野に還る

ペンタックスをザックに
野山に花や鳥、虫たちを追う。
身を土に返すまでのほんの一時
さあ野遊びの時間の始まりだ。

森林公園の一日

2019-04-22 06:58:56 | 公園

 4月の中旬、森林公園に遊んできた。

広々とした中央口の広場は。噴水が涼しげで春というより

もう初夏の雰囲気だ。。

 

 ソメイヨシノは散ってしまったが、まだたくさんの桜が見られる。

 

 色とりどりの桜を愛でながら歩く。

 

 

この日は日曜日、トレイルランの大会でも近いのだろうか

若いランナーがせわし気に走り去っていく。

 

 少し歩いたところで,アイスランドポピーの花畑が見えてきた。

 

 

 開園したてのせいか、人出が少なくのんびりと寛げる。

 

 ポピー畑からは野草園に向かった。

 

 野草園の入り口ではイカリソウが咲いている。

 

 

 

 シュンランも随分と花茎をのばしていた。

 

 道路わきに咲いていたジュウニヒトエ

 

 

 こちらは芝生の上でよく見かける帰化種のマツバウンラン。

 春のそよ風に揺られ、撮るのが難しかった。

 

 ヤマブキソウの間にはムラサキケマン

 

 日当たりの枯草の上に保護色をしたツチイナゴを発見。

 

 

 ぐるっと回って西口広場へ向かった。途中にはたくさんの池がある。

 

 西口では、この季節ネモフイラ畑が見られる。ひたちなか海浜公園ほどの

規模ではないが、それなりに見られる。

 

 よく見ると白花もあった。

 

 西口からは旧鎌倉街道を通って都市緑化植物園へ向かった。

途中のルピナス畑の見ごろはもう少し先になりそうだ。

 

 色も鮮やかなチューリップ畑

 

 

 ミツバツツジとカエデ。

 

 お終いは、珍しいカエデの花をいくつか。

カジカエデ別名オニモミジの花。

 

 ハウチワカエデ

 

 イロハモミジ


 今回はこの辺で。


多摩zooと少し高幡不動

2018-11-15 20:42:58 | 公園

 最近、うちの周りでも様々な肌色の人たちを見かけるようになってきた。

東京郊外のベッドタウンという土地柄からか、半数以上は家族連れのようで

話す言葉は様々だが、それなりに風景に馴染んでいて違和感は全くない。

 国際化は大歓迎、海外などに行かずとも居ながらにして世界の文化に触れることができる。

 

 政治の舞台では「現代版徴用工」とでもいうべき、海外からの技能実習生の問題を巡り

議論が喧しいが、少子高齢化社会の日本は移民をどんどん受け入れて国際化して

いったほうが良いというのが私の意見だ。もともと太古の昔、ユーラシア大陸の外れから

極東のどん詰まりまで流れ着き、長い年月を経て人種混合の結果出来たのが

我々日本人なのだ。この際、新しい血を入れることでせせこましく狭隘な島国根性を

払底してくれるのを大いに期待しようじゃないか。

 

 さて、この日は朝から一日中雨。行くところがなくて多摩zooを思いついたのだが、

 動物園はどうやら雨の日は向いていないようだった。

入り口からいつものように右折して昆虫館へと向かう。平日は遠足の子供たちで賑わう

のだが、今日は今のところ静かだ。

 

 巨大な温室の中にチョウが数えきれないほどたくさん放し飼いにされている。

綺麗な模様のチョウ、名前はわからない。(次の日、癪なので何とかネットで検索して

やっとアオタテハモドキと判明した。)

 

 日本では見られない南方系のチョウが多い

 

 分かるのは沖縄にもいるオオゴマダラ

 

 これは?

