梅干しを極める

都築佐美子著
NHK出版　2004年


「梅仕事」って良い言葉だ。
毎年、日々違う梅や紫蘇と語らい、ドキドキ生きる。
生き物として正しい姿、豊かさってもんでしょ。

塩漬けで白梅酢が上がったら、重しを軽くするのは、梅の実が潰れるのを防ぐためだったのか。
赤紫蘇は梅の上に広げて置く。
（ウチではお団子にしている。）
土用干しの最中に赤梅酢に戻す方法もアリみたい。
でも、干しあがってからは梅酢に漬けないのかな？

名古屋駅の近くに漬物ゆかりの神社、萱津神社があるらしい。
行ってみたいな。

インペリアルなスタジオ観覧

金曜10時のアートな番組
日本を代表する迎賓館、今も昔もステイタスの象徴、インペリアルホテールの特集。
スタジオゲストは現役バリバリの舞台女優さんと、原職の社長さん。
毎日変な髪形の人が、入れ替わり立ち代り謝罪している昨今、志高い人々の築き上げたエレガントな歴史には感動する。

マリリンが「シャネルの5番を着て寝ている」とコメントしたのは、ここに滞在中のことだった。
チャップリンは、犬養毅との会食を延期したことで5.15事件を免れていた。
カレーライスは2.26事件の炊き出しから広まった。
ディナーショーやバイキングを日本で始めたのもここ。
ベイカリーやクリーニング、郵便局をホテル内に作ったのもここ。

鹿鳴館の隣に、世界の鬼才が贅を尽くして設計した、大谷石と煉瓦のお城は
まさにオープン当日に東京を壊滅させた大震災にもびくともせず、
世界にその名を知らしめることになった。
この「東洋の宝石」は、今では明治村に移築、保存されている。

スタジオでは出演者に本物のシャリアピンステーキが振舞われた。
思い切り嗅いでおこうとおもったのに、玉ねぎの匂いしかわからなかったなぁ。

オフマイクで聞こえた話。
「なだ万」のキンキの煮付けは絶品らしい。
「ガルガンチュア」のブルーベリータルトはおいしいらしい。
このホテルの居酒屋もすごく良いらしい。

放送は10月初旬とな。
ずっと先だね。