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「あの素晴しい歌をもう一度コンサート」に行ってきました

2024年06月28日 16時57分46秒 | 音楽

6月27日、ニッポン放送開局70周年記念イベントとして、東京国際フォーラムで開催された「あの素晴しい歌をもう一度コンサート2024東京」を見に行ってきました。2018年に日本武道館で始まったこのシリーズのコンサートの観覧は初めてだが、今年で東京では6回目となるという。観客は、約5000人というすごい人数だが、皆ほぼ、古希前後の同年代と思われた。

今年は元フォーク・クルセダーズの加藤和彦さんの没後15年ということで、加藤さんの盟友とも言えるきたやまおさむ、松山猛、杉田二郎、小原礼、尾崎亜美のほか、加藤さんが楽曲を贈ったイルカ、岡崎友紀、トワ・エ・モア、森山良子、晩年の加藤さんと何度か同じステージに立ったクミコなど、加藤さんとゆかりのあるアーティストが勢揃いし、懐かしいフォーク・ニューミュージックを堪能することができた。司会は、ニッポン放送パーソナリティの上柳昌彦さんと異色アーティストのタブレット純(元マヒナスターズのボーカル)さんで楽しいトークの中で進められた。

まず、1部は「夜汽車にのって」という歌詞が印象的な「花嫁」から始まって、杉田二郎さんの「戦争を知らない子供たち」、トワ・エ・モアさんの「ある日突然」「空よ」、イルカさんの「なごり雪」、尾崎亜美さんの「オリビアを聴きながら」等懐かしいポップスが続き、お目当ての岡崎友紀さんは、「北国の青空にさよならを告げるのがつらいわ」の歌詞で始まる自分の北海道時代のテーマソングの一つである「私は忘れない」を歌ってくれた。まさかこの年になって古希を迎えた彼女の生歌をライブで聴くことができるなんと想像もしていなかったので、感動的であった。古希になってもますます元気という印象で安心したというか元気づけられた。

2部は、最初に、森山良子さんが「涙そうそう」と「さとうきび畑」を熱唱した後、フォークルの元メンバーで精神科医のきたやまおさむさんをゲストに迎え、加藤和彦さんの没後15年記念として、彼の作曲した曲をトークを交えて出演者が交代で歌ってくれた。懐かしいとところでは、「白い色は恋人の色」(作詞きたやまおさむ ベッツイー&クリス)、「青年は荒野をめざす」(作詞五木寛之 フォークル)、「悲しくてやりきれない」(作詞サトウハチロー フォークル)と好きな曲の連続であった。圧巻は、フォークルのデビュー曲「帰って来たヨッパライ」をタブレット純さんが生歌で、きたやまおさむさんがセリフというすごい演出があった。

また、15年前、加藤さんが自ら命を絶った経緯や背景をきたやまさんがしみじみと語ってくれた。その後は、「イムジン河」(北朝鮮曲 作詞松山猛 フォークル)を出演者全員で熱唱し、フィナーレは、コンサートのテーマにもなっている「あの素晴しい愛をもう一度」(作詞きたやまおさむ 作曲加藤和彦)を全員で熱唱し、4時間にあたるコンサートは熱狂的な雰囲気の中で幕を閉じた。

これだけのメンバーがコンサートとして一堂に会し、生の音楽を聴くことができるのであるから、最高である。予想を超える長時間のコンサートで若干疲れたが、出演者とはほぼ同年代なので、当時流行った曲を聴いているだけで、一気に青春がプレイバックした。フォークルもきたやまさんしか存命ではないし、皆年をとっていくが、我々世代の元気回復のためにもこのような機会を継続してほしいものである。加藤さんの軌跡を追った音楽ドキュメンタリー映画『トノバン 〜音楽家 加藤和彦とその時代〜』が5月から劇場で公開されているので、見に行こうと思っている。

「帰って来たヨッパライ」: https://www.youtube.com/watch?v=OYFP3Abc9-w

「悲しくてやりきれない」: https://www.youtube.com/watch?v=kP4oluZmjzA

「あの素晴しい愛をもう一度」: https://www.youtube.com/watch?v=9G-Wx3KcSFM


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