どぶがいの屋外アクア

コロナは茶番。世間体を過剰に気にすると権力者に搾取される。おかしいことはおかしいと主張しよう!

夏は乗り越えたのに…

2019-09-28 20:37:50 | 魚飼育
実は今月の半ば辺りにうちの飼育魚達に異変が出始めました。

プラ舟ではエロモナスと思われる症状が蔓延し、テツギョ2匹を含むフナ類は殆ど死んでしまいました。

室内水槽でも白点病が蔓延し、カネヒラが重症化に全身白点まみれになりました。


※下に変わり果てた魚体画像を掲載します。

























今まで屋外飼育で病気が蔓延し、魚が次々と病死してしまう…という経験が無かったのでかなりショックでした。

カネヒラに関しても白点びっしりでぎこちない泳ぎになり、どうなることかと思いましたが…

















新たに墨和金を購入しました。

不思議なのが、元々居たフナ類は出血したり、鱗がささくれ立ったりとエロモナスの症状を出して衰弱死していったのに対し、マタナゴやアカヒレタビラといったフナよりもデリケートだと思われる魚種が元気にしていることです。

タナゴ類はエロモナスの症状が全く無く、しっかりした泳ぎでエサをついばんでいるのです。

念のため、病気を拡大させないためにヌマガイを移動させて薬浴しましたが…

コイヘルペスやキンギョヘルペスが一瞬、頭をよぎりましたが症状が違うんですよね。








薬浴とこまめな水換えを繰り返し、カネヒラは白点まみれの状態から完治しました!

他の連中は白点の症状が殆ど出なかったのが幸いです。意外にもツチフキとヒガシシマドジョウといった底物組は全く発症しませんでした。


プラ舟のエロモナスについては原因がわからないのですが、室内水槽に関しては水換えをサボり気味でした。週に1~2回は必ず行うべきですね。




関連記事













フネドブガイ生息調査

2019-09-25 10:35:53 | 野外採集
フネドブガイの生息地に行って来ました!

自宅から余裕で100km以上距離があるので
、決して近場とは云えませんが…淡水二枚貝のマイナー種は気になるので要チェックといきましょう!

↑フネドブガイとは何ぞや?と思う人は前回の記事をお読みください。







三面護岸の幅1m程の小さな用水路で水深は浅い所で5㎝から深い所で30㎝程となっていました。

フネドブガイは砂と泥が混じって堆積した場所に潜り込んでいました。泥しか無い場所やコンクリむき出しの場所は好まないようでそのような場所では見かけませんでした。

水管が良い味出してます(笑)




生きた貝は26個体確認出来ました。

プラ舟で繁殖させてみたいので2個お持ち帰りしました。元々自宅に居るものと合わせれば4個体になるので上手く殖えて欲しいです。





3㎝程度の若い貝が確認出来たので再生産されているのだと思います!
とは云えフネドブガイの生息が確認出来た場所は局地的でしたので、経過観察は欠かせないです。

生息地が狭い範囲で限られていると河川工事や災害によって、いとも容易く地域絶滅してしまう危うさがありますからね…だから二枚貝に限らず、生息調査は大事ですね。






8㎝クラスの老成個体は黒みがかって貫禄がありますよね(笑)
これより大きなものは見かけなかったので多分、MAXサイズなんだと思います。






水深10㎝程度で大雨の時にしか水が流れ込まないだろうと思われる桝にも複数匹生息していました。
二枚貝にとっては劣悪な環境に思えますが、うちのプラ舟でも長期飼育出来ているくらいですので、温度変化や酸欠には間違いなく強いと思いますね。

イシガイ科の二枚貝が全国各地で数が減って居るのは様々な要素があるのだと思います。

・コンクリート護岸工事により砂や泥が押し流され潜り込めず、居場所を確保出来ない

・その工事により生コンクリートや土砂が二枚貝のエラに詰まり、窒息死

・アライグマやヌートリア等の捕食圧

・タイワンシジミとの競合

・トリコによる採集圧

パッと思いついた限りで原因を書き出して見ました。

イシガイ科の二枚貝の繁殖形態も災いしていますね…

繁殖形態について話を掘り下げるとかなり長い説明になるし、読者が飽きると思うので、参考になりそうな論文のリンクだけ貼っておきます(^^;


