(JCETIより)
⾮⽣物学的な知的⽣命体の種類
アストラル体または光の存在者(Astral or Light Beings)
● 地球起源のもの(以前に⽣物学的な⼈間であった死者)
● 地球以外に起源を持つもの(⽣物学的な地球外⽣命体の死者、またはコーザル体もしくはアストラル体の領域に起源を持つもののいずれか)
コーザル体または思考体の存在者(Causal or Thought Beings)(主にʻ思考体ʼとして存在しているもの)
● 地球起源のもの(⽣物学的な⼈間の死者)
● 地球以外に起源を持つもの(以前に⽣物学的な地球外⽣命体であった死者、またはコーザル体もしくはアストラル体の領域に起源を持つもの)
ここで留意すべきことは、⾮⽣物学的な存在者は、それが以前に⼈類であったか、ETであったか、それとも⾮⽣物学的起源を持つものであるかを問わず、⽣物学的⽣命体に対して、覚醒状態、夢の状態、瞑想状態などを含む、多種多様な条件下で顕現することができるということである。⽂化とその発達程度により、また⾮物質的存在者を容認する程度に応じて、これらの実体は幾つかの名前で知られており、また様々な役割を果たすものと⾒なされている。その⼀部をここに列挙する:
● ゴーストまたは精霊(Ghosts or spirits)
● 指導霊または天使(Spirit guides or angels)
● ⼤天使(Archangels)
● 悟りに達した天界の存在者(Ascended enlightened beings)(神の化⾝(Avatars)、キリストやクリシュナなどの預⾔者)
● 惑星の⾃然霊(Planetary Nature Spirits)(ヴェーダの伝統ではデーヴァス(Devas)として知られる)
● 動物霊(Animal Spirits)
● その他、きわめて多数
⾮⽣物学的⽣命体の知覚経験と能⼒の種類
基本的に、⽣物学的⽣命体の項で列挙したすべての経験および能⼒、またおそらくそれ以上のことが、これらの⾮⽣物学的⽣命体に関連している。ただし、彼らは主に⾮物質的領域に存在しているために、物質の世界と接続するのはそれほど頻繁ではない。しかし、彼らは調和宇宙の物質的側⾯と相互作⽤をすることができるし、物質化やポルターガイスト(騒霊現象)など、様々な特異現象により証明されているように、時々そうしている。確かに、⼈間の⼼と精霊の間に、また同様にETの⼼と精霊の間にも、相互作⽤が起きる原因は数多く存在する。
⼈間が経験することのできる多くの可能性を仔細に検討するときには、調和宇宙の多様性をその中に包含する、広⼤な宇宙観を持つことが重要である。そうしないと、我々は地球外⼯学技術の特異な現れと、アストラル体またはコーザル体の領域にある調和宇宙からの顕現を識別できなくなるだろう。
リンゴ、オレンジ、星くず
これまで述べたことは、包括的宇宙観の諸問題を網羅したものでは全くない;そのような仕事は、数冊ではないにせよ、1冊の本にはなるだろう。しかし、この概説は、ここでの主要な関⼼事 - 地球外⽣命体の存在 - についてのきわめて重要な問題に、我々の⽬を向けさせる。宇宙は、知性を持つ⽣物学的存在者と知性を持つ⾮⽣物学的存在者の両⽅で満ちており、そこでは著しく異なるタイプの存在者間に、現象の重なりが存在する。そのことが、今地球を訪れている地球外⽣命体の⼈々を理解しようとする誰に対しても、⼀つの特別な課題を提起する。
例えば、ある⾮⽣物学的なアストラル体存在者は、⼀部の進歩したET⽣命体に類似した現れ⽅をする可能性がある。しかし、そのET⽣命体は、外⾒上(あるいは本質的に)⾮⽣物学的実体に⾒える、きわめて進歩した⼯学技術を⽤いているかもしれない。⼈物のホログラム投影を17世紀の⼈間ならゴーストと解釈しなかっただろうか?また、衛星実況によるテレビ会議はどうだろうか?ついでに⾔えば、ただのフラッシュライトはどうか?間違いなく魔法だっただろう!
