ここに来て東京、北海道はじめ、全国的にコロナの新規感染者数が過去最高を記録するなどコロナ再拡大の様相を呈している。菅首相は、医師会や専門家によるGoToキャンペーンが原因との指摘も無視し、何ら有効な対策を立てず、「静かなマスク会食を」と呼び掛ける無責任ぶり、無能ぶりには驚くばかりである。まさに、国民に「自助」を押し付けるだけで、N大臣の「神のみが知る」発言にいたっては、無責任の極みである。
コロナ対策もしかりだが、菅首相は、いつも官僚が作ったペーパーを読み上げるだけで、自分の言葉で語ることがほとんどない。官房長官としては、まだしも、トップリーダーとしては失格である。反対意見を述べる人達は排除し、回りにイエスマンのみを配し、日本を迷走させている。コロナ感染の拡大が顕著になっても、自分が仕掛けたGoToキャンペーンは、ガンとして止めようとしない強権ぶりである。GoTo利権は、原発利権、オリンピック利権に比べても莫大な血税を利用したもので、血税中毒になっているとの指摘もある。
元々各種GoToキャンペーンは、コロナが収まった段階で景気浮遊策として実施すると言っていたはずだが、もはや、GoTo利権中毒から抜け出せないでいる。感染は国民の責任だといわんばかりの現政権には呆れるばかりであるが、誰かが甘い汁を吸っているものと思われる。
何兆円もの国民の税金を使い、原発もオリンピックもGoToもごり押しする現政権により日本は破滅の道まっしぐらである。オリンピックも、IOCが中止をもちかけているのに、日本側が利権のためか発表を意図的に遅らせていることも明らかになっている。その間も税金が無駄使いされている。マスコミもグルなので、どうしようもない。国会も12月に打ち切り、延長しないような話もあり、政府のみならず国会の無能ぶりも指摘される。野党にもっとしっかりしてもらう必要があるが、有効なコロナ対策が打ち出せないので、このままだと東京都の1日の新規感染者数が1000人を超える日もさほど遠くなく、間違いなく医療崩壊が生じることが危惧される。
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