↑指標・危急生物としてのイシガイ科二枚貝


僕も時間がある時に論文を一気読みしています(笑)イシガイ科の仲間は生態だとか分類が奥深くて…サラッと説明するのは困難です(笑)







用水路の魚はモツゴ、トウヨシノボリ、マ(カラ)ドジョウの3種でした。これらの魚がグロキディウム(幼生)の宿主となっているのでしょう。
余談ですが、近くの湿地では某外来魚が網に入ります。




桝にはミズカマキリとタイコウチも居ました。









トウキョウダルマ…ではなくトノサマガエルです。



フネドブガイと他のドブガイ類との簡易的な見分け方をフォロワーさんに教えて頂きました!

※ヌマガイとタガイはドブガイ属、フネドブガイはフネドブガイ属のようで別種です。


・殻が明るめの色であること

・殻幅(殻の厚み)がタガイよりあること

・殻の付け根が真ん中辺りに来ること

このへんですね。







フネドブガイ








ヌマガイ



ヌマガイとは殻高が全然違うので見分けは容易いですね。

それとフネドブガイは殻全体に膨らみがあるのに対して、ヌマガイは殻の付け根のみに膨らみがあります。
一方、フネドブガイとタガイは殻高が同じくらいだと思いますので、殻幅と膨らみも有効な同定ポイントになりえるようです。



こんなこと書いて恐縮ですが、僕自身はタガイの実物を見たことがありません。東京住みの人間はイシガイ科の二枚貝を観察する機会になかなか巡り逢えませんね。残念ながら…都内に生息する淡水二枚貝と云えば専らタイワンシジミです…
































タガイ改めフネドブガイ?

2019-09-16 09:46:27 | 魚飼育



※撮影のため一時的に室内水槽に移しています。二枚貝の長期飼育は屋外が確実です。



僕は今までこの貝をドブガイB型(タガイ)だと思っていましたが…






ツイッターのフォロワーさんからのご指摘によりフネドブガイと云う別種の貝である可能性が高いことがわかりました。

フォロワーさんいわく、水管の形で種類をある程度判別出来るそうで、ある程度と云うのは同定するのに1番確実な方法はグロキディウム(幼生)の形を見ることらしいです。

水管で二枚貝の種類を特定するのはハイレベル過ぎますよね(笑)居るところには居るんでしょうね「二枚貝の眼」を持つ達人と云うものが…

さて、このフネドブガイと云う貝は全国各地に生息しているらしいですが、以前書いた記事の通り…ドブガイ類は分類が混沌としていて、僕のようにフネドブガイの生息をタガイの生息としてカウントしてしまっている事例があるようです。要はそれだけ二枚貝の分類と同定は難しいと云うことですね。

近々、フネドブガイの生息地に出向いて生息調査を行いたいと思います!

これもフォロワーさんから教えて頂きましたが、僕がフネドブガイを発見した場所は今までの記録に掲載されていない…つまり、新産地らしいです!調査は必須だと思いますね!
今の僕には何も力は無いですが、ゆくゆくは二枚貝の保全に繋げられればと思います。



フネドブガイについての過去記事はコチラ↓

・最近の飼育ミス2とドブガイ類



・産卵と別れ



日淡水槽にリニューアル!

2019-09-08 13:55:47 | 魚飼育
この頃、ブログ書く気力が起きないですが前回からかなり間が空いたので室内水槽の変化に触れておきます。



以前は見ての通り、中国原産の魚を入れたりして統一感の無さにコケまみれという…レイアウト重視の人から見たらかなり残念な有り様でした(汗)
カネヒラは横から見たくなったのでプラ舟から移動させました。









このままでは良くないので、河口で拾ったイシマキガイに頑固なコケを一掃して貰ったり、川砂を投入したりして変化を付けてみました!






魚は
カネヒラ
アブラボテ
カワムツ
ムギツク
ツチフキ
ヒガシシマドジョウ
を入れています。


ツチフキに行き渡るように沈下性のエサを多めに投入してます。
ネットは気性が荒いとされているアブラボテですが、うちのは大人しく特に悪さすることはありません。
カネヒラが水草を掘り起こすので、大きめの石で根元を囲ってますがそれでもちょくちょくやられます。

見栄えもそうですが、飼育者のモチベーション向上に繋がるんで、水槽はキレイな方が良いですね!