1月25日の新聞で最高齢スプリンターの宮崎秀吉さんが108才で亡くなったという訃報記事が目に留まった。宮崎さんは、マスターズ陸上【105-109歳の部】の100mと砲丸投で世界記録を樹立し、「世界最高齢のスプリンター」としてギネス世界記録に認定されている。
記事によると死因は脳出血とあったので、その日まで元気であったようである。まさにピンピンコロリで、理想的な逝き方ともいえる。
宮崎さんは、なんと90歳を過ぎてから本格的に陸上に取り組み、2010年に100mの100-104歳の部の世界新記録を樹立し、2015年には、100m(105-109歳の部)で42秒22、砲丸投で3m25の世界記録をマークし、あのウサイン・ボルト氏がツイッターで敬意を表する投稿をしたことでも話題になった。
2014年の9月に岩手県の北上市で開かれたアジアマスターズ陸上で世界マスターズ役員のお世話を手伝ったが、その時に宮崎さんとお会いする機会を得た。当時、宮崎さんは、104歳であったが、100mを34秒61で激走する姿を目の前で見て感動を覚えた。その日はちょうど104歳の誕生日であったこともあって、マスコミも大きく取り上げていた。
マスターズ陸上は、5歳刻みで競うが、ゼッケンに年齢カテゴリ―が表示されているので、選手の年齢がすぐわかり、人間ウォッチングとしては大変面白い。若く見える人,老けて見える人それぞれ。。。 どの選手も年齢を感じさせないほど素晴らしいパフォーマンスを見せるので、いつも感心・感動するばかりである。100歳を超えたら、歩くだけでもすごいのにそれが走るのであるから、驚くばかりである。日本人は長寿国であるから、高年齢カテゴリーでは、世界記録保持者も多い。陸上競技は無理だが、せめて卓球だけでも高齢になっても続けたいものである。
写真は、宮崎さんと記念撮影(2014年9月22日)
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