浪漫飛行への誘(いざな)い

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ミャンマーのクーデターに思う

2021年02月01日 20時23分08秒 | 政治

2月1日、ミャンマーで、国軍によるクーデターが発生し、軍は与党、国民民主連盟のアウン・サン・スー・チー国家顧問ら党幹部を拘束し、非常事態宣言を発出し、全権を掌握したという驚きのニュースが流れてきた。彼女が率いる民主的政権が出来ていたと思っていたが、軍が支配する国に逆戻りしてしまったようで、残念である。

世界中がコロナ対策で四苦八苦しているこの時にクーデターとは信じられない話である。コロナ対策が失敗し、クーデターが起こっているわけではないので、軍にコロナの天罰が下るのではないかと思うほどである。ミャンマーのコロナ対策は一体どうなっているのであろうか?民主化が進んでいたのに、また軍に支配されるとは、可哀そうな国であるが、一般の国民は一体どんな思いでいるのであろうか?

こんなミャンマーに旅行したのは、今から10年前の2011年2月のことで、ラオス、ミャンマーを続けて見て回った。ラオスの首都ビエンチャンとミャンマーの最大都市ヤンゴンだけの訪問だったが、正直言って、ラオスに比べるとミャンマーの印象はあまりよくなかった。ラオスは、国も小さく貧しいかも知れないが、ラオス人は皆素朴で、日本と友好関係にあることもあってか、旅行中も現地の人々に親しみを感じていた。それに比べると、ミャンマーは、旅行者にとってもなぜかあまりいい印象がないのである。街もあまり綺麗ではなかったし、現地の人も素朴感はなく、悪そうな人が多くいそうな印象をもった。サイカーという乗り物でぼられたりもした。

国家が安定せず、軍が国を支配するような軍事体制は、国民性から来ているのかもしれない。いまだに民主的な国家になっていないのだから、悲劇の国ともいえる。民主化の復活は、まだ何十年も先のことになるかも知れないし、コロナ禍が収束しても、安全性の観点からも当分の間はミャンマー旅行はやめたほうがいいと思われる。

写真は、シュエダゴォン・パヤー(ヤンゴン)

ミャンマー旅行アルバム: https://youtu.be/3ZLPBmI2T6k

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