他にもあるがこの理由により、宇宙観の危機が数⼗年間にわたりET/UFO問題を⽀配してきた。よく聞いて欲しい、この危機は、ある闇のグループの意図的な偽情報⼯作および⼼理戦計画により増⻑されてきた(これについては後でさらに述べる)。その結果は、リンゴ、オレンジ、星くずの混合物であり、それらはすべて⼀つの名前で呼ばれる。
おそらくこれは、理解のできない新しい現象に遭遇して動揺する世界がもたらす、予測可能かつ当然の結果である。これは我々に、“The Gods Must Be Crazy(*邦題:コイサンマン)”という映画を思い起こさせる。その中では、⼀機の⼩さな⾶⾏機がアフリカの辺鄙な未開地上空を⾶び、乗客の⼀⼈が窓からコークの瓶を落とす。この瓶はそれを⾒つけた先住⺠たちにより、きわめて不可解で解釈の定まらぬ、超⾃然的な意味と⼒を持つ物体になる。この映画はコメディーであるが、その中には、重要な関連するメッセージが含まれている:今我々は、コークの瓶を⾒つけた⼈々と同じ振る舞いをしていないか?
例えば、ET/UFO現象の⽬撃者たちは、地球外宇宙機を全くの⾮物理的、⾮物質的なものと結論する可能性がないだろうか?なぜなら、時々それらはただ“消える”からである。魔法?次元移動?それともそのET⼯学技術は、途⽅もない⼀瞬の加速により、宇宙機を空中静⽌の状態から時速数千マイルにまで(あるいは超光速にまで)移⾏させただけなのか?⼈間の視覚神経は、この⼤きさの加速度を追跡することは不可能である。だから、その物体はただ“消えた”ように⾒えるのである。
実に、この宇宙観の混乱は、三つの主要な要素が原因となっている。その第⼀は、すでに述べたように、進歩した地球外⼯学技術が持つ固有の性質である。それは、我々が想像できるどんなものよりも進歩しているために、単なる超技術(super technology)というよりは、むしろʻ超⾃然(supernatural)ʼに⾒える。地球の科学界が考え始めることさえしていない、宇宙の法則がある。それは理解されているのみならず、ET⽂明により進歩した⼯学技術の中で応⽤されているのである。この理由により(また、古き良き科学の傲慢さゆえに)、厳格な科学者たちでさえ、地球外⽣命体に関わる現象のある側⾯を頭から退ける傾向がある。そうでなければ、それをʻ⾮現実的ʼ、超⾃然的、迷信的な類のものと⾒なしてしまう。
意識の⼒を借りた⼯学技術(consciousness-assisted technology; CAT)の発達について考えて欲しい。例えば、コンピュータにデータを⼊⼒するのに、キー操作ではなく、ただ命令を思考する⽅法が考えられる。コンピュータは予めプログラム化されており、⼈々の思考の特徴を認識し解釈する。⽬撃証⼈の何⼈かは、地球外⽣命体が宇宙機の中で、まさに同じことをしたのを⾒ている。あり得ない?魔法?たわごと?気を付けた⽅がよい!ネバダ州⽴⼤学ラスベガス校のディーン・ラディンという、他ならぬ我々の科学者が、ʻサイキック・スイッチ(psychic switch)ʼと呼ぶものに取り組んでいるが、これはまさしく今述べたことである。進歩した地球外⽣命体は、この道をどれほど遠くまで⾏っているだろうか?
