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浪漫飛行への誘(いざな)い

海外旅行は102か国、海外旅行、世界遺産、飛行機、卓球、音楽、歌謡曲、初物、語学、仏教シリーズ等の趣味の世界をブログに

今年の我が家の十大ニュース

2023年12月24日 09時02分43秒 | 人生

 

今年も師走を迎え、あと1週間となったが、2023年の出来事を振り返る「今年の十大ニュース」が話題となる時期が来た。ロシアによるウクライナ侵略が今年も相変わらず続いている中、イスラエルとハマスとの悲惨な戦闘が新たに始まり、日本でも暗いニュースばかりが目立つ。明るいニュースは、WBCで日本が世界一になったことや大谷選手がホームラン王や満票のMVPを獲得したこと位で、後は、物価高騰・円安・増税問題、防衛費倍増問題、統一教会問題、ジャニーズ問題、マイナ保険証問題、大阪万博問題、自民党パーティ券裏金問題、木原事件等々ネガティブな話題ばかりで、支持率もどん底で失政続きの岸田政権もまもなく終焉を迎えようとしている。また、同年代で親しみのあった歌手や著名人がお先にと多数旅立って行ってしまった。

我が家では、毎年、その年の出来事を振り返り、「我が家の十大ニュース」として記録を残しているが、すでに37年も続けている。十大ニュースを振り返るだけで、我が家の出来事が鮮明にタイムスリップする。今年は、海外旅行に出かけることもなく、総じて、大きな出来事はなかったが、何もないことがいいことだともいえる。この十大ニュースについては、自分史の1ページにもなっているが、1年前に文化放送ラジオ番組「日曜はがんばらない」への投稿が紹介されたこともあった。来年はどんな年になるであろうか?海外旅行にも行きたいが、103カ国目は夢のまた夢か。。。

 

今年の十大ニュースは、

1      パート卒業   12月

2        北陸旅行~墓じまい/納骨   8月/11月

3        伊豆大島旅行   11月

4        熱海旅行         6月

5        不整脈診断      2月

6        コロナ感染      8月

7        フランスから外人ゲストCARE   10月

8        古希ゴルフ旅行    2月

9        次男家族帰国    12月

10      親族の死去      5月

 

「日曜はがんばらない」: https://youtu.be/oVUDINQei0s?si=hsdkcBnAKJtXEeUC

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妻がパートを卒業

2023年11月30日 17時53分44秒 | 人生

 

妻が20年続けていたパートの仕事を12月をもって卒業することになった。貯めていた年休があるので、11月30日が最後の日となった。会社では有志から花束をいただき、我が家でも花束で出迎えた。自分自身は、すでに自由人生活を15年も続けているが、妻もやっと仲間入りすることになったので、来年からは、二人そろって自由人となれそうである。人、皆いつかは卒業することになるが、どのタイミングかがポイントとなる。 今、このタイミングかというと、二人とも最近感じる下記思いが強くなってきたからである。

・親鸞聖人が9才で仏門に入る得度の式の際に詠まれた無常を謳った「明日ありと思う心の仇桜 夜半に嵐の吹かぬものかは」の通り、親鸞が自分の命を桜の花に喩え、「明日自分の命があるかどうか分からない、だからこそ今を精一杯大事に生きていきたい」との思いを共有する。お釈迦様の【四門出遊】ではないが、老病死が迫ってくる現実に向き合う必要がある。

・ダ・カーポが歌う「今日がいちばん若い日」の歌詞にある通り、今を精一杯生きたいという思いを共有する。

・吉永小百合・天海祐希の映画【最高の人生の見つけ方】ではないが、「やりたいことリスト」を作り、精一杯遊びたいという思いを共有する。

・“DIE WITH ZERO”(ビル・パーキンス著)という「ゼロで死ね」の思いを共有する。喜びを先送りにしてはいけない。今大事なことはお金を貯めることではなく、お金を使うことであり、やりたいこともやらずに、無駄にお金を残す意味はない。

