ミュウのCLASSIC ROCK LOVE

70年代、80年代のロックとその周辺の音楽について気の向くままつぶやきます♪最近のロックも取り上げます。

合掌。ジンジャー・ベイカー逝去・・・こんな名曲があったんだ!The Baker Gurvitz Army ‎– Inside of Me ( 1974, UK )

2019-11-23 16:59:26 | ブルースロック

The Baker Gurvitz Army ‎– Inside of Me ( 1974, UK )

 

ジンジャー・ベイカー、2019年10月6日死去。つい最近でした。享年80才。ご冥福をお祈りいたします。

というとクラプトンもいつまでも元気って言うわけではありませんね・・・。

さて、このバンドです。元GUN、THREE MAN ARMYのガーヴィッツ兄弟が元CREAM、BLIND FAITHのドラマー、ジンジャー・ベイカーを加えて結成されたバンドです。この曲は1974年リリースのデビュー作に収録されています。

私は、ロックを聴き始めた頃で、当時「ミュージックライフ」誌を隅から隅まで読んでいたおかげで、このバンドを知っています。

でも、聴く機会はなかったですね。ラジオで、このバンドの曲なんて流れませんでした。

レコードを買うという選択肢もございません。中学生のお小遣いで買えるレコードの枚数なんて限られてます。

自由になるお金があれば、ビッグネームのバンドのレコードを買うに決まっていますので、あのジンジャー・ベイカーのバンドであっても、「ふーん、新しいバンドをつくったんだなあ。」なんてチェックする程度です。ネットがない時代、欧米のロックの情報取得は雑誌とラジオ、そしてレコード購入の3つしか方法がありませんでした。当時は当たり前のことですが、今の若者には「うそ?」と思われそう。あ、当時のテレビは洋楽の情報はほとんど流しません。今もそうだけど。

時は流れ、45年経過して、ふと検索すると、いろいろな曲が聴けてしまうんですから、すごい世の中です。リアルタイム世代よりも、追っかけというか、自分が生まれる前の音楽を研究する若者のほうが知識が豊富という逆転現象が生じるわけですね。

さてさて、このバンドのネットでの紹介をみると「ハード・ロック」という言葉で片付けられてしまいますが、その言葉で表すのは無理なような・・・。

クリームとか、ブラインド・フェイスのような、ロック草創期の混沌としたロックであり、ブルースをややハードにプレイするスタイルであると表現した方が的確のような気もします。

それで、この曲ですが、実にかっこいい。イメージとしたは、ウイッシュボーン・アッシュのように、シンプルなのに音を紡ぐような丁寧さを感じるアレンジがクセになる曲です。名曲かな?ジンジャー・ベイカーはやっぱりすごく主張していて、ドラムだけ聴くと、クリームのようです。

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ロックを勉強しよう!B.B. King - The Thrill Is Gone ( 1969 ) HD

2019-02-23 06:26:25 | ブルースロック

B.B. King - The Thrill Is Gone ( 1969 ) HD

70年代の初め、当時のロックギタリストにインタビューすると、尊敬するギタリストとして、必ず出てくるのがこの人!

BBキング!

エレキギターによるブルースの表現がエモーショナルである人だったようだ。

ビブラートやチョーキングに特徴があると言われている。

この曲は、ちょっと都会的な洗練された雰囲気がいい。

ロック・ギターの原点として、エリック・クラプトンらの初期のロックギタリストに影響を与えた人として、押さえておきたいミュージシャンだと思う。

 

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ロックを勉強しよう!レスポールとは?HOW HIGH THE MOON LES PAUL MARY FORD 1951

