どーも、CARトーです。
以前紹介したステップWのリヤブレーキのオーバーホールです。↓
http://blog.goo.ne.jp/garage-village/d/20120404
前回キャリパーのピストンをプライヤーで押し戻そうとしたが、全然手応えが無かったので、固着していることを想定。 キャリパーを外してからエアーで抜けなかったらやっかいなので、エアー圧より強力な「脚力+ブレーキ油圧」力=パスカル力を使い、ピストンを抜くことに↓
ディスク両側のうち薄い片方のパットを抜き、変わりに木板を入れブレーキペダルを踏み込むも足応えがないので更に「ぐーっと」踏み込むとボン!」っとキャリパー・ピストンが急激に動いた! 「抜けた!」 左側に続いて右側もやってみたが、こちらの方は軽かった。
全てキャリパーを外し、ブレーキ油が流れないようにボルト&ナットで仮締めし止油?。
外した部品の中で「おやっ?」と思ったのが、キャリパーを上下2ヶ所で押えているスライドピンの形状が違うことに気がついた。 理由が分からないが上部のスライドピンに平らな部分が2本あるが、下部のスライドピンにはそれが無くまん丸であーる。<誰かおせーて?>
次にピストンをキャリパーから外す。 一旦緩んだピストンなので今度はエアーで「シュー」しました。 ・・・・・すると!と・と・と・何と! こんな状態だった。
既にこのリヤブレーキはご臨終でした。 危険危険!!<セーフ!>
《HONDAが好んで採用しているニッシン社製キャリパー。》
HONDA CARSでシールキットを購入した際、サービスの人に「ピストンは大丈夫ですか?」と聞かれたが、「今までやってきたOHで、ピストンまで使えないこと無かったのでけっこうです。」と低調に断ったが、、、、、、それが失敗だった。 余裕ぶっこいて日曜日の11時から作業始めて、12時にさび付いたピストンにお目にかかるとは・・・・・。 さすがに焦ったね!
冷静にピストンが収まるシリンダーに錆は無いか?再利用可能か? を判断。 すれたアザみたいなところを紙やすり1200番で軽く磨き、再利用が可能であることを確認し、ダッシュでホンダへ向った。
ありましたピストン2個↓
事前に買っておいたシールキットから取付開始!
まづはシリンダー内の溝にOリングをはめ込み、続いてダストブーツを装着。どちらにもグリースを塗りこみました。
ちなみにピストンの錆が酷かった方の旧ダストブーツは、一部溝にはまって無かったです。つまりはそこから水が浸入し、酷い錆が発生したと分析!
ダストブーツをはめ込み、その中にピストンを入れるのだが、これが難しいのだ。 狭いスペースでの作業で、おまけに小さな開口部に入れるのは至難の業。 そこ出だ!ここでもエアーの出番です。
エアーを注入しながらダストブーツへピストンを押し付けると、ブーツが膨らみ開口部もつられて膨らみ、「パコッ!」ってピストンを大口で飲み込みます。 ちょいとコツが要ります。
ここまできたらあとは早いもんです。 キャリパーを組付け、
最後はブレーキ経路に溜まっている空気を抜く作業です。
通称:エアー抜き。<そのまんまの言い方です> ・・・でも、助役・課長・係長らが全員買い物に出かけていて作業ストップです。
何故か? ブレーキ・ペダルを踏む人と抜き穴のコックを開閉する人が必要だから。。
諦めかけていた「その時!」です。
3週間も音沙汰が無かった鍛冶屋さんから、「ちょっと寄っていいかな?」のメール。
「飛んで火にいる”春”の虫」っとはコイツのことだーーー!
直ぐおいでおいでのLOVEコール! 5分くらいで到着。。
無事エアー抜き完了!! チェックのため試運転してみたが、Goodフィーリング!
そりゃそうだわな、ほとんどフロント・ブレーキで減速してたんだからな~。
めでたしメデタシ。 チャオ!
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