今後の理想の生活パターンは、3~5月(桜と新緑)、9~11月(紅葉)は、過ごしやすい日本、12~2月は、暖かいマレーシアやタイかオーストラリア、6~8月は、涼しいカナダかドイツでの海外ロングステイが夢である。その実現には、少し年を取りすぎた感は否めないが、今からでも遅くないとの思いもある。夜は近くのお寿司屋さんでささやかな慰労の夕食で労った。長い間お疲れ様でした。

 

「今日がいちばん若い日!」:https://youtu.be/vBzpfj8K25w?si

「旅のつづき」(最高の人生の見つけ方主題歌):https://youtu.be/CGxUsboDKzc?si

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DIE WITH ZERO ゼロで死ね

2023年10月02日 22時00分55秒 | 人生

 

9月26日の日テレの「カズレーザーと学ぶ」の中で、令和マネー新常識の一つのテーマとして、ビル・パーキンス著の“DIE WITH ZERO”(ゼロで死ね)という本に書かれた「人生が豊かになりすぎる究極のルール」が紹介されていて、物凄く興味が惹かれた。この番組は、なかなかタメになる内容が多く、今回も大変勉強になった。この本のことは初めて知ったが、2020年に発売された人気本であることがわかり、ネットでいろいろ調べてみた。

 

ネットで紹介されている本書の要点は、

  • 喜びを先送りにしてはいけない。限られた時間の中で幸福を最大化するためには、人生の早いうちに良質な経験をすることが大切である。
  • どんな金持ちも、あの世にお金は持っていけない。だからこそ死を意識し、「ゼロで死ぬ」を実践すべきだ。
  • 人生をよりよいものにするには、お金、健康、時間という人生の3大要素のバランスをいかに取るかが重要になる。
  • 物事には賞味期限がある。そのチャンスを逃さないためにも大胆に行動すべきだ。リスクを取らないリスクを過小評価してはならない。


となっていた。また、下記のような要約が紹介されていた。

『日ごろから、自らの死を意識して生活している人は少ない。人は人生が永遠に続くかのように日々を生きている。だからこそ未来に希望を抱き、老後に備えて貯金をするのだ。これは一見すると合理的な行動である。だがその結果、喜びを先送りにし、やりたいことを我慢してはいないだろうか。何人たりとも時間には抗えない。だからこそ、限られた時間の中で幸福を最大化するために行動すべきだ。そしてそのタイミングは「今」である。お金を無駄にするのを恐れ、チャンスを逃しては本末転倒だ。大切なのは、どうすれば幸せになれるかを考え、そのために惜しまずお金を使うことである。そして適切なタイミングで、ふさわしい経験をすることで、人生は豊かになる。老後のために貯金するのも決して悪いことではない。だがそれに固執していては、貴重な時間を浪費しかねない。

お金はライフエネルギーだ。ライフエネルギーとは、何かをするために費やすエネルギーのことを指す。たとえば仕事は、「ライフエネルギーを消費する代わりに、お金を手にする活動」と言い換えられる。収入と時間、カロリーと運動などは、トレードオフの関係にある。このライフエネルギーを意識すると、衝動買いや悪い生活習慣を見直すことができる。「30万円の時計は何時間分の労働に値するのか」、「目の前のクッキーのカロリーを消費するために、どれくらい走らなければいけないのか」など、ライフエネルギーとして計算できるようになるからだ。とはいえ、節約ばかりしているのも考えものだ。その時しかできない経験の機会を失ってしまうと、世界が必要以上に小さな場所になってしまう。そうならないためにも著者が提唱するのは、本書のタイトルでもある「ゼロで死ぬ」ということだ。必要以上にため込むのではなく、今しか味わえない経験に時間と金を費やす。これを突き詰めると「ゼロで死ぬ」というところに行きつく。

