1月7日、緊急事態宣言が発出されたが、世の中あまり変わっていない感が強い。緊急事態という言葉と現実がかけ離れていると感じるのは自分だけであろうか?緊急事態と感じさせないのは、実態は、首都圏の飲食業の夜間営業自粛要請だけで、公共施設の規制も、夜間だけで、日中は従来通り。学校の休講もないし、11か国の外国人のビジネスによる入国も従来通り規制しないというのだから、1回目に比べても、ゆるゆる感が強く、感染防止対策としては、ほとんど効果がないように思える。オリンピックも予定通り実施し、海外から多数の外国人を入国させるようだし、今回の宣言も1ヵ月で終了というから、希望的観測に基づく拙速な施策の感がある。
首相はじめ政府連中の危機意識のなさには呆れるばかりである。まさに、「バカな大将、敵より怖い」で、首相そのものが感染爆発の元凶ともいえる。国民の命より、オリンピック優先の政治姿勢は、万死に値する。支持率が下がってきたとはいえ、失政続きの現内閣を支持する人がまだ41.3%(1/9-10の共同通信調査)もいること自体が驚きである。また、政府のコロナ対応を評価する人が24.9%いることも驚きである。1ヵ月でのステージ3への収束はあり得ないと思うし、緊急事態宣言の延長や全国規模への拡大は必至であるような気がする。