 

 看板にも群がっている。タテハモドキという名のチョウらしい。

 

 

 ツマベニチョウ

 

 タイワンキチョウ

 

 このチョウはお馴染み。近所でも見かけるアオスジアゲハだ。

 

 イシガケチョウ

 

 シロオビアゲハ?というらしい

 

 蛾のようだがカバタテハといいう蝶

 

  このチョウは今まで見たことがなかった。青と白の紋が素晴らしい。

 

 雨の日でも、傘いらずの昆虫館は素晴らしく、居心地が良い。

 書き遅れたが雨の動物園のいただけない点は二つ。当然雨なので

表に出てこない動物が多いこと、もうひとつは雨で臭いがきついということ。

  仲良く餌を食べあうキリン

 

 

 チンパンジーは小枝のようなものを刺して蜜をなめる

 

 近寄りがたく精悍なユキヒョウ

 

 高い枝の上で昼寝中のレッサーパンダ、うーん可愛い。

 

 孤独な狼は表情は優しげだった

 

 モウコノウマ

 

 ?という顔をしたカワウソ

 

 不届きにも客に尻を並べた羚羊。おーいこっち向けよ。

 他の動物たちは殆ど小屋の中から出てはくれなかった

 

 時間が余ったので近くの高幡不動に寄った。ちょうど菊祭りの開催中だったが

人出は御覧の通り。

 

 訪ねた頃はまだ雨が穏やかだったが、やがて本降りになってしまった。

 これも菊人形というのだろうか。それとも菊犬とでもいうのか

 

 サンタ犬

 

 

こちらは亀と鶴

 

 

 

 今日は取り急ぎこの辺で。


嵐山町蝶の里公園

2018-07-08 07:56:23 | 公園

 7年間使い続けてきた、VAIOのウインドウズ7パソコンが数回の兆しを見せた後に

とうとう大往生を遂げた。一年前からハードディスクの不調が起こり始めたのを

騙しだまし使っていたのだが、今月初めついにご臨終のときを迎えた。南無!

 7年の間酷使に耐え続けた愛機の喪に暫くは服していたいところだが、私に

とってはパソコンは無くてはならない必需品。翌日には以前から検討していた

ウインドウズ10搭載のパソコンを購入し、これまた前もってデータを避難してあった

外付けハードディスクからデータや設定の引っ越しをした……のだが、

これが何とも大変だった。

 今回購入したのは液晶一体型のTVチューナーのついたパソコン。テレビ視聴と

ネットには難なく繋げられたのだが、ずっと使っていた古い写真管理ソフト、スケジュール

管理ソフトそしてIPODのデータ移行・同期には随分と手間取ってしまった。さらに

オフィスのプロダクトキーのQを0やOと間違えてしまい手間取ってしまったり……。

 5日間かけてそこまでは何とかやれたのだが、メールソフトのデータ移行は

まだこれからといったところだ。前回はまだ引っ越し作業をパズルを解くように

楽しめたのだが、7年分老化した私の脳には煩瑣な苦行の連続でしかなかった。

 ケーブルを繋いで即完了といった方向に進化してほしいと思うのは私だけだろうか。

 さて夏も一段と進み、虫観察にはベストシーズンとなってきた。今回はちょっと

遠出をして埼玉県の嵐山町にある蝶の里を訪ねた。


 遊歩道を歩いていると一番よく見かけるのがハグロトンボ 。まるで道案内をしているように

近づくと少し先に飛んでは止まるを繰り返す。


 このキノコ、アワビのような色形をしていてうまそうだった。


 木の幹に張り付いて忍者の隠れ蓑の術をしているのはエダシャクの仲間だろうか。

虫にはあまり詳しくはないので、うちに帰っては図鑑を見ながら名前を調べているのだが、

あまりの種類の多さから、鳥や花のように簡単にはいかない。

 

 アキアカネかな?

 

 笹の葉につかまっている大きなトンボ。

 

 ちょっと角度を変えてみると、どうやら羽化したばかりのオニヤンマのようだ。

 

 

 このイトトンボも似たような種類がたくさんあるので難しい。今のところホソミオツネントンボが

一番近いように思える。

 

 

 この派手なカミキリムシはルリボシカミキリで、これだけは自信をもって断言できる。

 

 

 ところどころ休憩舎が設けられていて、うだるような暑さを凌ぐにはありがたい。

 

 

 草やぶの中の黄色い花はトモエソウ

 

 カメラで撮った時はテントウムシと思ったのだが、触角が長いのでハムシの仲間の

ようだ。図鑑で調べるとイタドリハムシが最も似ている。

 

 

 オレンジ色のこの虫もイタドリハムシのようだ。

 

 この虫も自信をもって名前を言える、数少ない虫の一つ。背面の金属光沢が美しい

この虫はヤマトタマムシ。この翅を用いた玉虫厨子はとても有名だ。


 


 少し高い幹のうろから出ている樹液に張り付いていたカブトムシ

 