《思い出はあなたに配当を与える》

著者が20代の頃、ルームメイトが旅行資金を工面するために多額の借金をした。当時の著者には、その行動がはなはだ理解できなかった。そのルームメイトはこれといった予定を決めず、単身ヨーロッパへ旅立った。数カ月後、戻ってきたその彼は、体験談を聞かせたり、写真を見せたりして、旅によって人生がいかに豊かになったかを著者に説き、「返済は大変だったが、旅で得た経験に比べれば安いものだ。だれもあの経験を僕からは奪えない」と語った。

このエピソードからわかるのは、「経験がいかに大切か」ということだ。人生は経験の総量によって決まる。私たちは小さい頃から、「いざという時のためにお金を貯めよう」と聞かされて育つ。しかし勤勉に働き、喜びを先送りすることだけが美徳ではない。人生に最後に残るのは思い出だけだ。だからこそ、早いうちに様々な経験をすることが重要なのだ。思い出は金融投資と同様、私たちに配当を与えてくれる。その瞬間の喜びだけでなく、あとから振り返ることで、当時の風景や感情を追体験できる。これはかけがえのない宝物だ。そして人生の早い段階で最良の経験を積めば、思い出の配当をより多く得られるのである。』

旅行の思い出作りにお金を使ってきた自分にとって、普段感じていた思いを後押ししてくれる内容に勇気づけられるとともに今後も実践していきたいという思いが込み上げてきた。なかなか「ゼロで死ぬ」境地に入るには不安が伴うが、その意識を持って人生を過ごすことは大事だと思う。この本を読んだら、人生の景色がガラリと変わるものと確信する。

 

 

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「いのちの電話」がナビダイヤルとはおかしい

2023年07月18日 07時02分06秒 | 人生

最近ryuchellさんが自殺したが、テレビでそのニュースのたびに、こころの健康相談統一ダイヤルとして「いのちの電話」なる電話番号が表示される。しかし、いつもその番号が気になる。というのは、「#いのちSOS」や「よりそいホットライン」はフリーダイヤルが設定されているが、「いのちの電話」や「こころの健康相談統一ダイヤル」なるものは、電話番号が、0570-で始まるナビダイヤルだからである。フリーダイヤルも併記されているが、時間が限定されており、メインは高額となるナビダイヤルである。電話相談窓口がいろいろあるのもどれがいいのかよくわからず、かえってマイナスである。ナビダイヤルは、最近普及しているかけ放題サービスの対象外の有料電話で、携帯でかけると一般電話より高くつくため、ほとんど使わない。かけ放題サービスは、大変重宝で、電話代を心配せず、長電話も可能である。

自殺で悩む、まさに「いのちの電話」をかける人の電話時間は、要件だけ済ませる短時間のものとは違って、長時間に及ぶことは必至である。その趣旨からして、基本的には、すべてフリーダイヤルにすべきと考える。補完番号としては、高額になるナビダイヤルではなく、普通の市外局番からはじまる電話番号にすべきである。かけ放題サービスのある携帯を持っている人は、番号が03-ではじまる東京の電話番号でも、全国のどこからでも無料で電話をかけることができるからである。全国毎に電話番号が設定されているならそれでもよいが、ナビダイヤルを設定しているということは、あまりかけないで欲しいというメッセージに見え、本末転倒である。どんどんかけて欲しい趣旨とは正反対のメッセージとなるので、すべてフリーダイヤルか市外局番からはじまる普通の電話番号に改めてほしいものである。


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7月1日は節目の時

2023年07月01日 08時52分21秒 | 人生

53年前の7月1日は、社会人になったファーストデーで入社式が行われた。当時、学園紛争で卒業が遅れ、7月入社となった仲間が30人ちょっといた。同期入社の大半は4月にすでに入社していたので、幸先の悪いスタートであった。4月入社組は、入社教育の一環として、過酷な自衛隊への入隊訓練があったが、我々は難を逃れた。入社教育も千葉県の土気に新しくできた研修センターで行われ、初陣の研修となった。

