野に還る

ペンタックスをザックに
野山に花や鳥、虫たちを追う。
身を土に返すまでのほんの一時
さあ野遊びの時間の始まりだ。

薬師池公園

2016-11-29 17:23:02 | 散歩

  つい最近まで、SMAPが年内に解散するということニュースを知らなかった。

朝方、新聞の雑誌広告欄ではじめて知った。ところでと

SMAPのメンバーの名前を思い出そうとしたら草彅剛、しばらくして木村拓哉の名が

出てきたところではたと止まった。 暫らくして3人目、〇〇慎吾までは出たが、

姓が思い出せない。考えながら朝食を食べ終えた辺りでなんとか香取だと思い出した。。

 さて香取慎吾までは出たのだがあと二人の名が思い出せない。

仕事の時間が来たので、やむなく出勤。出かけながらも脳トレを兼ねてひたすら考えた。

こうなると人に聞くのはもってのほか、ましてやPC、モバイルで検索するなど意地でもできない。

そこで脳細胞を絞るようにして考えに考えたのだが……でも出ない。情けないがあきらめて

仕事をしていたら突然、本人の顔のイメージとともに中居と浮かんだ。

 そこでまた行き詰まり、仕事をしながら折を見ては考え続け昼前になってやっと

稲垣吾郎の顔のイメージとともに名前、更には中居正広の名をようやく思い出すことができた。

 やった!SMAPメンバー5人コンプリートだ!苦闘半日、ささやかな達成感を味わった。

 今よりもっと年を取って体が不自由になったとき、することがない中寝そべりながら

こんな風にしても遊べるんだなぁと思わぬ発見だった。これは忘れないことにしよう。

 

 さて雪の降った翌朝、町田市にある薬師池公園に出かけた。

 菖蒲田に立つ水車小屋

 

 雪の上には枯れ落ちた紅葉の葉っぱ。これは私が並べたのではない。

初めからこんな風にあったのだ。

 

菖蒲田を見下ろす東屋

 

 

うっすらと雪の積もった菖蒲田

 

 万葉草花苑に隣接する古民家

 

 

 

 

 草花苑に入るとスミレが季節を間違えて咲いていた。

 

雪の中に咲いているのはフユノワラビ

 

サネカズラの真紅の実、雪を背景に宝石のようだ。

 

 草花苑の周囲は紅葉が真っ盛り

 

 

 

 

 

 この前訪ねた時には池浚いをしていたが、今は水をたたえて水面には紅葉の色が

写っている。 池の中の止まり木ににはカワセミがいる。

 

 どこに行ったのか水鳥舎にはカモたちの姿はない。

 

 

 

雪と紅葉を同時にみられ、ちょっと得した気分になった。

この辺で。


紅葉の森林公園

2016-11-25 21:10:56 | 散歩

  

 紅葉が見ごろを迎えたというので、今年に入って3回目の

森林公園を訪ねた。中央口いつもの100円駐車場にとめて

と思っていたら200円に値上がりしていた。まぁそれでも

620円の正規料金より十分安いので許せる。

開園は9時半、これもいつも思うのだが中高年の利用者も多く

いるのだから、せめて8時半ぐらいの開園時間にしてほしい。

 

 この日は珍しく朝から濃霧が立ちこめた。開園したての中央入り口付近。

 

 霧の中に浮かぶイイギリの赤い実

 

コスモス畑ももう終わりなのだが、霧の中ではいい雰囲気だ。

 

 朝露に濡れた赤蕎麦の花も和菓子のような美しさだ。

 

 リンドウの花はまだ元気に咲いている。

 

 これは初めて見たキダチダリアの赤花種

 

 もう10時近いというのに霧は一向に晴れない

 

 ぐるっと回って野草の道へ。咲いている花はキク科の花とリンドウだけだ。

モミジやカエデ、イチョウの紅葉もいいが、雑木林の紅葉も捨てがたい

 

