花浄土鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。
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2017 伊作太鼓踊り 和田保存会 2017/08/28 (鹿児島)

2017-08-28 17:46:23 | 祭り・伝統行事
毎年8月28日と29日に日置市吹上町内で踊られています。
今年は和田保存会が担当し10時前から南方神社に奉納されました。

社殿横から撮影 9時41分


神社に着いた9時34分に神事が終わり、和田保存会長のあいさつに続いて踊りが奉納されました。社殿から見て右側の木が一部伐採され、上からの撮影では明暗差が大きすぎる状態でした。

撮影場所を移動 9時43分


すぐに撮影場所を下の方へ変更、動画撮影もしながら順次鳥居近くに移動しました。

鳥居近くから 9時58分


空に薄雲が広がって光が柔らかく回り、撮影しやすい状態になりました。

退きの場面 10時4分


2列に別れて力強く足を上げながら太鼓を打ち鳴らし勢い良く退出する場面は伊作太鼓踊りの大きな特徴です。背中の日月の大きな矢旗を揺らして踊る勇壮さが人気で多くの観客を集めています。今日も祭りでは顔なじみのカメラマンが多く詰めかけていました。

伊作太鼓踊りの由来などについて鹿児島県ホームページから引用して紹介します。

日置市吹上町に伝わる民俗芸能で,県の無形民俗文化財に指定されています。
伊作太鼓踊りの由来にはいくつかの説がありますが,一説には,応永13(1406)年,伊作島津氏4代当主の久義が,田布施郷の二階堂氏を降伏させた際に考案された,戦勝の踊りと伝えられています。

毎年,8月28日の南方神社の大祭の日に,6地区の保存会が交代で南方神社に奉納し,その後翌日の29日まで吹上の各地で披露されます。

踊りは,唄い手数人と,中打ち4人,平打ち20~24名で行います。
矢旗を背負って勇壮に踊るのが「平打ち」で,白装束に草履を履き,竹を編んだ2メートルほどの矢旗を高く掲げ,薩摩鶏の羽を背負い,胸に太鼓をつけて勇壮に踊ります。

平打ちの輪の中で踊るのが,「中打ち」で,2名が稚児姿,2名が女装姿。美しい花笠をかぶり,華やかで可愛らしい姿で,かねや小太鼓を鳴らします。この中打ちは小中学生だそうです。(引用終わり)

多宝寺跡に移動 10時10分


踊り子だけでなく関係者家族一同も多く同行して太鼓踊りをサポートしていました。おそろいのシャツの「わ」の文字が人々の輪を感じさせ好感が持てました。

太鼓(平打ち)は車2台に分乗 10時17分


ふもと集落まで歩いた踊り一行は、整列して亀丸城跡に向かって一礼。2台の車に分乗して移動し、随行者の車が続きました。踊り子が多宝寺跡まで歩いて移動する団体もあります。中打ちは諏訪神社参道入口の鳥居近くからマイクロバスで移動して行きました。

多宝寺跡での奉納 10時31分


同じく 10時34分


多宝寺跡での奉納は10時19分から25分程度でした。広場入口の鳥居が撤去され、雰囲気が変わり公園のようになっていました。鳥居を懐かしがる声も聞かれましたが、小さな鳥居は矢旗が当たり通行しにくかったので踊り手の負担は軽減されています。

多宝寺跡近くの柿


撮影を終えて周辺を見回すと柿の木に実が沢山ついて枝が垂れ下がり、竹の支柱が添えられていました。車が止めやすいよう路側と空地の草刈がしてありました。

鶏頭が色づく


自家用の野菜など作るような場所に美しい鶏頭がありました。何気ない風景ですが、竹の支柱も鶏頭、草刈も人の手が加わればこそ。近隣の人々の優しい心遣いを感じてうれしくなりました。暑さは続いていますが少しずつ秋が近づいています。
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