スーパーマン颯爽と登場→大活躍→スーパーマン万歳!
という、単純明快な話かな、と思っていたんです。が、この作品はリメイクではなく「リターンズ」なのでした。スーパーマンがいなくなってしまってから5年、彼は再び帰ってきたが、5年の歳月で彼のいた世界はすっかり変わっていた(特に恋人ルイス)という点に重点が置かれていて、スーパーヒーローのアクションを楽しむというよりも、彼の人間的な苦悩に重点が置かれているようにも感じました。
イヤ、アクションももちろんすごかったですよ?目から光線出せるなんて知らなかったし。
アクションという点ではスーパーマンもすごかったですが、ヒロインのロイスもそんだけいろんな目に遭ってよく怪我しないなという感じでした。この人は普通の人間のはずなんだけど(笑)。
悪役レックスを演じたケビン・スペイシーとその一味もよかったです。特に小道具(?)の愛玩犬に笑いました。
わたしは面白かったですが、夏休みにお子様と行こうと思っているお父さんお母さんがいらしたら、それはどうだろうとご忠告申しあげたいです。ま、アクションだけでも楽しめるかとは思いますが。