野に還る

ペンタックスをザックに
野山に花や鳥、虫たちを追う。
身を土に返すまでのほんの一時
さあ野遊びの時間の始まりだ。

道東紀行8

2016-05-26 06:30:17 | 旅行

 4日目の昼はネイチャーセンターの係員のお勧めに従って

根室市民の森ハイドを訪ねたのだが、ここはただの市民公園で

北海道の大自然に触れたい私にとっては期待外れだった。

 もう一つ紹介されたのがフレシマ湿原。

 

太平洋に隣接している。

 

 湿原遊歩道入り口には放牧された馬が占拠していてとても入れない。

 

 

低木も傾くほどの風の強さ、冷たさ。

 

大きな沼が見える。

 

遠くにジープがあって、釣り人がふたりいた。

 結局余りの風の寒さと、遊歩道の別の入り口が見つからないのとで、断念。

 

 午後いっぱいかけて納沙布岬付近の観光に行くことにした。

学習遠足に来ていた小学生の一団。時間が押しているのか、駆け足で見学していた。

 

4島(しま)の架け橋のオブジェと祈りの火

 

 

 

仲良く並んでモデルになってくれたかもめ

 

 思ったより間近に国後島の爺爺(ちゃちゃ)岳らしき山が見える。

  この日は風蓮湖の近くの民宿へ。同宿したのはオランダ人夫婦だけだった。

 

 翌日、道東滞在最終日。早起きして近くの春国岱へ

シルエットの鳥はオジロワシ

 

 

  反対側に回り込んだ。昨日見かけたのと同じオジロワシだろうか。

 

 あれほど強かった風も今朝は静かにおさまりかえっている。

 

 足を踏み入れることのできなかった春国岱の森。

地元の人に聞くと年々森はやせ細っているのだとか。

 

 石の上にキアシシギがいる。

 

 水際にはヒドリガモの番とミヤコドリ

 

いけない、思わず近づいて飛ばしてしまった。

 

 キョウジョウシギも餌を探してうろうろしている。

 

 孤独なウミネコ

 メダイチドリのようだ

 

 目の前には広大な春国岱の湿原と森が広がる。

 

 今日は昼までに釧路に戻らなければならない。再び訪れることは

あるのだろうか。 思いが残る春国岱を後にした。

 

 途中寄った霧多布湿原の琵琶瀬展望台からの風景

 

 山並みにはまだ春は先のようだ。

 

 飛行機までの時間が3時間ばかりあったので、帰る前にもう一度

釧路湿原を見ようと道道1060号線から243号線に抜ける道に入った。

 小高い丘に登って湿原を眺める。

 

 日当たりのよい丘にはフデリンドウが咲いている。

 

 センボンヤリとミツバツチグリ、釧路湿原にも遅かった春が確かにやってきたようだ。

 

 

 

 

 

 

 豊かな水量でゆったりと流れる釧路川。

 できればもう一度訪れ、道東の大自然に包まれたいものだ。

この辺で。