どーも、CARトーです。 先週行った作業はカムカバーのシール交換を行いました。
毎度のことなので、周辺パーツの取り外しは省略し、さっそく外したカバーをこれへ↓
こいつがなかなか手ごわい、金属のリングにゴムをコーティングしているのだが、ガッツリはめ込んであるので、指の力では貫けません。 考えた末、ちょっと荒業ですが、はめ込み接合面に小マイナス・ドライバーを割り込ませ、更に中マイナス・ドライバーでシールを歪ませ起して貫きました。
やや無理にこじった接合部が荒れてたので、紙やすりでで整え、パーツクリーナーで綺麗に洗浄。
お次は若さあふれるNEWシール群です。 肌の張りが違います。
最初にプラグ・シールを挿入!
貫くとき同様にはめ込む時も指の力では無理なので、何かを使い・・・・・っと回りを探したら・・・あった! 5年位前にロードスターの足回りブッシュ交換の際、鍛冶屋さんにワン・オフで製作いただいたカラー! 大小2個のカラーがジャスト・ミート!
大カラーでカバー面位置まで叩き、更に小さいカラーでコンコンと円を描きながら少しづつ打ち込み。打撃音が鈍い音(ドンドン)から硬い音(ガンガン)に変わったら、シールが底に当たったことになるので終了! 叩き過ぎるとアルミのカバーが破損するかも・・・。
お次はヘッドを覗いてみましょう↓
ピカピカしているカム山と真茶色のカム山を確認。 ピカピカ部はカムとバルブリフターの隙間が狭いところで、真茶色のところは真逆に隙間があり過ぎ。 あり過ぎるとバルブの空く時間にバラつきが起こり、高回転時に不整脈が起きる。
じゃー、隙間がどれ位あるか測ってみましょう!
上部カム(吸気)の隙間平均値は0.17mmで下部カム(排気)の平均値は0.34mm。 バラつきが気になったが、シリンダーヘッド部を付けた状態でのバルブリフター・シム交換は厳しいので、見てみぬふりをした。
気になるところをスルーした後は、新シールの密着度を上げる為に、荒れたシリンダー・ヘッドに付着した古いシール材を丁寧に除去。 シンナーで更に丁寧に油分を除去し、液体シール材を薄くうすーーく塗り、カム・カバーを装着。
カバーを止めるナットが5個あるが、これを均等に締め付け、カム・カバー装着完了。
次回はバッテリー回りを念のため清掃することに、、、、、、詳細な理由はその時に・・・・・・。
チャオ!
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