野に還る

ペンタックスをザックに
野山に花や鳥、虫たちを追う。
身を土に返すまでのほんの一時
さあ野遊びの時間の始まりだ。

飯能雛飾り

2019-02-27 20:19:26 | 散歩

 天気が良いので飯能近辺のハイキングに出かけて

その帰り、飯能市の第14回雛飾りを見てきた。

ハイキングコース天覧山の入り口にある名刹 能仁寺

 

 この由緒あるお寺にも雛飾りが飾られている

 

 

 ここ飯能の雛祭りでは様々な業種の店先で営業の傍らそのままに

飾られている。それが他にはない一番の特色となっている。

 この酒屋さんでは酒瓶とともに雛飾りが飾られていた。

 

 店で扱っている品物と雛飾りのミスマッチが何とも良い

 

 下駄屋さん。下駄も雛飾りの一部のように思えてくる。

 

 ウナギ屋さん。お雛様はちょっとだけ

 

 表具屋さんでは、ひな壇の下には雛のふすまがある。

 

 お菓子屋さん。雛飾りもお菓子でできているように見え、

 まるで食べられるかのようだった。

 

 この店は電具屋さんのようだ

 

 写真館。雛たちもしっかりと枠に収まっています。

 

 風格のある古い建物は創業明治7年の呉服店「吉田屋」

 

 振袖展と古い郵便ポスト、タイムスリップしたかのようだ。 

 

 飯能雛飾りの一番のスポットは絹織物を扱ってきた老舗 絹甚の雛飾り

 

 店内にはいくつかのひな壇とたくさんの吊るし雛や小道具が飾られている。

 

 

 

 

 奥の蔵の中にもさらに古めかしい雛壇があった。

 

 この木造3階建ての建物は鰻屋の畑屋

 

 

 階段に並べられた雛飾り

 

 

今回見たのは市の中心街だけだが、日によっては郊外の吾野宿や

名栗地区などでも催すされているようだ。

 おまけに飯能織物協同組合の建物

 

 飯能市中央公園で見かけたアトムの銅像

 この辺で。

 


冬鳥たち4

2019-02-21 20:35:28 | 散歩

  節季は大寒から雨水へ。朝晩の冷え込みも随分と穏やかになった。

野川公園ではセツブンソウが咲き始めた。

 

 ウグイスカグラも一段と艶やかな色に変わった。

 

 氷の解けた池ではアオサギやダイサギが獲物を探している。

 

 

 冬鳥たちの動きもやがて来る春を予感しているようだ

コゲラ

 

アオジ

 

 アカハラ

 

カシラダカ

 

 珍しくアオゲラも姿を現した。

 

 やっと群れを見ることができたツグミ

 

 いつもは警戒心の高いシメが今日に限って接近を許してくれた。

 

 こちらを窺っている

 

 

首を左右に傾げて

 

 

枯葉を咥えて

 

遠くに向かって鳴いて

 

 

 

 結構きつめの顔立ちなのだが、よく見ると愛嬌があるようでもある。

この辺で。

 

 

 


北本自然観察公園

2019-02-06 07:24:24 | 探鳥

 節季も巡り巡って、2月4日は立春。とはいうものの寒さは

相変わらず。同じように相も変わらず、私は鳥見の日々を送って

いるのだが、今年はどこへ行っても鳥の入りが少なく、鳥影が薄い。

近所の公園で見かけるのはシジュウカラとヒヨドリ、ムクドリたち

お馴染みの面々。ならばと今回は早起きをして埼玉県北本市にある

北本自然観察公園まで足を延ばしてきた。

 先々月以来の北本はどうだろう、少しは冬鳥たちも増えてほしいものだが……。

なお前回の記事はここに。

 入り口で迎えてくれたジョウビタキ♀

 

 早朝、寒々とした風景が広がる。前回工事中だった八つ橋も出来上がっていた。

 

 今年は極端に少ないツグミもぽつぽつとではあるが見られるようになってきた。

 

 地上ではアオジが夢中になって餌探しをしている

 

 人から餌をもらったのか一羽だけ、随分と人なれした個体もいた。望遠レンズが

使えなくなる2mまでも寄らせてくれた。

 

 茂みの中では久しぶりにシロハラの番に会えた。

 

 もう一羽は水浴びをしている。

 

 シロハラにしては警戒心が薄く、結構近寄らせてもらった。金色の

アイリングが何とも言えず愛らしい。

シロハラは雄雌の見分けが難しいという。♀には頬や喉に白斑が見られ

頭部は淡褐色とされる、としたらこれはは♀なのだろうか?

