野に還る

ペンタックスをザックに
野山に花や鳥、虫たちを追う。
身を土に返すまでのほんの一時
さあ野遊びの時間の始まりだ。

真鶴半島を歩く

2018-01-05 08:47:48 | ハイキング

  

     高台からの真鶴港

 

 18切符を使って真鶴半島を歩いてきた。駅から歩いて4時間弱のハイキングで

ざっと一周できる。観光協会のパンフレットがここに。

 まずは真鶴駅から

 

駅前の大通りを曲がりながら下っていく。途中の家々が渋い。

 

 気合の入った家。錆の浮いたトタン塀に懐かしさを覚える。

 

 今はしもた屋の八百屋さん。錆びたシャッターに貼られた「未来をひらく」ポスター。

 

 港町特有の猫もあちこちで見かけた。

 

  いい面構えの猫だった。

 

 10分ぐらいで漁港が見えてきた。

 

 結構大きな船が停泊している

 

 一仕事終えた昼前の時間帯、港にはゆったりとした時が流れていた。

 

カモメたちものんびりと寛いでいるようだ

 

 こんな海辺にもコサギがいるんだ。

 

 頭上を頻りに飛んでいるのはアオサギのようだ、すぐ近くの松の木が塒になっていた。

 

 観光遊覧船乗り場の脇を過ぎる。

 

トビも下を窺っている

 

 漁港の中では船員が投げた魚をカモメたちが奪い合っていた。

 

天気はいい。海は穏やかに凪いでいる。遠くに見えるのは三浦半島だろうか。

 

 あの建物が立っている島は相模湾に浮かぶ初島だろうか。

 

 小さな岩礁にウミウがいた。

 

 港に沿ってハイキングコースが設けられている。迎えてくれるのはイソヒヨドリ。縄張りがあるようで

30m置き位で次々と現れる。

 

 しばらく行くと港沿いのコースは終わり。貴船神社の脇を過ぎてからは

急な坂を登って魚付き保安林に入っていく。

 

 薄暗い車道をしばらく歩くと、ケープ真鶴の建物が見えてきた。

 ここにはレストランは、土産物売り場、遠藤貝類博物館などがあるようだが、

用事も興味もない私は素通り。

 

 真鶴半島の突端にある三ツ石(笠島)

 干潮時には渡れる道が出来る。

 

折角だから下まで(標高差70mほど)降りてみる。

 

  適当な場所を見つけて、途中で買った弁当を食べた。潮風の味がついて

いつにも増して美味かった。カモメもそれを美味しそうに?眺めていた。

 

 

 

 磯釣りをしている人も多い。この辺一体は釣りやシュノーケリングのメッカでもあるようだ。

 

 海沿いのハイキングコースは去年の台風以来、通行禁止にされていた。

この先はいけない。向こうに見えるのは伊豆半島。

 

 潮騒遊歩道、番場浦遊歩道、森林遊歩道と抜けてお林展望公園まできた。途中

野鳥の声が喧しかったが、残念ながら姿はほとんど見えなかった。

パターゴルフのコースが設けられている、客は見当たらない。

 

 ここには中川一政のアトリエや西部警察のロケで使われたという消防車が

展示されていたが、全く興味がないのでこれも素通り。

 

 枝先にアオジを発見。茂みの野鳥の声はどうやらこいつが正体だったようだ。

 

 ここから駅までは上り下りしながら一時間ぐらいかかって戻った。駅を出発したのが10時ぐらい

で戻ったのが午後2時なのでほぼ4時間のハイキング。潮風に吹かれて海や鳥を眺め

程よく疲れた良いハイキングだった。

この辺で。