7月入社組は、人数が少ないため、地上職だけでなく、他業種の新人も一緒に研修を受けるという変則的な研修であった。4-5日間の研修の最後に、人事部の人が来て配属先の発表があった。30数人の内、1番最初に名前が呼ばれたのが、自分であった。というのは、配属先は北から南の順に発表されたので、千歳が最初となったもの。寒い僻地への配属は皆嫌がっていたようで、千歳への配属発表の際は、大きな万歳とみられる拍手が起こった。大学時代まで北海道には足を踏み入れたこともなかったので、真っ先に不安がよぎる思いであった。あとで聞いた話であるが、当時の人事部では、九州出身の人は北海道配属とか、新入社員は半ば意図的に出身地意外に配属させていたようである。

日本地図を見ると、札幌は大きい都会のようだが、千歳という文字は小さく載っているだけで、どんな町なのか全く見当がつかなかった。どれほどの田舎町で、ちゃんとしたお店があるのか心配したほどである。先輩たちには、トンカチを持っていけという冗談を聞かされた。あまりにも寒いところなので、冬に外で用を足すとすぐ凍ってしまうので、その氷を叩いて壊すためにトンカチが必需品だというのである。冗談だろうとは思ったが、厳寒の北海道について全く知識がなかったのも事実である。7月は夏季繁忙期に入っているため、ろくな教育も受けないまま現場に出された。4年間過ごした北海道は第2のふるさとになっているが、あれからもう53年というから時の流れを感じる。入社教育を終え、7月12日に、朱里エイコの「ジェット最終便」ではないが、まさに最終便で千歳に向った。機内のBGMが「シバの女王」で、今でも音楽を聴くたびに赴任のフライトを思い出す。北海道各地を回り、その後集めたご当地ソングは、800曲を超える。今でも、時々北海道の歌を聴いて当時を懐かしんでいる。7月1日は、人生の転換期の節目であったことは間違いないところである。

歌で綴る札幌・千歳の思い出: https://youtu.be/dpBghPdSuy8


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ふるさとは北海道、名古屋、沖縄?

2023年06月15日 20時32分03秒 | 人生

自分は、東京生まれの東京育ちだが、東京といっても都下なので東京のいなかっぺといったところ。でも、親の実家は、中央区新富町の染物屋で江戸っ子ど真ん中で、自分の本籍もそこになっている。大学卒業まで東京なので、いわゆる「ふるさと」というものは実感していないが、個人的には、第2のふるさとは北海道、第3のふるさとは愛知、第4のふるさとは沖縄だと感じている。

北海道(札幌・千歳)は、社会人になって最初の4年間を過ごした土地で、名古屋はバブル期に2年間過ごし、沖縄は、住んだことはないが、中学2年の時に初めて行った外国(日本返還前)で、大学卒業旅行でも訪問し、その後離島を含め何回か旅行している土地で親しみが深い。

北海道は、独身時代でもあり、仕事もさることながら、車を持っていたので、道内のほとんど各地を旅行する機会に恵まれた。利尻・礼文・天売・焼尻・奥尻の島々も制覇し、道内の湖、温泉、岬、半島、港、山、峠、滝、空港、鉄道駅も数多く訪れた。残念ながら、北海道ならではのゴルフとスキーはあまりチャンスがなかったが、テニスを始め、公式試合も合宿も経験できた。札幌雪まつりも冬季オリンピックも身近に経験した。北海道の思い出として、歌謡曲のいわゆる「ご当地ソング」にはまり、今では800曲を超えるコレクションを有している。また、ふるさと納税も北海道の町を選択し、応援している。

名古屋は、バブル全盛期に2年ほど住んでいたが、バブルもあって仕事も遊びも充実していた気がする。課長職として、業務範囲も広範で、交際費も使い切れないほどであった。ゴルフも一生のうちで一番プレイした時期だが、上達せずとも業務上のゴルフも多かった。社宅住まいであったが、車を持っていたので、ドライブ旅行を楽しむ機会も多かった。たった2年であったが、下記のご当地ソングで語られるような名古屋の風土や名古屋人の気質を知ることもできた。もっと長く住んでいたかったが、そうは問屋は卸さなかった。

