東京都は、オリンピックの学校観戦は、感染拡大のため、中止されたが、パラリンピックについては、児童や生徒が観戦する「学校連携観戦プログラム」を実施する予定であることが報道された。今や、オリンピック開催前に比べるとダントツに感染が拡大しており、大人の無観客は確定しているというのに、児童や生徒の観戦は予定通りというのは狂気の沙汰である。専用送迎バスを用意し、直行直帰で感染防止をするから大丈夫だというから聞いて呆れる。今や感染は「制御不能」「災害レベル」とか「医療、機能不全」などと言うなら、子供たちを危険にさらさないでほしい。尾身会長もこの感染状況を見れば、観戦すべきかどうか自ずとわかると述べていたが、都知事はじめ関係者は希望者に対し、観戦を歓迎するというから信じられない。
コロナの感染がここまで急速拡大している状況を冷静な目で見るなら、パラリンピック自体中止すべきであると誰しもが考えると思うが、これまた強行しようとする菅政権の独裁振りはもう看過しえない。無観客は決定したが、学校連携観戦は別というのはどう見てもおかしい。子供達を巻き込まないでほしいが、マスメディアも情報を伝えるだけで、何ら問題提起を行わないというのも機能不全に陥っている。政府も都も人流を50%以下に抑えてとか不要不急の外出を控えてとか県をまたがる移動はしないようにとか声高に言っているが、矛盾したメッセージを流している限り、国民や都民には響かないし、皆従わないのも当然である。国や都や学校関係者の危機意識の薄さには呆れるばかりである。
読売新聞オンライン記事(8/13): https://www.yomiuri.co.jp/olympic/paralympic2020/20210812-OYT1T50293/
一月万冊の考察(8/13): https://youtu.be/KMGHNHSQJas
学校連携観戦の考察(8/19): https://www.youtube.com/watch?v=mzgAeEMAeW0
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