 ガマズミの紅葉

 

 モミジ園まで来ると人ごみは一段と激しくなる。

 

 

 

 このカエデ園には20種類500本の楓が植えられているという。

 

 草月流のオブジェも紅葉にアクセントを添えている。

 

 中には持参のマイ人形と一緒に撮影をする人もいる。

左側の人形の人は今年の春に梅祭りでも見かけた。愛着のある人形を美しい

花風景の中で撮影する……うーん私にはわかるようでわからない趣味の世界だ。

 

豪華さと繊細さと

 

 森林公園では「紅葉見ナイト」ということで夜間も開園し、ライトアップしている。ただ昼に写真を撮ろうとすると

照明器具が野暮ったく写り、邪魔になってしまうのが残念。

 

 この東屋では甘酒が売られていた。

 

 カエデの木は高低も工夫されて植えられているようで、色合いだけでなく

立体的にも楽しめる。

 

 

マクロでも撮ってみた。

 

 

 

 

 喧噪のカエデ園から離れて植物園展示棟までやってきた。

 フウの紅葉が見事だ。

 

キダチダリア

 

これはメモし忘れ。

 

 ハーブ園の東屋

 

 

 この辺で。


宮ケ瀬ダムから早戸川林道へ

2016-11-21 20:46:44 | 散歩

 

 11月の中旬、冬の気配に気がせいて冬鳥を探しに宮ケ瀬ダムまで行ってきた。

林道を歩いていると野鳥の声はするのだが、肝心の姿はほとんど拝めない。

 

 それでも紅葉はだいぶ進んでいた。

 

 

 

 ウメモドキ(恐らく)の真っ赤な実

 

 藪の中でうろうろしているのはアオジのようだ

 

 宮ケ瀬金沢

 

 汁垂隧道が見えるところまでやってきても野鳥にはほとんど出会えない。

 

 

 飛んでいるのは雪虫だけ。

コンクリの上に止まった雪虫(アブラムシの仲間とは知らなかった!)を何とか撮ってみた。

 

 

 デッドツリーに止まっているのはトビのようだ。

 

 

 梢の間からヤマセミが見えた。が如何せん遠い、300mmのレンズでもこんなものだ。

 

 上流は丹沢の主脈を水源とする早戸川

 

 八丁橋まで来た。

 

 

残念ながらここで引き返すことにした。今回姿が見れたのはシジュウカラ、コゲラ、ヤマガラ、カワウ、トビ、

ヤマセミ、アオジ、ヒヨドリ、アオサギ、ハシブトガラス、カケス、エナガ、イカル等々。

期待していた冬鳥はほとんど見ることができなかった。

 

そんなこんなで帰り八王子の裏山小宮公園に寄ってみた。

 

 紅葉はまだまだ、リンドウやノギクが散策路脇で見られた。

 

 リュウオウギク

 

用心深いカケスが枝先で遊んでくれた。

 

 

 

 鳥たちはたくさんいるのだが、葉っぱが邪魔してなかなか撮ることができない。

モズ

 

 群れでいたのはイカル

 

カシラダカの番

 

ツグミも久しぶりに見ることができた。

 

お終いはヤマガラ

 

 どうやら、赤青黄信号色3兄弟ベニマシコ、ルリビタキ、マヒワなど冬鳥たちに

お目にかかれるのはまだまだ先のようだ。


有馬峠を行く

2016-11-16 20:44:18 | 散歩

   

 

 名栗湖まで紅葉狩りへと出かけたのだが、湖畔はまだ紅葉には

ほど遠く(11月10日時点)、予定を変え林道を車で有馬峠に向かった。

 名栗湖畔の標高が300m、有馬峠は標高1000m位になる。

登るにつれ山々は色づいてきた。

 

 

 

この林道は道幅が狭く、あまり知られていないので行き違う車はほとんどいない。

 

 垣間見える稜線は棒の峰から蕎麦粒山にかけての峰々

 