沖縄は、中学2年の時に、ホ-ムステイをしながら、ホワイトビーチという米軍基地で行われたボーイスカウトの沖縄ジャンボリーに参加するという貴重な経験を得た。ホームステイ先の家族やたまたま那覇行の船内で知り合った沖縄県庁の人とはその後長いおつきあいをさせてもらった。大学卒業旅行も彼のお世話になったもので、北は辺戸岬から南は、ひめゆりの塔などの南部戦跡まで、島内をいろいろ見て回った。生まれて初めて乗った飛行機も、那覇⇒石垣島のYS11であった。海洋博も行ったし、石垣島、竹富島、宮古島、久米島の離島にも足を延ばしている、ゴルフをしに何回か訪れたこともあり、たまたま飛行機内で知り合った女性の紹介で、嘉手納基地内に入ったこともある。沖縄とは不思議と縁が深い。

国内は、47都道府県の全てに足を踏み入れたが、北海道と名古屋と沖縄は、自分の中では特別な存在となっている。都道府県対抗駅伝大会等のゼッケンからもわかるように、都道府県には、番号がふられているが、北海道は1、愛知は23、沖縄は47である。まさに、最初と真中と最後であるが、これも不思議な組み合わせである。3都市のご当地ソングの中から好きな3曲を選んでみると、

(北海道)

     「恋の町札幌」    https://youtu.be/tpmcuf1ghSY

(名古屋)

  「名古屋はええよ!やっとかめ」 https://youtu.be/KJ6hBxWq7hw

(沖縄)

  「さとうきび畑」 https://youtu.be/tyB9z2C98tM





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後期高齢者の仲間入り

2023年03月06日 05時47分02秒 | 人生

ついに後期高齢者の仲間入りをすることになった。70才は古希、77才は喜寿のお祝いの習慣があるが、75才は後期高齢者となるだけで、特に何のお祝いも設定されていないのは寂しい話である。健康保険証が変わる位しか意味がないのであろうか?四半世紀という節目であることは間違いないので、何か区切りを付けたい気がする。高齢者には違いないが、後期高齢者いうネーミングはあまりいただけない。誰が名付けたのであろうか? 60才時に、ある年金などの公的機関が運営する宿泊施設に安く宿泊したことがあるが、その宿泊カードの区分欄に「老人」と記入されていて、えらく気分を害したことがある。年金の世界では、今でも60才の人を「老人」と分類しているのであろうか?

高齢者の定義は曖昧で、昔は60才以上だったかも知れないが、年金の受給開始年齢が65才となった頃から、何となく65才以上というイメージである。
また、2017年1月、日本老年学会・日本老年医学会は「高齢者の定義と区分」について画期的な提言を発表したという。即ち、65~74才を「准高齢者」、75~89才を「高齢者」、90才以上を「超高齢者」として区分することを社会に提言したようである。まだ根付いているとは思えないが、この分類でいくと高齢者は65才ではなく、75才からとなる。自分の実感としても、まだ若いつもりで高齢者という意識はあまりないため、75才からとしたほうがしっくり行く気がする。


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ピンピン、ひらり~しなやか老活術

2022年06月11日 08時53分17秒 | 人生

 

毎週日曜の朝は必ず文化放送の鎌田實と村上信夫の「日曜はがんばらない」をradikoで聴く。その前の親鸞聖人の教えを紹介してくれる「一万年堂出版の時間」とセットで聴いて、心が休まる時間となっている。普段の生活では、ラジオはまず聴かないが、日曜の朝だけは別である。

