goo blog サービス終了のお知らせ 

浪漫飛行への誘(いざな)い

海外旅行は102か国、海外旅行、世界遺産、飛行機、卓球、音楽、歌謡曲、初物、語学、仏教シリーズ等の趣味の世界をブログに

70年史の整理でボーイスカウトを思い出す

2018年03月06日 22時46分00秒 | 人生
本日、ついに古希を迎えたが、目下、70年史の写真スライドショーを作成中である。70年という歳月は振り返ると短かいようでも、いろいろな出来事があり、写真の整理はなかなか大変な作業である。すでに自分史年表を整理しているので、そこからどの写真を選ぶのか、また、どんな音楽を付けるのかがポイントでもあり、楽しみでもある。音楽の選択はなかなか難しいが、人生がらみでは「想い出がいっぱい(H2O)」「青春の影(チューリップ)」「人生の扉(竹内まりや)」「わが人生に悔いなし(石原裕次郎)」「365日の紙飛行機(AKB48)」あたり、旅行がらみでは「80日間世界一周」仕事がらみでは「翼をください(赤い鳥)」「浪漫飛行(米米CLUB)」、最初の勤務地札幌がらみでは、「恋の町札幌(石原裕次郎)」、海外駐在ドイツがらみでは、「ローレライ(ドイツ民謡)」、カナダ留学がらみでは、「カナダからの手紙(平尾・畑中)」、感謝の気持ちからは「ありがとう(いきものがかり)」なども候補になる。人生の各シーンに合わせて、できるだけ多くの音楽を取り入れたいと考えている。

70年史の作業を始めて、小学高学年~中学時代のボーイスカウトの活動が急に思い出されてきた。たった5年ちょっとの経験であるが、今振り返るといろいろな貴重な経験をすることができた。物の考え方として身に付いているのが、「そなえよつねに」、英語では “Be prepared”である。これは自分のモットーとして今でも心がけているが、すべての点でつい準備しすぎる感もある。

毎日曜日に集会があったが、楽しみだったのはハイキングや野外キャンプであった。長野県とかのキャンプ場に行って、自分たちでテントを張り、トイレを作り、かまどを作り、薪を集め、飯盒でご飯を炊き、料理も作る。食後は皆でキャンプファイヤーを囲み、歌を歌ったり、寸劇をやったりする。手旗信号もすべて覚えたし、縄を使って、結び方を覚えたり、縄回しをやったりしたのをよく覚えている。今の若い人はそういう経験をする場がほとんどないのが可哀そうである。

キャンプ経験がいっぱいあるので、今でも料理は好きだし、レパートリーもそこそこある。キャベツの千切りなども得意だし、包丁さばきは人並以上かも。鶏の頭を切断したこともあるし、川の水を使ってご飯を炊いたり、零下15度位の厳しい環境でテント生活したり、夜間ハイキングで迷い、民家に泊めてもらったり、いろいろな貴重な経験をすることができた。ジャンボリーという全国的なキャンプ大会も毎年あって、天皇陛下も訪れていたと記憶する。

中学2年の時には、沖縄で特別なジャンボリーがあり、参加する機会を得たことはラッキーであった。復帰前だったので、身分証明書を取って、晴海から那覇までの2日間の船旅を経験した。那覇では、沖縄のスカウトメンバーの家にホームステイする機会も得た。その家族とは今でもおつきあいが続いている。当時、沖縄の通貨はドルで、車も右側通行、まさにアメリカの占領地といった印象であった。外国ではないが、日本を離れた初めての経験であったので、インパクトも強かった。今でも米軍の敷地で立ち入れないホワイトビーチというところがキャンプ地で、そこでは生まれて初めてコーラやセブンアップを口にして、感激したことを覚えている。当時は、まだ、日本には出回っていなかったのではないかと思う。とにかく、自分の人生の中で、ボーイスカウトでのいろいろな経験も忘れらないものとなっている。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

古希の誕生日に1円ホテル宿泊、スカイツリー初挑戦計画

2018年02月21日 20時43分55秒 | 人生

ついにまもなく古希を迎えることになった。定年後のあっという間の10年であったが、何かをしなければならないというプレッシャーから解放され、自分のやりたいことが自由にできるというまさに極上の10年でもあった。この自由人生活がもっと若い時にできれば最高であるが、そうもいかないのが現実である。でも、定年後にずるずると仕事を続けなくてよかったと思っている。

この10年を総括すると、まず、定年の4日後には、カナダのビクトリア大学に語学留学し、夫婦で約半年の海外ロングステイを経験した。定年の寂しさや感傷などかけらもなく、20代の若い女性に囲まれての充実した留学生活であった。コンドミニアムでの生活も快適で、延べで100人以上のゲストを招き、まさに先客万来であった。当初は遊学のつもりでいたが、宿題やテストもあり、この年になって、あんなに勉強するとは予想だにしていなかったが、合間を見て、ゴルフ、テニス、旅行三昧という充実した毎日でもあった。

帰国後は、昔からやっていた卓球を再開し、地元の卓球クラブに入り、今でも週3回は卓球で汗を流している。英語の方も、上達はできなかったが、留学経験を生かし、外国人旅行者向けにボランティアでの観光ガイドを4年位やっていた。個別にアテンドするというガイドだったので、面白かったし、大変貴重な経験を得ることができた。