CATの裏返しは、⼯学技術の⼒を借りた意識(technology-assisted consciousness; TAC)である。ここでは、特殊な機械装置が、⼼、思考、意識などの機能を⽀援する。その基本例が、モンロー研究所のヘミシンク⾳響技術(Hemi-Sync tones)であり、リラクゼーションおよび意識拡張の深化を助け、最終的には活⼒と能⼒を⾼めることを意図している。現代の科学者たちには異様に思えるかもしれないが、さらに進んだ応⽤が、ある種の⼯学技術を利⽤してお互い同⼠および⼈類とテレパシー交信する、ETの能⼒である。このことを物語る実に数百の事件が、世界中の様々な階層の信⽤できる⼈々から報告されている。
地球外⽂明においては、光速を超える速さで交信する能⼒が、基幹的な⼯学技術になる。ムーディー・ブルース(*ロック・バンド)から引⽤しよう。“旅をする⼀番よい⽅法は考えること” なぜか?それは瞬間的だからである。だから、恒星間旅⾏をする⼈々が、電波を使わずに思考交信(thought communication)を発達させていたとしても、全く驚くにはあたらない。⽬撃証⼈が次のように考えながら宇宙機を⾒ていた、多数の事件がある。“あー、あの物体がこちらに戻ってこないかな、そうすればもっとよく⾒えるのに!“ すると突然、その宇宙機が⽅向転換をし、その⽬撃者の真上に⾶来する。このような双⽅向的意思交換の確度の⾼さが⽰唆するものは、これらの宇宙機およびその搭乗者たちが、⾃⾝の思考と他の⽣命体のそれとを実際に接続する⼯学技術を持っているだろうということである。
TAC(⼯学技術の⼒を借りた意識)はまた、地球外⽣命体により、遠隔移動、念動⼒、遠隔視、およびさらに⾼度な意識状態の中で利⽤されている可能性もある。
⼀旦、⼼と物質の間および⼼と時空の間の結びつきが明確に理解されるや、その応⽤の可能性はほとんど無限であり、想像もつかない。
この宇宙観の混乱という議論の中で、進歩した地球外⼯学技術がなぜ重要なのか、その理由は今や明⽩であるはずだ。地球外⽂明のきわめて進歩した⼯学技術は、別のいわゆる超常現象に類似しているか、または同⼀に⾒えるということである。これらの違いを認識するためには、洞察、知識、忍耐、そして何よりも経験が必要である。
例えば、ʻ典型的な宇宙⼈による誘拐経験ʼを持ち、逆⾏催眠を受ける⼈々は、潜在意識の記憶を詳細に語る。それは、宇宙⼈による誘拐の記憶とされるものを引き出そうとする、強い偏⾒を持った催眠術師をとりわけ喜ばす。つまり - それは現実か、それともメモレックスか?
⼈間の⼼を扱うときには、⼤いに注意しなければならない。そうしないと我々は、⾮⽣物学的な知的⽣命体、⼈類、地球外⽣命体など、重なり合う明瞭な諸領域を含む、新しい宇宙観のその側⾯を混乱させることになる。
覚醒時、夢の中、または瞑想状態で、ほとんどホログラムとなった精霊またはアストラル体存在者を⾒た⼈間に対して、あるUFO研究家が、それは地球外⽣命体の訪問を受けていたのだと間違った判断をしてしまうことがある。しかし待って欲しい。上にその概要を述べたより包括的な宇宙観は、我々に次のように考える余地を与える:それは指導霊か、天使か、別の現存する⼈間がベッドルームにそのアストラル体を投影したのか、死去した親類か、⼊眠時幻覚か、「それとも」地球外⽣命体が⼯学技術的もしくは精神的に、部屋にその姿を投影したのか。
重要な点はこれである:もし多様な可能性について知りもせず受け⼊れもしなければ、その現象を間違って解釈する可能性はきわめて⾼い。同様に、多くの⼈々は無数の超常現象を経験するが、それらはただ⼀つの現象と⾒なされることになる。その結果は、リンゴ、オレンジ、星くずの混合物である。真に包括的な宇宙観を導⼊し理解することは、我々がこの混乱を回避するための⼤きな助けになるだろう。しかしそれでも、⼀つの現象が別の現象を装う、深い重なりの諸領域があるために、明確な識別が可能になるまでには、多⼤な注意⼒と、熟慮を伴った経験の繰り返しが必要になる。そうでなければ、我々はいかにして、精神的存在者と地球外⼯学技術による進歩した⼼/物質の相互作⽤を区別することになるのか?さらに⾔えば、⼈間の⼯学技術および体験からそれを区別するのか?
