浪漫飛行への誘(いざな)い

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河津桜を観るバスツアーに参加

2018年02月28日 00時08分25秒 | 旅行
毎年、この時期になると河津桜のことが話題に上り、いつか行ってみたいと思っていたが、ついに実現した。当初1泊で計画し、個人で行くか、ツアーに入るかいろいろ研究してみたが、ツアーの方が安く上がるということが判明し、クラブツーリズムの1泊2日のツアーに申し込んだが、後になって、人数が集まらないとの理由による催行中止のメールを受け取った。しかし、催行中止の理由が人数が集まらないというのは極めて怪しい。2月25日出発なのに、中止の通知は、1月24日。まだ、一か月もあるのに集まらないとして中止するのはあまりにも不自然。恐らく、別の理由(東京マラソン?)ではないかとみている。

催行中止を受け、やむを得ず、26日のはとバス日帰りツアーに変更した。日帰りにしたことで、当初の予算の半分以下になった。8時に浜松町を出発し、11時前には、伊豆フルーツパークに着いて、早めのランチ。
しらす釜まぶし御膳(1512円)というなかなか豪華なランチであったが、レストランには同じような昼食が多数セットしてあり、訊いたら 約1000人分だという。平日なのにそんなに繁盛しているのかとビックリした。会場からは、富士山の上半分の雪に覆われたところだけがはっきり見えて、感動的であった。

ランチの後は、バスで5分のところで、いちご狩りを行った。30分食べ放題で、主な品種は「紅ほっぺ」だが、その他の品種もあり、食べ比べもできた。いちごの粒が大きく、数多くは食べられなかったが、それでも、小さめのものも混ぜ、40個位は食べたと思う。いちご狩りの料金は、料金表によると1836円となっていた。いちごは大好きなので、久しぶりではあったが、満足した30分であった。

いちご狩りの後は、石川さゆりの歌にもある「天城越え」で、浄蓮の滝に立ち寄った。歌詞にも出てくる浄蓮の滝は、高さが約25mでそんなに大きい滝ではないが、日本の滝百選にも選ばれている。滝壺の岩には天然記念物の「ハイコモチシダ」が群生している。「天城越え」の歌碑や川端康成の「伊豆の踊子」の像もある。バスはくねくねと天城峠を越えて行くが、なかなか雰囲気がある風景であった。

浄蓮の滝からさらに南下すると今回のメインの河津桜まつりの会場に到着した。少し、早めに到着したので、現地で約90分の自由時間が取れた。平日とはいえ、天候にも恵まれ、河津桜もついに見頃を迎えたタイミングであったので、かなりの観光客が押し寄せていた。河津川沿いに850本、町全体では8000本もの河津桜が咲き誇っているという。川沿いの開花状況は、6~8分咲きだが、海に近い方ではほぼ満開、個人宅にある河津桜原木は、超満開で、まさに町全体がピンクに彩られていた。

河津桜の花見は初めての経験であるが、約60年前に地元在住の飯田さんという人が桜の若木を枯葉の中に発見し、自宅の庭先に植えたのが始まりだと知ってビックリ。新品種であったようであるが、そんな偶然がなかったら、今の河津桜はなかったと考えると感慨深いものがある。河津桜は、ソメイヨシノに比べるとはるかにピンク色が濃く鮮やかで美しい。ソメイヨシノに慣れているので、ピンクの花びらには感動さえ覚える。

90分では、すべてを見ることは到底無理であるが、やや駆け足ながら、北は、河津桜トンネル、豊泉橋界隈及び河津桜原木、中央の笹原公園を通って、南は館橋界隈までほぼほとんどを見て回ることができた。 

今回の日付は相当前に決めたが、まさに見頃に的中に、それも太陽が出るほど天候にも恵まれたのは、大変ラッキーであった。平日でも相当混雑しているので、週末を考えるとぞっとする。長年気になっていた河津桜であったが、本当に行ってよかったとの思いである。はとバスツアーは初めてであったが、若くて可愛い感じのガイドさんもよかったし、ツアー料金もすべて含め、9000円行かなかったので、リーズナブルであったといえる。

早速翌日には、撮った写真を約7分のスライドショーにしてYouTubeにアップした。音楽は、石川さゆりの「天城越え」と森山直太朗の「さくら(独唱)」を使ったので、臨場感のあるアルバムが完成した。また、テレビ報道によると河津桜もそろそろ寿命を迎えつつあるようで、河川関係の条例で植え替えも禁止されているとのことなので、まだ行ったことがない人は早い機会に見に行かれることをお薦めする。


写真  色づく河津桜並木
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