先日、番組でも紹介された鎌田先生の「ピンピン、ひらり」という本【4月発行】を図書館で借りることが出来た。サブタイトルは、「鎌田式しなやか老活術」とあり、まさに我々世代にとってピタリの内容であった。まず気に入った記述は、「まえがき」で「老いという『下り坂』は、美しい景色も見せてくれる。『上り坂』は上ることに一所懸命で、自分の足元しか見えていないことが多い。下り坂は違う。眼下には、これまで上ってきた道のりや、すそのの広大な景色が広がっている。その美しい景色は人生のご褒美といってもいい。そんなふうに考えると、老いは長生きの残念なオマケなんかじゃない。人生のなかで最も自由に生きられる最後のチャンスだと思えてきた。」というところで、全く同感である。

「ピンピン、ひらり」とは、ダイゴ流ではPPHとなるが、従来言われていた「ピンピン、ころり」より、前向きなイメージがある。老いは避けられないが、病気になっても上手な付き合い方を身に付ければ、ピンピン元気に生きられると信ずる。次々と老いが襲ってきても、「ひらり」と身をかわしてやり過ごせばいいと思えてきた。

・立ち止まって人生の残り時間を意識する

・すべきことより したいこと

・時間の感じ方は心の持ち方次第

・20%に全力投入する

・ぼうっとするのも意味がある

と内容の見出しの一部を見るだけで、どうしたらいいかのヒントが満載である。時間の感じ方については、「ジャネーの法則」なるものが紹介され、目を引いた。初耳であったが、「ジャネーの法則」とは、19世紀のフランスの哲学者ポール・ジャネが発案し、甥の心理学者ピエ-ル・ジャネがその著書で紹介した法則で、「生涯のある時期における時間の心理学的長さは」年齢の逆数に比例する(年齢に反比例する)というもの。7歳の子供にとっての1年は7分の1だが、70歳にとっての1年は70分の1になる。つまり、70歳の1年は、7歳にとっての1年の10分の1に感じてしまうという計算になるから、年を取ると1年が早く感じるのは当然かも知れない。

「20%に全力投入する」とは、「パレートの法則」に従い、生活にメリハリを付けるということである。「パレートの法則」とは、イタリアの経済学者パレートが発見した分布の法則で、「2:8の法則」とも呼ばれる。顧客全体の2割である優良顧客が売上の8割をあげているという法則で、全ての顧客を平等に扱うのではなく、2割の優良顧客を差別化することで、8割の売上が維持でき、高い費用対効果を追及できるというものである。この2:8の法則は、いろいろなところで引用されている。これを自分自身にあてはめ、自分の中によく働くアリが20%いて、このアリが機嫌よく元気に働いているうちはあとの80%はのんびりしていてもよいとする。遊ぶ時間が1日の20%であっても、その遊びで貯えた心のエネルギーは、他の80%の生活の糧となる。24時間の20%は好きなことをやってメリハリをつければそれでよしとすれば気が楽になるというものである。なんとなく、しなやかな老活術が見えてきたような気がする。

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フランスから突然のグリーティングカードが届いてビックリ

2022年01月12日 09時46分23秒 | 人生

 

1月11日、1が並ぶ縁起のいい日であったが、郵便受けに差出がフランスからのグリーティングカードの封筒が入っているのでビックリ。思い当たる人がいないので、何かの間違いと思いきや知り合いのメキシコ人の女性とわかって二度ビックリ。中には、カードと手紙と写真が入っていたが、フランス人と再婚して、今フランスに住んでいるというから三度ビックリ。封筒の住所を調べたら、Saint-Florent(サン-フロラン)と書いてあり、どうもフランスといってもコルシカ島の街のようである。

この女性は、定年直後、カナダのビクトリアに留学(遊学?)中、住んでいたコンドミニアムの隣人であった人で、当時は、トロントに住んでいたが、夏の間だけビクトリアに避暑で短期滞在していたものである。老夫婦で、14年前当時で、ご主人(英国人)は80代、女性は70才位で、ご主人は再婚、女性は初婚であった。5ヵ月も一緒のコンドにいたので、親しくなったが、もともと日本には興味があったようで、我々が帰国してから、我々に会いに2008/2012/2014年と3度も来日した。2008年は東京と富士五湖、2012年には富山・立山、2014年には札幌・旭川にも案内したが、大の日本ファンになっていた。2014年の時は、ご主人が90才を迎えたので、小さなお祝いパーティもアレンジし、大変喜ばれた。