 

 枝先にはカシラダカ

 

 頭上を大きな図体のアオサギが飛んで行った。

 

 一部結氷した高尾の池ではセグロセキレイが滑りながらよちよちと歩いている。

 

 ベニマシコやルリビタキ、アリスイ、マヒワの目撃情報がセンターの

白板に寄せられていたので、期待して回ったのだが、ことごとく空振り。

今年は冬鳥が少ないと嘆いているが、単に私が不運なだけなんじゃ

ないかとほとほと嘆きたくなった。 

 それでもジョウビタキのかわいい♂♀に会えたのでまぁ良しとしようか。

 

 後ろ姿、よく見ると羽の模様が眼状紋のようだと発見。

 

 日当たりのよい枝先でまったり

 

エサを求めて地面に下りたのだが、空振りだったようだ。

途方に暮れた表情がいい。

 

 標柱番号を記した杭の上にとまった。

 

 こちらは少し離れたところにいた♀。

 

 小首を傾げたしぐさが可愛い。

 

 柵の杭の上に止まった。ジョウビタキのメスはアイリングが白色。

 一瞬風が吹きすぎ、胸の毛が風にそばだった。

 

 その後素早く地上に降りて、こちらはうまくエサを手に入れた。

 いや嘴に入れたようだ。

 

 再び枝先に戻って日向ぼっこ。

 

 今日はこの辺で。


伊豆沼再訪

2019-02-01 22:57:29 | 旅行

 テレビではよく優勝した選手が「やればできる」とか「夢はかなうものだ」

とかインタビューに答えて話している、そんな場面はよく目にする。 が、

そんな甘い言葉には努々惑わされてはいけない。

 その陰には大勢の「やったけどできなかった」人や「夢を

追いかけたが叶わなかった」人が死屍累々としてあるのだろうから

 

 前夜は古川に泊まったのだが、期待した天気は予報によるとどうやら

曇りがちとのことでがっかり。それでも雨や吹雪でないだけでもましかと

思い直しはしたが、ホテルを出るのが6時半過ぎと遅くなってしまった。

伊豆沼に着いたのは日の出をとうに過ぎた時刻。

 どうやら大半のマガンたちが飛び立った後だった。

 

現在のガン類の数は9万7千羽に上り、そのほとんどがマガン。

一時間前だったら、沼はマガンたちでびっしり覆われていたのだろう。

 

 朝寝坊のガンたちも少しは残っている。

 

 ハクチョウやカモたちも当然いる。

 

 仲良さげな白鳥ファミリー 

 

 キンクロハジロと比べると体の大きさが随分と違う。

 

 気持ちよさそうに伸びをしている

 

 沼には随分と氷が張っていて、残された一角にカルガモたちが固まっていた。

 

  どうやら朝寝坊のマガンたちも少しずつ動き出した。

 

 やっと塒立ちだ

 

 

  誘われたかのように残されたマガンたちも飛び立っていく。

 

 

 氷の上にいるのはセグロカモメ、ここでは珍しい。

 

 離れたところにはカワアイサの群れ

 

 

 水墨画のように見えるのはハスの枯れた茎

 

 葦につかまっているカシラダカ

 

 エナガの群れも葦の間を行ったり来たり忙しない

 

 スズメもたくさん見かける

 

 ホオジロ

 

 最後のマガンたちも飛び去って沼は再び静かになった。

 

 

 

 近くまで寄ってくれたカワアイサ

 

 物音に驚いて逃げ出してしまった

 

 時間があるので対岸のサンクチュアリセンターに寄った。

 

小さい鳥はスズメ、大きいのはトビ

 

 

こちらはハシボソガラスとトビ

 

 まだ朝なのに眠ったままのハクチョウ

 

 氷の上にはオナガガモ

  

 どこからともなく飛んできた風船

 

 この辺で。