野に還る

ペンタックスをザックに
野山に花や鳥、虫たちを追う。
身を土に返すまでのほんの一時
さあ野遊びの時間の始まりだ。

奥多摩むかしみち寸景

2015-11-24 08:27:25 | ハイキング

 11月中旬、奥多摩むかし道(PDFファイルはここ)を歩いた。

 

 廃線跡

 

 4体の古びた道祖神

 

 檜村橋からの渓谷の眺め(下流側)

 

 上流側も素晴らしい

 

 この日は終始小雨がやまなかった。御前山方面はガスで見えない

 

 朝靄の中に見える橋は奥多摩湖造成の際に使われた鉄道、

 今は廃線となっている。

 

 むかし道に点在する集落は舗装された道路で結ばれている。

 

 色鮮やかに黄葉したイチョウ

 

 

 むかし道で紅葉の一番の見どころは惣岳渓谷

 

 

 しだくら橋(吊り橋)

 

吊り橋からの眺め(下流側)

 

 上流側

 

これから紅葉する木も多い

 

 

 

 

 道が未舗装の山道になる手前で、今回は散策を切り上げた。

 山の中腹から炭焼用の煙が立ち上っている。

 

 

 この辺で。

 


新潟下越地方を歩く⑤-再び福島潟へ

2015-11-18 11:13:26 | 探鳥

  再び福島潟を訪ねた。夜はまだ明けたばかり。

この先はすぐに日本海だ。

 

 

 雁かけ橋を越えると目の前に悠然と福島潟が広がる。

 

 時折猛禽類に追われたカモたちが大群で舞い上がり、あっという間に空を覆う

 

 手前が休み処となっている「潟来亭」、その奥の建物が「ビュー福島潟」。

 

福島潟を飛び立った白鳥たちは意外と近くの田んぼにいる。

 

 まだ静かな湖畔を歩く。コガモたちはまだ就寝中。

 

 水面でダンスをしているかのようなカルガモたち

 

 すぐ近くにカンムリカイツブリが浮かび上がった。

 

 ヨウモツ小屋とカワウの木

 

 

 

 奥の方ではまだたくさんのカモたちが眠っている。

 

 船の上でも休んでいる。

 

 

 こんなところでも

 

 

 

 飛び立ったのは雁の群れ

 

 こちらは白鳥の群れ

 

 「雁晴れ舎」にある望遠鏡で覗いたら左側にいるのはオオタカのようだった。

 

 

 

 オオサギ

 

 木道の上で一休みしているアキアカネの番

 

 午後のバスに乗るにはもう帰らなければならない。名残惜しいが僅か2時間余りの滞在で福島潟を後にした。

駅までの岐路、紅葉がきれいだった。

 

 この辺で。

 この辺で。

 


新潟下越地方を歩く④-瓢湖

2015-11-15 19:07:04 | 探鳥

 弥彦から東三条、新津、水原と乗り継いで瓢湖に向かった。

 

 時刻は午後3時を過ぎた、一日3回の最後の給餌が終わったばかりだ。

 

 まだほとんどの白鳥は採餌場所から戻ってきていない

 

  やがて鳴き声とともに白鳥たちが帰ってきた。

 

 

 

 黒ずんだ翅の幼鳥の着水はどこか一所懸命で、危なっかしい。

 

 

いつものことなのかカモたちは驚きもしない。

 

 

  真ん中の幼鳥を守るように親鳥たちが周りを固める。

 

 

 カモの数、種類も多い。マガモ、オナガガモ、キンクロハジロガモ、ホシハジロガモ、カルガモ、ヒドリガモ、

幅広の嘴をもつハシビロガモなど。

 日没近くになり、湖面も色づいてきた。

 

 

 

 

 やがて鳴き声が間遠になり、辺りは闇に包まれていった。

この辺で。


新潟下越地方を歩く③-弥彦公園紅葉谷

2015-11-12 15:42:25 | 旅行

 佐潟を昼前に出て、越後線に乗り弥彦駅へ向かった。吉田で乗り換えるのだが、

弥彦神社の菊まつりが最中だったようで電車が異常に混んでいた。

 菊まつりも見たかったのだが、時間的に無理なので駅近くの紅葉谷を訪ねることにした。

 まずはトンネルを抜け紅葉谷へ

 

 紅葉はちょうど見ごろを迎えていて、たくさんの人で賑わっていた。

 

 

 見ごろといってもやや枯れ始めた木もところどころ見かけた。 

 

紅葉と妍を競うような朱色の観月橋

 

 

 

 

 

 

 

 

  私が行ったのは11月上旬、10日を過ぎたらもう落葉が始まったそうだ。

 紅葉谷の奥の方には御殿山があり、その中腹の湯神社を訪ねてみた。「弥彦の霊泉」発祥の地となっている場所だ。

 

 長い参道を分け入って、山の中腹にあるのが弥彦神社支社湯神社。

 

 この辺で。


新潟下越地方を歩く②-佐潟

2015-11-10 06:58:33 | 探鳥

 翌未明、越後線に乗って30分越後赤塚で降りた。時刻は5時半周囲はまだ暗い。

目指す佐潟までは歩いて40分かかる。コミュニティバスもあるのだが、

7時45分まで待たなければならない。歩いているうちに空は白んできた。

 

 

 湿地センター前から観察舎に向かって歩き始めた。 奥に見える山は角田山、春先カタクリで知られる山だ。

 

 

 佐潟は海の傍の砂丘地帯の低地にできた砂丘湖。奥の畑の向こうが日本海となっている。

 

 登ったばかりの太陽が湖畔に立つ校舎に映っている。

 

 

水鳥たちのほとんどはまだ眠っていた。

 

 

 それでも気の早い白鳥のグループは朝の挨拶を交わし始めている。

 

ダイサギの姿も見える。

 

 カワウも数は少ないがいる。

 

カモ類はマガモとコガモ、そしてホシハジロなどが目立つ。

 

 直方体の無骨な建物が観察舎。

 

 早朝にもかかわらず、車も2台止められていた。

 

 暫らくすると白鳥たちにも動きが見え始めた。

 

 盛んに集まっては長い首を振って鳴き交わしている。「おい出かけるよ!」とでも言っているのだろうか。

 

そうこうしているうちに突然、すぐ近くにいた3羽の白鳥が滑走を始めた。

 

 

 朝日を浴びてピンク色に染まっている体を懸命に空へと持ち上げている。

 上の2羽の幼鳥をかばうように飛んでいる姿が微笑ましい。

 

 こちらも中に挟まれて飛んでいるのが幼鳥。

 

 翼の先を触れ合わせんばかりに飛んでいる。まるで空中に浮かんだ組体操のようだ。

 

 

 

  白鳥たちの飛び立った後は閑散としている。

 

カワウたちのどこか所在なさげだ。

 

 枯れ蓮の上にちょこんとカワセミが乗っている。

 

 カイツブリの番

 

 木の上で悠々と毛づくろいをしているのはアオサギ

 

こちらは渡ってきたばかりのツグミ

 

 セイタカシギだろうか、かなり離れた水際でじっとしたまま水面を見つめていた。

 

 この辺で。