そのことは、宇宙観の混乱をもたらす第三の原因へと我々を向かわせる:地球外⽣命体の問題について社会を混乱させ、欺き、惑わすことを意図した、⼈間による闇の諸計画。次のことを覚えておかなければならない。すなわち、地球外⼯学技術を逆⾏分析(back-engineer)する闇の⼈間による企ては、45年以上も続いており、かなりの進歩を遂げているということである。加えて、軍および情報諸機関の内部にいるある種の闇の下部組織が、きわめて侵略的、特定的、実戦的な⼼理電⼦技術に取り組んできている。これらの⼯学技術は、ほとんどの⼈々が想像し得る以上にはるかに進んでいる。
偽情報⼯作を⽬的とした、意図的に地球外⼯学技術を装う能⼒が実際に存在するのである。我々は、信⽤できる軍関係者から、“⾮致死性防衛(non-lethal defense)”および関連分野について説明を受けたことがある。彼らは、実戦に使える⼼理電⼦技術がすでに存在していることを我々に確証した。それは個⼈またはグループを標的にし、遠くから⽬標を操作して、彼らが彼らだけの神(God)と直接会話をするように仕向けることが可能である。その結果、彼らはそれが現実だと信じ、嘘発⾒器のテストを通過する。
結論
これは警鐘である。すべての特異な経験を額⾯どおりに解釈する単純なアプローチは、⾮科学的であるだけでなく、⾮常に危険である。UFO/ETに関連しているように思える個⼈的および集団的経験を誘発することのできる⼯学技術が、確実に存在する。しかし実際には、それはまさしく⼈間によるものである。過去に⾏なわれたプルトニウム⼈体実験や⼀般市⺠に向けた細菌戦実験と同様に、これらのʻ実験ʼは、この30ないし40年間に開発され完成されてきた、現実の、闇の資⾦による活動である。きわめて迫真的なʻ誘拐ʼ事件を誘発することのできる、完全に⼈間の⼿になる電⼦技術および移植(インプラント)技術が存在している。軍事施設周辺で誘拐経験が多発すること、マークのない、⿊い、電⼦装置満載のヘリコプターが、いわゆる誘拐被害者たちの住居近くで⾒られることは、偶然ではない。
⼤衆を惑わし、欺き、そしてなによりも地球外⽣命体の主題について偽情報を与えることを意図したこれらの特殊プロジェクトにより、⼀般市⺠は誤り導かれ、⺠間UFO団体は完全な被害者になってきた。地球外⽣命体の存在に貼り付けられた“Body Snatchers(⼈体乗っ取り)”の観念は、“...我々が⼀丸となって対抗し闘わなければならないエイリアンの脅威”が存在することを⼤衆に納得させるための、⼿の込んだ計画により押し付けられている。
騙されてはいけない。地球上の⽣命と、新興しつつある我々の地球外⽂明との関係は、この現実に我々の⽬が開かれているかどうかにかかっている。
宇宙観の混乱と闇の⼈間による活動の関連性を、過⼩評価してはならない。地球外⽣命体の主題に関する⼈類の認識は、偽物の⾦の⼭に本当の⾦を隠しておきたい輩によって、巧みに操作され、ハープを奏でるように弄ばれてきた。地球外⽣命体に起因するように⾒え、感じられ、思われる出来事は、実際には他ならぬ⼈間に起因する偽装の⼀部であるかもしれない。だから、もし我々が、少なくとも我々の宇宙観のリストにある闇の偽情報計画の役割を考えることをしないならば、これらの出来事の多くを⾒誤り、誤解することになってしまうだろう。
宇宙観の混乱を増⻑させる⼈間側の原因は、闇の活動に限定されたものではない。誤解、幻覚、妄想、なりたがり、虚偽記憶症候群、でっち上げ、科学の傲慢さ、⼀般的な⼈間の利⼰主義といった、⼀連の通常要因がある。これらのすべてが、緊急に治療を必要とする宇宙観の集団的消化不良の原因になっている。そして、事実を認識することは、治療への第⼀歩である。
地球外⽂明。⼈類。⾮⽣物学的⽣命体。宇宙は複雑で、多様で、魅惑的な場所である。それとも「⾮-場所(Non-Place)」(*マルク・オジェ)だというのか?最終的には、教育、そして何よりも経験が、この旅における我々の導き⼿となるだろう。それというのも、もし我々がこの広⼤な⼤海に船出しようとするならば、我々には⽅向舵、コンパス、そして最初は海岸線に沿った少しばかりの旅が必要だからである。
我々は共に合流し、知識と経験を持ち寄らなければならない。そして勇気と強い意志を持って、先ずは海岸線に沿って船出しなければならない。それから海岸線を離れていき、次には精神世界と宇宙空間の、広⼤で無限の⼤海へと向かわなければならない。我々がいるところは、時の終わりでも歴史の終わりでもなく、むしろ無限の可能性への出発点だからである。そこには、⼈類が共に夢⾒るすべてが実現する世界がある。
(訳:廣瀬 保雄)
1 はじめに
2 新しい宇宙観の中心原理
3 知的生命体の分類