2019-02-16 13:07:30 | ブルースロック

HOW HIGH THE MOON LES PAUL MARY FORD 1951

レスポールの名前を聴くと、バンドやってる人ならわかりますね。

ギターのモデルの名前です。

ギブソン・レスポールは多くのギタリストに愛されたエレキギター。フェンダー社のストラトキャスターと人気を2分した大人気モデル。

個人的には、あのジミー・ペイジが弾いてる姿がかっこよかったな。

で、このレスポールの名付け親ともいえるのが、ミュージシャンであり、発明家でもあったレスポールさんです。

本名はLester William Polsfussです。芸名は短縮形だったんですね。元広島で、今ドジャースにいるマエケンみたいなものです。

グローブにマエケンモデルとか作ったら、似た感じですね。

彼はロックの前の時代から活躍してました。なんとこの映像は1951年です。うわー、かなり昔の人ですね。

正確にいえば、彼はロックギタリストではありません。ジャズ&ポップスの人です。

でも、多くのロックギタリストにリスペクトされました。やはり、元祖エレキギタリストと言ってもいい人ですから。

彼は2009年94才まで生きてました。長命のミュージシャンです。

エリック・クラプトンをはじめ、多くのスーパーギタリストが彼と共演しているようです。

ロック・ファンなら、彼を知ることがロックの起源を学ぶことにつながると思います。

ちょっとジャズフィーリングあるギタープレイがかっこいいですね。1951年にこのプレイ!

時代を考えると、当時は革新的だったんだろうなって思います。

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悲劇の天才ギタリスト!Stevie Ray Vaughan - Scuttle Buttin'

2019-02-10 15:23:14 | ブルースロック

Stevie Ray Vaughan - Scuttle Buttin'

享年35才。天才ブルースギタリストはアッと言う間に逝ってしまった。

先日とりあげたジェフ・ヒーリーとも共演している彼は何とジェフよりも早く天に召された。ヘリコプターの墜落事故という信じられない事件で。

それにしても、アメリカでは航空機関係で死に至るミュージシャンが多い。

前回とりあげたレーナードスキナードの3人、ランディ・ローズ、ジョン・デンバーなどなど。

日本だと坂本九くらいか?

アメリカでは飛行機の利用がかなり当たり前なので、車の事故と同じくらい頻発している印象がある。

それにしても、同郷のジョニー・ウインターにも通じるドライブする激しいブルースギターは大迫力だ。

ジミ・ヘン、デュアン・オールマン、トミー・ボーリン、ランディ・ローズ、ポール・コゾフ・・・そして、スティービー・レイ・ボーン。

なぜ、天才ギタリストは早く逝ってしまうのだろうか?

でも、作品は残る。

長生きした凡人は彼らの遺産を大いに楽しもうじゃないか。

そして、その功績を後世に伝えていこう。

 

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ブルース・ギターが好きなら、盲目のスーパー・ギタリスト、Jeff Healeyを聴け! - 'See The Light' - Night Music 1988

2019-02-09 15:35:23 | ブルースロック

Jeff Healey - 'See The Light' - Night Music 1988

惜しくも、2008年3月に帰らぬ人となった、カナダの盲目のギタリスト、ジェフ・ヒーリー。もうすぐ命日がやってくる。1才で失明したという彼の驚くべきギターの腕前は神の技としかいいようがない。子供の時からガンで、そのために失明し、結局ガンで41才でその人生を終えた彼はそのすばらしい作品の数々で短い人生を見事に生き抜いた。感動のギタリストだ。

タイプとしては、ジョニー・ウインターやクラプトンを思わせるようなところがあるが、目が見えない彼は、ギターを横にしてまるでスティールギターを弾いているように変則的な形でギターを弾きまくる。全く独自の奏法だ。映像を観ないとわからない。

実は、私はこの素晴らしいミュージシャンを知らなかったのだが、よく行くロック・バーで、DVDを見てファンになってしまった。ちょっとすごすぎる。歌もうまくて、容姿も優れている。目が見えないなんて信じられない。

この人のギターの特徴は全然フレーズに間がないことだ。ギター・ソロを弾き始めると途切れなく次々とワイルドな必殺なギターフレーズが飛び出してくるのだ。

まさに息つく間もないほどのすさまじいギタープレイ。ブルース好きならたまらない音の連続。そして、音が太く、パンチがあるのも快感だ。

うーん、洋楽にはいろいろな宝物が眠っているものである。好きなミュージシャンが増えた。

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