野に還る

ペンタックスをザックに
野山に花や鳥、虫たちを追う。
身を土に返すまでのほんの一時
さあ野遊びの時間の始まりだ。

釧路湿原の周りを歩く3

2016-05-19 05:17:08 | 旅行

<前回からの続き>

萱沼駅付近でタンチョウが見られるかもしれないということで、

シラルトロ湖から北上。人気の全くないキャンプ場。

 

 

看板によると遊歩道があるようなので、とりあえず歩いてみる。

まっすぐ伸びる道。

 

標識によるとここはチョウの森、でも今の季節はまだ早いようだ。

野鳥の声はするもののほとんど姿を見ることなく一周。

出口でやっとコムクドリに遭遇。

 

こちらは♀

 

 うまい具合に格好の木の枝に乗って、こちらを向いてくれた。

 

そのあとは達古武(たっこぶ)湖へ南下。ここには夢ヶ丘展望台がある。

 

オートキャンプ場

 

用途のわからない奇妙な置物

 

歩道を少し行くと周囲は釣りキチ三平の漫画に描かれた谷地坊主に囲まれた。

 

ミズバショウとバイケイソウの森

 

エゾタチツボスミレ

 

 エゾネコノメソウ。鮮やかな黄色はほとんどが葉で花ではないのだが、まぁそれもいいか。

 

 

ヒトリシズカも谷地坊主の中

 

今まで見られなかったニリンソウにここで初めて出会えた。

 

 湿原ではおなじみの花エンコウソウ。花はリュウキンカによく似ているが、

立ち上がらず猿の手のような蔓を這わす。

 

ハルニレの巨木。

 

 

 

だんだんと傾斜がきつくなってきた。

 

やっと展望台に到着

 

釧路川とそれに沿って走る釧網線、そして阿寒連邦

 

 

 

 

達古武湖のキャンプ場に戻ったらもう4時を過ぎていた。残りの時間で

今朝訪ねた細岡展望台をもう一度訪ねることにした。

 

この日はあいにくの天候で、目の覚めるような鮮やかな夕焼けとはならなかった。

が、これはこれで結構いい雰囲気になっているのではないだろうか。

 

 

 長かった道東2日目の湿原探訪はこれで終わり。この日は釧路市内の回転ずしを買って、

ホテルに持ち帰って食べた。

この辺で。