花浄土鹿児島

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唐芋植え 梅雨入りが待たれる 2024/06/04(鹿児島)

2024-06-04 18:45:42 | 野菜作り
6月4日(火)晴れ、少し風があり半袖シャツでも快適です。

梅雨時ですが、今年は唐芋(サツマイモ)植付の目途が立っていません。

1 自家栽培苗の育ちが極端に悪い

2 梅雨入りが遅れて植え付けに適した天候が予測できない

さてどうするか、反省点も含めて対策を考えています。

<苗の確保>

昨年は自家栽培の芋に、3月購入の市販芋を加えて苗床を作り多くの苗を採取しました。

今年は大きなサイズ中心の自家栽培種芋でしたが、大半が腐って発芽したのは3割程度。

そのうち苗が伸びると期待しましたが生育が遅く、市販苗の確保が課題です。

2023年5月 補植用の自家栽培苗 右側は根付かなかった苗


自家栽培苗に余裕があれば植付作業が楽になり、根付かなかった個所の補植作業も早めにできます。

市販苗に頼り過ぎていたと反省、来年は自家栽培苗の確保に努めたいものです。

<梅雨入りの時期は?>

2023年5月 活着した唐芋


唐芋は酷暑乾燥に強い作物ですが、苗の活着(根付く)率には天候が大きく左右します。

元気な苗でも採取直後は根が殆ど出ておらず、発根活着するまで1週間ほどの管理が大切です。

畝に黒色のマルチシートを掛けるため、植付後に強い日射が続くと高温障害で苗が枯れてしまいます。

植付は強い日射を避けて曇りの日や夕方が望ましく、その後は曇りや雨の日が続くと活着が確実です。

苗が活着せず植え替えた個所は周辺よりも生育が遅れて、収量が減少します。

<鹿児島の梅雨期間など>

気象庁の梅雨関連データをネットで入手、これまでの梅雨の期間と降水量を表にまとめました。

1951(昭和26)~2023年(令和5)
九州南部(奄美地方を除く鹿児島県と宮崎県)


平年は5月30日ごろに梅雨入りし、7月15日ごろに明ける46日間。今年は梅雨入りが遅れています。

最も梅雨入りが遅かったのは1957年の6月21日、この年は梅雨明けも遅く8月8日でした。

記憶に残る大雨の年、1993年(平成5年)は8月6日に鹿児島市で大水害が発生し多くの犠牲者が出ました。

その後も天気はぐずつき、梅雨明けが特定できない特異な年でした。

鹿児島と東市来 6~7月の降水量


1993年(平成5年)の6~7月に観測された降水量は鹿児島で1830ミリ、日置市東市来でも1660ミリと平年値の倍ほどでした。

鹿児島と東市来を比較すると、平年値では鹿児島の方が13%多くなっています。

6月4日 NHK九州沖縄の気象情報


梅雨入りが遅いと梅雨期間も短いかもしれません。週末は雨予報のため、早めに唐芋の市販苗を確保したいものです。

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