トランプ大統領は、2000億ドル(約22兆円)分の中国製品に対する関税を10%から25%に引き上げ、中国も米国製品に対し、25%の関税をかけるという報復措置を発令し、貿易戦争は泥沼化を呈してきた。また、ファーウェイ製品排除を目的として、同社への部品の調達の規制も決定した。同社は、海外企業から670億ドルの部品を調達、米国から年間で100億ドル規模の部品を輸入しており、主力のスマートフォンや通信会社向けの通信機器の今後の生産が厳しくなることが予測される。
しかし、ここにきて中国が切り札を切ってくる可能性があるという。切り札とは、世界シェアの8割を持つ中国が持っているというレア・アースである。レア・アースは、蓄電池、発光ダイオード、磁石などのエレクトロニクス製品、電気自動車、スマホ、パソコン、省エネ家電等に必要不可欠な材料である。日刊ゲンダイによると、習近平はこのレア・アースの日本への輸出を禁止する措置を取る可能性があり、そうなると、日本のハイテク産業は大打撃を受ける可能性があるという。それにしても、戦禍が広がると我々の生活にも悪影響を及ぼすことになるので、何とかしてほしいものである。
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