Rush - Xanadu
偉大なるブカナダのプログレハードトリオ、ラッシュ。
彼らは世界的に人気バンドでありながら、
日本ではブレイクするのが遅かったというか、タイミングを逸したという感じの売れ方をした。
この曲が収録されている6作目「A FAREWELL TO KINGS」が発表された1977年当時、日本のロックジャーナリズムはこのバンドをほとんど取り上げなかったのである。
したがって、セールス的には振るわなかったはずである。
私は、4枚目の作品、「2112」が好きであったので、ラッシュの動向については1970年代当時から結構注目していたのだが、なぜか、この作品は注目を浴びなかった。
当時、カンサスやボストンなどが出てきて、アメリカンプログレハードが注目を集めていたのにもかかわらずである。
ちょっとメロディが日本人が好むタイプのものではなかったからかもしれない。
結局彼らが日本でブレイクするのは、1980年の「パーマネントウエイブ」になる。
けっこう聴きやすくなっていたからかもしれないが・・・
それにしても、この「ザナドゥ」がもつ独特の雰囲気はいい。
映像が目の前に広がりそうな感じだ。