若妻印

いぶし銀の若妻のおいしい日常
食べることしか考えてません。

ゆかたでうきうき

2007年04月23日 00時55分34秒 | 読みました
大橋歩著
マガジンハウス 2005年


・ゆかたは夕方から着用するものなので、本来は薄暗がりに生える色柄が良いとされていた。
・男の着物はおはしょりをしないので、身八つ口は開いていない。
・下ばきはビキニパンツがトイレで便利。
・柄(ゆかた)オン無地(帯)が洋服感覚、柄オン柄が和服感覚。

「書」のスタジオ観覧

2007年04月22日 17時47分15秒 | 冒険してみたい
金曜10時のアートな番組
今「書」がブームなんですってよ。
私なんざ習字の授業に良い思い出ないけどね。

今をときめく書道家さん三人がゲスト。
まずは、民報初出しの”破天荒”さん。
声が良いんだ、声優さんみたい。
紙上にとどまらず、何にでも書いちゃう、何でも筆にしちゃう、墨も自分で作っちゃう。
筆順や構成にだってとらわれない。
目をつぶっても書いちゃう。
自らを”大道芸人”と呼び、お客のリクエストに答えたりもする。
何が飛び出すかわからない、その緊張もまた楽し。
お坊さんの修行みたいだね。

殿が楽しそうだ。
還暦のジジイが小学生みたいに夢中になってる。

破天荒さんが大好きだという書家は
70歳にして、孫から初めて字を学び、77にして始めて書をたしなんだという、山形の”おしん”、100%お百姓のおばあちゃん。
おばあちゃんが書くのは、日々の暮らし。
「たのしい」「ほとけさま」「かみさま」「なす」「かぶとむし」等々、これ以上何もない境地。
殿いわく、ピカソが生涯かけてたどりついたものとな。

二人目は、わずか8歳にして世界に認められた少年書道家。
地元のポスターや、酒のラベルなどにひっぱりだことな。
まだ難しい字や、言葉の意味はわからないであろうに、破天荒さんが大人になってから追いかけ始めた、”愉しむ書”を、無心のうちに掴んでしまっているのよね。
書くときには、頭の中を真っ白にするそうな。
お見事!

三人目は、英語のスペルを日本語の漢字のように書くオネエサン。
俳優さんの奥様だね。
「英漢字」を商標登録したそうな。
”SEA”と書いて「海」、”REVOLUTION”は「革命」に。
漢字やアルファベットの書き順を守っていても、不思議と形にできるのだそうな。
言葉は宇宙よのぉ。
どこかで繋がっているのね。

大トリは、破天荒さんと殿のコラボライブ。
屏風に殿が一筆入れ、破天荒さんが作品に仕上げる趣向なのだけれど、
殿が横一文字に思いっきり書いてしまったものだから、破天荒さん悩んでしまった。
放送では編集されるだろうけど、10分以上考えていたと思う。
その間、レギュラーの三人が勝手に盛り上がっていても、キレなかったねぇ。
本当に達観しているのでした。
完成した一文字には、文句なく一同感動。

面白かった!

放送はいつなんだ?