 新しいPCでの作業に慣れるには暫くかかりそうだ。

 今日はこの辺で。


森林公園の梅祭り

2018-03-07 15:16:50 | 公園

 3月の声をきいて一週間。この時期でもまだ梅が見られるというので

埼玉にある武蔵丘陵森林公園に出かけてきた。何度も訪ねている公園だが、

全国で初めて設置された国営公園だとは今まで知らなかった。ネットで調べたところ

国営公園は全国に17箇所あって、1974年に武蔵丘陵森林公園と飛鳥歴史公園の

2園が開園されたのが最初らしい。もう少し今回わかったことを付け加えると、

よく知られている国立公園は環境省の所管する自然公園で全国に34か所(一番新しいのは

去年3月につくられた奄美群島国立公園)ある。対してちょうど半分の数の国営公園は

国交省の管轄となっている都市公園というのが違いだそうだ

 

 知ったかぶって書いてはいるが、所詮たやすく手に入れたネットの知識なので

どうしたって危うさが付きまとう。間違いや偏見が混じることがよくあり、引用者には

なかなかそれを見抜けない。まぁよくは知らないから引用しているのだ。

眉に唾をつけながら読んでいただければ幸いだ。翻って私的には容易さの

裏返しには危うさがあるのだと常々自戒することが必要なのだろう。

 

 さて今年の天候不順(とはいうものの、正常な天候の年なんてあるのか)は春の花にも

影響しているようだ。どうにも花が咲き揃わずばらばらなのだ。

 

 先ずはここに来ると初めに見たくなる開運という梅

 

 紅千鳥は多いがこれは良く似た姫千鳥

 

 西王母

 

 少し薄紅色で大振りな花の内裏

 

 濃い赤が印象的な鹿児島紅

 

 字面はいいのだが発音すると少し興ざめ花香美(はなかみ)

 串刺しの梅団子みたいだ。

 

例年に比べ、花が疎らなので梅林としてはちょっと見栄えがしない

 

 蓮久

 

 蓬莱

 

 入日の海

 

 

  芳流閣

 

 寒さが厳しかったせいか露地に咲く野の花たちはまだこれからといったところ。

日当たりのよい所で一輪だけ開花していたカタクリ

 

 早春に先駆けて咲くオオミスミソウ(ユキワリソウの一種)

 

 キバナセツブンソウ

 

 原種シクラメン。原種といいうのは品種改良されていない野生種のこと。

 

 

 クリスマスローズもたくさんの品種が咲いていた。

 紅紫色の縁取りがある品種

 

 黄色い色のクリスマスローズは初めて。

 

 この株は何色と言ったらよいのだろう

 

 お終いに木の花をふたつばかり

黄色い花色が鮮やかな園芸種のマンサク

 

 アケボノアセビ

 

 この辺で。


府中郷土の森の梅祭り

2018-02-26 21:00:43 | 公園

  まだ春一番は吹いてはいないが、日に日に陽射しは熱を増しているようだ。

そんな陽気に誘われて府中郷土の森博物館に出かけてきた。

 

 梅の花はまずは他の花に先駆けて咲くところが良い。しかも待ちわびた春の到来を感じさせ、

仄かな香りを漂わせるのが良い。さらには品種によって花色や容姿が多岐にわたリ撮っていて楽しい。

 

これは野梅(やばい)系の梅

 

 比較的早く咲く紅千鳥、長い蕊がとても印象的な梅だ。

 

 

 この薄紅色の可憐な梅は雛曇(ひなぐもり)

 

 

 

 

 この梅園では一番よく見かける唐梅(とうばい)

 

 

 

 玉梅

 

 少し青みがかった新茶青(しんちゃせい)

 

 

  他の梅園ではあまり見られない臥龍梅(がりゅうばい)。

伊達正宗縁(ゆかり)の朝鮮梅で、国指定の天然記念物となっている。

 

 f独特の暗い赤色をした鹿児島紅梅

 

 

 大盃

 

 

 鴬宿(おうしゅく)

 

塒出錦(とやでにしき)

 

 新茶青と同じように青みがかった月影

 

 

 

 今年は例年より寒かったので、2月下旬の時点では早期の梅が咲いているだけで、中晩期の梅は

これからといったところだった。

 

 おまけは園内に咲いていた赤色の強い恐らく園芸種のネコヤナギ

 

 この辺で。