野に還る

ペンタックスをザックに
野山に花や鳥、虫たちを追う。
身を土に返すまでのほんの一時
さあ野遊びの時間の始まりだ。

あしがくぼの氷柱

2016-01-29 06:12:04 | 旅行

 秩父の羊山公園へ鳥を見に行った帰り、あしがくぼの氷柱祭りに寄ってみた。

会場は芦ヶ久保の道の駅から徒歩10分。

 

 この日の気温は氷点下を僅かに超えたばかりで十分寒い。

 

途中の沢、ここ2,3日の寒波で冬らしい景色になっている。

 

 10分歩いたところで入場料200円を払い、西武秩父線のガードをくぐれば氷柱祭りの会場となる。

 

今年は3年目。去年より雪は多いが、氷の成長はまだこれからのようだ。

 

会場はたいして広くはないが、この氷の作り出した世界には圧倒される。

 

 

 

 これは放水によって作り出した氷の芸術なので、自然ではありえないように氷が付いている。

 

 

 

 今年は少し前に降った大雪が消えずに残っているので、放水によって凍った雪肌も美しい。

 

 

 

晴れて澄み渡った碧空

 

登り切ったところが休憩所を兼ねた展望地となっている。ここで無料の甘酒がふるまわれていた。

 

上から眺めた氷の世界。

 

 

 往復1時間ほどで普段では見ることのない氷の世界を堪能できた。

 この辺で。

 

 

 

 

 


冬鳥5

2016-01-27 17:07:42 | 散歩

 

  何とか水面に映ってくれたタシギ

 

 今回は地味で見つけにくい、水鳥を二つばかり。

先ず初めはクイナ。なかなか見つけられず、唯一鳴き声を頼りに見つけても

カメラを向けた途端に茂みに逃げ込んでしまう。

 どうもこいつには視線を感じる超能力があるとしか思えない。

 

 今回見つけたクイナ、片足を上げて変な恰好をしていた。

 

 振り上げた足をそのまま降ろした。単に体をほぐすための伸びだったのか。

 

そのままこちらを警戒のまなざしでジロリ。

 案の定、素早い動作で茂みに入ってしまった。

 

 次はこちらも見つけにくいタシギ。クイナのように鳴かないのでさらに探しにくい。

何とか日差しのあるところに出てきてくれて気が付いた。

 

 

水の中をしきりに突っついて餌さがしに夢中。

 

 餌取りを中止して暫くあらぬ方を見ている。

 

 少ししたら相方がやってきた。

 

たぶん番(つがい)なんだろうが、雌雄の見分けは全くつかない。

 

 仲良く並んで餌さがし。

 

 

 この辺で。


冬鳥4

2016-01-23 20:01:00 | 探鳥

 前回に続いて、今回はコサギのジャンプ

まずは優雅に水面を見つめるコサギ。トレードマークの冠羽は冬には見られない。

 

まずは体を低くして

 

勢いよく羽ばたく

 

両方の翼を撓めて揚力を得、体を浮かす。

 

 

 何か獲物を見つけたのか、視線は向けられたまま。

 

どうやら餌を見つけたらしい、視線と嘴は思いっきり下に向けられている。

 

 

日は変わって大雪の翌々日。枯葉の積もった道の上にルリビタキがいた。

 ジョウビタキ♀に似ているが、よく見るとルリビタキのようだ

 

 小さい体ながら威嚇するかのように羽を広げた。尾羽の青さからやはりルビタキの若鳥もしくは♀のようだ。

 

もう少し大きく撮りたいと少し近づくと、その分だけ先へ遠ざかる。

 

 周りに転がっているのはフウの実

 

 再び羽を広げて見せてくれた。おなかの黄色がまぶしい。

 もう少し大きく撮ろうと近づいたら、あっさりと飛んで行ってしまった。

 

 こちらはよく似ているジョウビタキのメス

 

少し振り向いてくれた、可愛らしさに思わず笑みがこぼれる。

 

つぶらな瞳が何とも可愛らしい

 

 突然見せてくれた尾羽を広げる仕草もまた可愛い

 

飛び立つ瞬間のポーズ。

 

 この辺で。


冬鳥3

2016-01-21 08:35:53 | 探鳥

 寒さが厳しくなってきた、といってもいつもの冬の寒さになっただけではあるが……。

と思っていたらついに18日、関東地方は突然大雪になってしまった。

 三日たった今でもうちの周りは雪が消えずに残っている。

確かに雪は困りものではあるが、それでも普段と違った景色が見られるのは嬉しい。

また公園の鳥たちの数が増え、しかも白い背景で見つけやすくなったのでなお嬉しい。

 

 今日はダイサギと雪の中のメジロ。

池の中の小島。お気に入りの場所にダイサギがいた。

 

眠っているのかと思ったら欠伸を始めた

 

なんとまあこんなに大きな口をあけちゃって。

 

暫らくしたらおなかがすいたのか、下の池で餌探し、早くも何か見つけたようだ。

 

 

 嘴の先端近くに大きな体には相応しからぬ小さなドジョウを咥えている。

 

 すぐにエイヤ!っと呑み込んでしまった。

 

餌とりが終わったら再び休憩。後ろにはライバルのアオサギが見える。

 

 次は雪の降った翌々日の公園。ヨシ原にメジロがシジュウカラたちと共にやって来た。

 

 さっそくヨシにつかまって虫探し

 

 

 うーんいたいた。

 

羽を広げてちょっと休憩

 

ちょうど真向かいに来た。

 正面メジロ。

この辺で。

 


冬鳥2

2016-01-17 20:37:22 | 散歩

 今日は公園などでもよく見かけるエナガとホオジロ。

 シジュウカラやヤマガラなどと一緒に行動することの多いエナガはエナガ類エナガ科の鳥。

体は小さいが尾は長く、対して嘴は短い。

 

 群れで行動することがほとんどで林の中をカラ類などと飛び回っている。

 

 

 

日本では1種のみだが、北海道には顔全体が白い亜種のシマエナガがいる。

 

枯葉に隠れて

 

 剽軽な仕種が何ともかわいい

 

 

次はホオジロ類ホオジロ科のホオジロ。

 

ホオジロという名前がついているが頬は白と黒の斑でどちらかというと黒色が目立つ。

 

 仲間にはカシラダカやアオジ、オオジュリンなど冬に見かける鳥が多い

 

 ホオジロは日本では大部分が留鳥。秋冬には小さな群れで農耕地や低木林、公園などで餌をとる。

 

 ホオジロの囀りはチョッピーチリーチョ、チーツク。聞きなしは「一筆啓上仕り候」などが有名。

 

 今日はこの辺で。