皆様ごきげんよう。ジムでのスタジオプログラムを二つ終えて、久々に「もう重力の存在が重荷でしかない」と思った黒猫でございますよ。お風呂の湯船に一生浸かっていたくなったよ。
でも頑張って帰ってきたんですが、丁度家に着いて自転車を停めていたときに、雨が結構激しく降りだしたので、いいタイミングで戻れてよかったです。
それはさておき。
帰宅してすぐ読み始め、『キャンディキャンディ』全部読み終わりました・・・!
面白かったよ!ところどころツッコミどころがある点がまたいい。
あらすじについてはwikiの記事のストーリーが異様に細かかったので、こちらを参照して下さい。
まあ、一応簡単に説明すると、20世紀初頭のアメリカで孤児のキャンディがいろんな人と出会いながら成長するストーリーです。
孤児ではありますが、12歳でお金持ちの家に娘の話し相手としてもらわれて、そこからはかなり激動の人生です。途中何歳になったというのが詳細にはわからないんですが、最終回でもまだ10代だと思います。
が、途中「お前らいくつだよ」と思うシーンが何度も。
たとえば、主要キャラクターにアンソニーという男の子がいるんですが、この子は自分とそれほど年の離れていないキャンディに「笑ったほうが可愛いよ、おちびちゃん」とか言うのです。はっきりとは触れられていませんが、彼はこのときせいぜい13~15歳のはず。何この10代。こんな年頃なんて、一番女子に素直になれなそうなもんですが。
wikiでも触れられていましたが、基本設定とラストが『あしながおじさん』に似ています。あしながおじさん大好きなわたしには好みの筋でした。
あと「赤毛のアン」にもちょっと似てると思う。主人公の雰囲気が似通っているってのもありますが、時代も被るっちゃあ被るのです。まあ、アンがキャンディの母親世代になりますが。アンの息子のウォルターは出征の動機と、ステアの動機も似てる気がします。
でも漫画読みとしてのわたしは、色々無意識にツッコミが沸いてしまいました。
キャンディのあだ名のひとつ「ターザンそばかす」って20世紀初頭におかしくね?とか、中盤出てきたクッキーというキャラは思わせぶりに出てきてそれきり全く出てこなかったけど、大人の都合で存在抹消?とか、キャンディの出自は結局明らかにされないままかよ、とか、なんか色んな雑念が浮かんでしまいました(笑)。
あと、インド映画の見すぎなのか、身内の悪役キャラが最後まで改心しないのはおかしいとか思ってしまいました。よくよく考えればこの考え方がおかしいよね(笑)。
前回の日記で「出てくる男性がみんなキャンディを好きになる」という前評判に対し、「だいたいあってた」と書きましたが、ひとりだけ、イジワル兄妹の兄のほうは結構長い間イジワルに励んでいたんですが、後半突然デレた。兄よ、お前もか・・・その豹変ぶりにびっくりしました。
まあ、ところどころつっこみたい部分はありましたが、全体的には面白かったです。
あとさ、テリィ(メインキャラの一人、イケメン)を見てたら何故か高橋陽一氏(『キャプテン翼』作者)の絵を思い浮かべてしまったんですが・・・なんか似てるよね・・・?