こちらも、トロントの家に二度遊びに行ったことがあるほど深い交流が続いていたが、何年か前にご主人が亡くなり、一人寂しく生活していたようだが、連絡もとぎれつつあったので、どうしているかなと心配していたところであった。そこに突然のカードの舞い込みだったので、ビックリ仰天であった。手紙によると、未亡人生活は寂しい(sad & disorganized)ものであったが、2020年にフランス語を勉強しようとフランスに行って、知的で優しい男性と知りあったという。その後、トロントに戻り、ささやかな結婚式をあげ、昨年11月にフランスに戻り、二人での新生活が始まったという。写真を見る限り、相手の男性も70~80代に見えるが、それにしても、物凄い展開にビックリする。恋愛に年令など関係ないのかも知れないが、その情熱ぶりに敬服する。日本人なら、80前後の未亡人だったら、まず老後を静かに過ごすのではないかと思うが、羨ましい人生ともいえる。コロナが収束したら、フランスで是非再会したいと手紙は結ばれていた。1月11日は1のゾロ目の鏡開きの日であったが、突然の通知で印象深い1日となった。

 

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現役時代の上司・先輩・友人の訃報相次ぐ

2021年12月04日 19時15分32秒 | 人生

 

この年になると否が応でも知り合いの訃報が入ってくる。ここ数ヶ月でも、現役時代の上司・先輩・同僚・後輩、友人、隣人と次から次に訃報が舞い込んでいる。もう年だから、仕方ないといえば仕方ないともいえるが、やはり、ショックは少なくない。会社関係では、月に1回のOB会報のメールで訃報を知ることになるが、いつも恐る恐る見ている。12月の会報で、サービス訓練部時代の上司の訃報を知ったが、彼は58才の時に心臓の病で倒れ、24年間の闘病の末なので、痛ましい限りである。奥様に電話で訊いたら、50年の結婚生活の内、半分は看護の生活であったと語っていたが、達観している印象であった。大学の先輩でもあり、お見舞いに行ったこともあるが、時の流れを痛感する。贈答用のお線香を送ろうかとも思ったが、今回は、思い出の写真を再プリントして、思い出を添えて奥様に送ることにした。

年齢的にも上司はやむを得ないところもあるが、同僚や後輩の訃報に触れることも少なくない。最近では、入社当時千歳でお世話になった先輩、ヨーロッパ駐在仲間の先輩、大学のクラブ/会社でも一緒だった後輩とか何とも寂しい思いである。中国との卓球友好交流を通じ親しかった中国人の女性の訃報も思いがけずショックであった。同じマンションの隣人の訃報もショックであったが、テレビで著名人の訃報を耳にするたびに、人生とは?との思いにくれる。このブログを書いている時も、同年代の新井満氏の訃報が飛び込んで来た。新井氏は、芥川賞作家でありながら、作詞作曲家、歌手としても有名で、「千の風になって」の訳詞と作曲でも知られる。何ともしみじみとした素晴らしい曲である。また、松山市を歌った「この街で」も大好きな曲の一つである。ただご冥福を祈るのみである。

最近、親鸞聖人の浄土真宗の教えを学んでいるが、「なぜ生きる」かを理解し、阿弥陀仏の一念で難度の海を度する大船に乗せてもらいたいと願っている。今般、人生歌を集めたユーチューブを作成したが、その中にもちろん「千の風になって」も入っている。ジーン来る様々な曲を聴きながら歌詞をしっかり噛みしめ、残り少ない人生と向き合っていきたい。

 

「千の風になって」:(新井満訳詞・作曲 秋川雅史歌唱): https://youtu.be/yqzCwcL9xDc

「この街で」(新井満作詞 新井満・三宮麻由子作曲 新井満歌唱): https://youtu.be/1aMmcWCijnE

 

 

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