 紅葉や銀杏のような派手な色彩の紅葉ではないが、見入っていると心の底に優しく沁み込んでくる。

 

小半時で頂上の有馬峠に着いた。

 通ってきた名栗湖が遥か下に見える。

 

 ここから秩父方面に下る。少し下った辺りが紅葉の最盛期。

 

 

 

 秩父桜湖へと下る支流の川。

 

 桜湖

 

 湖畔にある野外施設浦山ネイチャーランドに初めて寄ってみた。

 どうやら近辺の小中学校の野外活動で使われる施設のようで、この日は開店休業中。

建物の陰で管理人が一人掃除をしていた。

 

 植栽された楓がちょうど見ごろを迎えている。

 

 

 

 

 

 

 

これは十月桜

 

 桜湖からは秩父市街へ戻り、西武秩父線に沿って東郷神社まで戻った。

ここは奥武蔵一帯では紅葉の名所なのだが、やはり見ごろには少し早かったようだ。

やっと色づき始めた境内

 

 狛犬代わりに機雷と砲弾を設えているのが変。

 

 境内にある茶屋は休業中。

 

東郷平八郎の銅像

 

そういえば去年訪ねたのは11月下旬ですでに紅葉は既に

終わりを迎えていたのだった。その時の様子はこちらで。

 

 

 まだ早かったせいか人影はほとんど見当たらず、ゆっくりと回ることができた。

 

 

それにしても古民家風の建物と紅葉は何ともよく似合っている。

 

一番奥の建物

 

 紅葉祭りは19日からだそうで、これからはもっと期待できそうだ。

 今日はこの辺で。


多摩湖

2016-11-11 06:24:31 | 散歩

  

 知らないうちに、季節は立冬に変わっていたようだ。今日の11日は

節季立冬の第一候「山茶始開」(さんちゃはじめてひらく)の終わりの日。

因みに山茶とは山茶花(さざんか)のこと。明日からの第二候は

「地始凍」(ちはじめてこおる)となり、いよいよ冬到来となる。

 

 さて、すっかり早くなった夕日を眺めに自転車で多摩湖まで行ってきた。

堰堤前のプラタナスの大木も色づき始めたようだ。

 

 遠くに西武園の観覧車が見える。

 

 いつ来てもこの堰堤は真っ直ぐ伸びていて気持ちが良い。

 

 この堰堤からは東側にスカイツリーも見えるのだが、

この日は夕もやの向こうにぼんやりと溶け込んでいる。

 

  足の速い冬陽が落ち始めた。

 

 紅葉はまだだが、湖面は夕焼けを写し色づいている。

 

 多摩湖とはいうものの、正式な名前は村山貯水池。ちょうど100年前の1916年に工事が始められ

完成したのは11年後の1927年だという。

雰囲気のよい取水塔

 

 この日は帯状の雲が西の空に低く垂れこめていた。

 

対岸には西武園の掬水亭やジャイロタワーが見える。タワーの左下にある

スクリューコースターは12年の事故以来ずっと休止したままだ。

 

ジャイロタワーは回転しながら上下する展望塔だ。

 

 その対岸から妙に安っぽい音を立ててドローンが飛んできた。

真ん中中空の小さな点がそれなのだが見えるだろうか。

 

望遠で撮ってみると

 こんな感じだ。

 

堰堤は散歩道に整備されていて、途中休憩用の椅子や案内板が置かれている。

夕日の時刻はたくさんの散歩者が利用する。

 

振り返ると西の空が二層に分かれていた。湖面と山とで合わせて

4層のボーダーとなっていて面白い。

 

 雲と山の間の茜色の空にうっすらと富士山が顔を出している。

 

 日が沈んだ。風もなく湖面は、静かにおさまりかえっている。

 

 僅かに湖面を横に走る波は水鳥の立てたものだ。

 

 白い貴婦人カンムリカイツブリが作った波紋だ。

 

 

 この辺で。