また、定年時、海外旅行が59ヵ国で、惜しくもゴルフで言うエイジシュートに1ヵ国足らなかったので、定年後は、リベンジではないが、自由時間を最大限に活用し、精力的に海外旅行に出かけた。現在、101ヵ国まで来ているので、この10年間で新たに42ヵ国を旅したことになる。1年間で約4ヵ国というペースだが、行きにくい国や人があまり行かない国しか残っていないことを考えるとよく行ったものだと我ながら感心する。特に、自分の好きなヨーロッパの53ヵ国すべてに足を踏み入れることができたことは何よりも嬉しい成果であった。

また、暇に任せて、2004年から始めていた自分自身のホームページを拡充し、楽しみながら、音楽、旅行、初物、語学、卓球等趣味の世界を記録として整理していたが、今は、終活の一環として、音楽と写真を組み合わせたデジタル自分史をホームページ上で集大成し、ほぼ完成しつつある。旅行アルバムを中心に、幼少期から現在までの写真はすべてデジタル化し、音楽を付けて、300件以上も、YouTubeにアップしているので、昔のアルバムを子供に捨てられても、生きた証は残るものと考えている。

古希を迎えるという節目の誕生日をただ何となく過ごすのは癪なので、まず、誕生日には、まだ上ったことがないスカイツリー近くのホテルに1円で宿泊させてもらい、夜は、スカイツリー前の東京ソラマチの31階にある天空LOUNGE TOP of TREEでバースディディナーを祝い、天候次第だが、当日か翌日にスカイツリーの展望台に初挑戦する予定である。1円で宿泊できるホテルは、70才以上で誕生日当日のみ利用できる特別優待を全国ベースで行っていることを知っていたので、その資格を得て今回はじめて利用させてもらうものである。ホテルの特別サービスに深く感謝するとともに、思い出に残る記念日としたい。

この10年間は、大きな病もせず、なんとか健康寿命を保ってきたことに感謝したい。しかし、明日はどうなるかは全くわからない年になっているので、フランス語で言えば、“Vivre maintenant”(今を生きる)をモットーに、やりたいことは先延ばしにしないですぐにやるという主義でやっていきたいと考えている。この年になって、ますます「人生の扉」(竹内まりや)の歌詞が身にしみてきている。


人生の扉) クリック

 ~じっくり歌詞を味わってほしい~

春がまた来るたびひとつ年を重ね
目に映る景色も少しずつ変わるよ。。。
信じられない速さで時が過ぎ去ると知ってしまったら
どんな小さなことも覚えていたいと心が言ったよ。。。

満開の桜や色づく山の紅葉を
この先いったい何度見ることになるだろう
ひとつひとつ人生の扉を開けては感じるその重さ
ひとりひとり愛する人たちのために生きてゆきたいよ。。。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「きょういく」と「きょうよう」

2017年09月10日 13時47分42秒 | 人生
9月9日に先にも書いた区主催のシルバー成年式に行ってきました。1000人入れる会場は、ほぼ席が埋まっていたので、相当数の対象者が出席したものと思われる。この成年式は25年も前から毎年行われているとのことで、今年の対象者は約5500人もいたようである。我々はまさに団塊の世代の走りだが、その数が、今年の20才の成人式の対象者約2600人の2倍以上もいることにも驚かされる。さすが団塊の世代健在といったところであろうか?

第1部の記念式典で区長はじめ何人かの来賓の挨拶があったが、印象に残ったことは、シルバー世代の我々に必要なことは、「きょういく」と「きょうよう」であるという言葉であった。必要なのは「教育」と「教養」ではなく、「今日行く」と「今日用」であるとのこと。即ち、定年後元気に過ごすには、「今日行く所がある」「今日用がある」ということが必要とのことであるが、つい納得してしまった。主婦は定年なんていうものがないため、この言葉とは無縁かも。。。女性は皆元気であるのもうなずける。

同じ年代の人が一堂に会すというのは大変面白い光景である。人間ウォッチングとしては最高の場である。20才の成人式もまさに同じ年代の集合であるが、皆まだ若いのでほとんど変わらない。しかし、シルバー成年式は全く様相が異なる。出席者をウォッチングすると、見た目は同じ年代とは思えない印象。老けて見える人、若く見える人、禿げた人、髪の真っ白な人、ポッチャリ体型の人。。。70年という長い年月の経過を神妙に感じてしまった。  

女性の方が多かったと思うが、皆、きちんと着飾っていて、概して若々しい印象であった。それに比べると男性陣は、概して年より老けて見えたが、恐らく自分もそのような印象を与えているのかと思うとぞっとした。女性の方が、「今日行く」と「今日用」をしっかり持ち合わせている証拠だと感じた。

この言葉は、年寄り向けによく引用される言葉であることが後で判明した。多湖輝さんの『100歳になっても脳を元気に動かす習慣術』という著書に書いてあり、2013年7月14日朝日新聞の「天声人語」でも紹介されたとのことである。若い時にどんなにいい教育を受けようと、どんな高邁な教養を身につけていようが、「小島よしお」ではないが、「そんなの関係ねぇ!」とは嬉しい限りの話である。これからも肝に銘じようと思う。

第2部として、二人の落語家による寄席があり、久々に生で落語を聞く機会を得た。また、式後には、イベント会場で、特売やシルバー世代向けの様々なイベントがあったが、特売で焼売と海苔を100円で購入して、早々と帰宅することにした。一人で出かけたので、他の人と話をするような機会もなかったが、何人か卓球を通じて知っている連中を見かけた。人が多すぎるため、話をする時間もなかったが、はじめて同じ年令であることを確認した次第である。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする