浪漫飛行への誘(いざな)い

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東京電力の正体見たり

2019年09月20日 12時27分06秒 | ニュース

 

東京電力の失態で千葉県の停電問題が大きな問題になっている最中、原発事故にかかる強制過失致死傷害で強制起訴された旧経営陣3人に対する東京地裁の判決が下され、全員無罪となった。巨大津波の襲来を合理的に予測できた可能性がなく、事故の発生を予見できなかったから、刑事責任を問えないというのが司法判断だというが、関係者のみならず、大半の人はがっかりする判決であったような気がする。原発を積極的に推進しようとする現政権への大いなる忖度とも思える。これだけ大きな事故を起こしておいて、誰も責任をとらないというのは一体どうなっているのであろうか?


今後も、原発を積極的に展開しておいて、もし万一、合理的に予測できない事件や事故、地震や津波のような大災害が起こっても、誰も責任を取る必要がないというのでは、たまったものではない。万一、北朝鮮が日本の原発を攻撃し、日本が放射能で覆われる事件が発生したとしても、現政権首脳陣、電力会社すべて誰も責任がないということを裏書きするようなものである。放射性物質の処理方法も全く見えていない現状でも、99%安全だからといって原発を推進しようとする現政権の危うさを感じる。


原発は発電パワーとしての期待はあるものの、廃棄物の処理、事故等マイナス面も大きい。万一、1%のことが発生しても、合理的に予測できなかったら、誰も責任を取る必要がないということでは恐ろしくてしようがない。小泉進次郎が現政権に取り込まれ期待薄となった今、原発ゼロを主張する親父さんに期待するところ大である。まだまだ引退せず、積極的に日本のために活動してほしいものである。


あれだけの大事故を起こしても、当の経営陣が無罪を主張して、責任逃れをしようとする姿を見ていると、人間の弱さというか煩悩具足の凡夫を連想して悲しくなるが、仏教の世界では、とても成仏できない人達である。刑事責任については、是非控訴してほしいが、民事責任についても全被害者のためにも頑張って追及してほしいものである。


今般の千葉県における大規模な停電事故にかかる東京電力の対応もお粗末そのものであり、昔から体質は変わっていないなと妙に納得したものである。我々ができることは、せっかく電力が自由化されたのだから、東京電力との契約を破棄し、東京ガスやその他の電力販売会社に契約を切り替えることにより、実質的な制裁を加えることくらいである。我が家では、すでに東京ガスに切り換えているが、まだの人は、このような経営陣が牛耳っていた会社、今回のような電力事故でも適切な対応ができない会社には早く見切りをつけてもいいのではないか?

コメント
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