だいぶ間が開きましたが、引き続き次期アンプの計画をしています。
球は、お目当てのものをほぼ決めましたが、回路をどうするか悩んでいます。そこで、今使っているアンプでオーディオオフ会で得た評価を元にこの回路でいいのかどうか、またこの評価を改善できないか試してみました。
今のアンプというのは、下記のようにいつもオフ会で使用しているアンプなのですが、このアンプの回路は次のような感じになっています。
丸にVのマークは、直流電圧の可変が出来る回路です。この回路はシンプルで作りやすく自分ではいい音とだと思っているのですが、オフ会の評価ではハイ上がりの音という評価です。
まあ、確かにそういわれればそんな感じがしており、その評価も納得ですが、今日はこの回路でもう少し低音も出ないかと、心当たりの部分を試してみました。
まず最初は初段と出力段間のカップリングコンデンサで、今まで容量はごく少なめの0.1μFしか入れてませんでしたが、ここを大きめの0.47μFに交換してみました。
あまり大きな容量は普段使用せず、手持ちにはSupragueのオレンジドロップがありましたので、とりあえずこれを使用してみることにしました。
早速コンデンサーの取り換えです。
もとは、下記のようなコンデンサです。ハーメチックシールの容器に入っていますが、中身は恐らくはオイルの入ったフィルムコンだと思います。
このコンデンサから、下記のように少し派手なオレンジ色のものに変えます。
早速これで試聴しましたが、印象的にはあまり変わらないような気がします。
また、コンデンサを変える前からですが、出力波形にも歪が多い状況に気が付き、初段の負荷抵抗を半分にし、カソード抵抗を小さめにしてプレート電流を多く流してやるなどして、オシロの波形の見た目では歪が少なくなった状況です。
音は、かなり良くなったように思いますが、ハイ上がりが治まったかどうかは、気持ち治まったように思いますが、どうかなあという印象。透明感は増したように思いますが、あまり角が取れていない音のようにも思え、これが真空管(出力段の6327)によるものなのか、丸にVの回路を付けたりしているためなのか等、もう少し原因を探りたいと思います。
とりあえず今日はここまでとしました。
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